大方の予測どおり、WiMaxは固定無線ブロードバンド(FWB)市場に革命をもたらし、特に固定キャリアのソリューションとなるだろうとピラミッドリサーチ社の調査レポート「WiMAXのポジショニング: いかにDSL、ケーブル、Wi-Fi、3Gに立ち向かうか」は報告している。同レポートによれば、多くの固定オペレータとISPがWiMaxを導入して、バックホールと高速インターネットアクセスを提供するようになるだろうと業界関係者は見ている。また、今後WiMaxがモバイルソリューションになるだろうと考えている。
WiMaxとセルラーの統合は、次世代のWiMaxである802.16eが2007年に市場に出回るまで待たなければならない。最初に802.16eを提供するのは802.16dネットワークを持つ固定キャリアである。調査レポートの著者Ozgur Aytar氏は、この導入パターンは「固定プロバイダが移動サービスを提供してモバイルデータの市場シェアを争うチャンスとなる」と述べている。
ピラミッドリサーチ社の予測によれば、WiMaxの全加入者数は2009年までに1090万に達する。大半が802.16dネットワークを利用するが、802.16e加入者は2009-2012年の間に年平均成長率64%で成長するだろう。初期のWiMax加入者は、現在のFWBネットワークを解約するだろう。ネットワーク導入のコストと加入者の導入が予想より早く低下すれば、より早い成長が予測される。特に途上国のオペレータおよび地方市場には、バックホールやブロードバンドアクセスにWiMaxを利用する大きなビジネスチャンスがある。
Aytar氏は最後にこう述べている。「次世代のWiMaxは我々の期待に応えるが、HSDPAなどの競合技術が出現すれば時勢はWiMaxに逆行する。ベンダは規格に合ったソリューションを適時に市場に投入する必要がある。」
調査レポート「WiMAXのポジショニング:いかにDSL、ケーブル、Wi-Fi、3Gに立ち向かうか」について
このレポートは、現在と将来の他の競合ブロードバンド技術におけるWiMaxの展望を考察している。またWiMax加入者の予測、400人以上の業界関係者に行った調査結果と分析を掲載している。
◆調査レポート
WiMAXのポジショニング:いかにDSL、ケーブル、Wi-Fi、3Gに立ち向かうか
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