ILOG JRulesが権威あるACORD XML for Life標準に準拠と認定

アイログ株式会社

2005-10-31 13:00

ソフトウェア・コンポーネントの世界的なリーディング・プロバイダであるアイログ社(NASDAQ:ILOG; Euronext; ILO, ISIN:FR0004042364) は本日、同社のBRMS* (ビジネス・ルール**管理システム) 製品群の主要製品であるILOG JRules(TM)が、Association for Cooperative Operations Research and Development(以下 ACORD )より「XML for Life」標準の準拠を認定されたと発表しました。ACORDは権威ある認定で、ILOG JRulesがACORDのXMLベースのメッセージをすべてサポートすることを保証したものです。さらに同認定は、保険会社とそのパートナーに対してBRMSソリューションが完全に統合できることを認めるもので、これによりコスト節減と、開発や保守の生産性が向上されます。
*BRMS(Business Rule Management Systems ビジネス・ルール管理システム):ルール設定・変更・操作、管理を包括的に提供することにより、企業の業務プロセスを効率化するシステム
**ビジネス・ルールとは、システム内のIF~THEN構文【もし~ならば、~をする】のことで、企業のビジネス・ポリシーのチェック項目です。例えば「もし40%以上のディスカウントが必要ならば、営業部長決裁とする」など。

ACORDは、保険業界および関連する金融サービス産業における標準の作成と利用を支援する、非営利の保険業界団体です。アイログのACORD認定は、2004年にACORD XML for Property and Casualty (P&C)標準への準拠を認定されて以来今回が2度目となります。保険業界ではBRMSのビジネス上の価値を高く認めており、ILOG JRulesがACORDに認定されたことは、ACORDのアソシエート・メンバーとして、アイログが保険業界に対して継続的に取り組んできたことを示しています。アイログは、2001年にIT業界として初めて、XMLを核とするビジネス・ルール・ソフトウェアの提供を開始しました。このソフトウェアは、ビジネス・プロセス内部および異なるアプリケーション間でXML形式のデータでルールをやりとりする機能を提供しました。保険会社は、その種類と規模を問わず、ILOG JRulesを利用することでパススルー率の改善、査定業務および支払いの漏れの低減、リスクと価格の正確な関係付けが可能になります。これにより、新しいビジネス・ポリシー*、製品、サービスをいち早く市場に展開できるようになり、確実な投資効果を得ることができます。ILOG JRulesはまた、企業が直面するさまざまな規制の遵守に対しても、その監視能力を高めることができます。
*ビジネス・ポリシーとは、課金処理など担当する業務の一連のプロセスにおける、定義や制約、規制のことで、ビジネス上のきまりを指します。業務プロセスは、ビジネス・ポリシーの集合体。

ACORDは、XML言語の一般的なデータ・タイプとトランザクション・タイプをサポートしています。これらは、保険会社間のデータ交換を容易にするとともにシステム間の相互運用性を高め、システム統合のコストを大幅に削減します。金融機関向けのビジネス戦略およびテクノロジー戦略の開発をサポートするコンサルティング会社である米Celent社のレポートによれば、保険会社ではACORDのXML標準を利用することで20パーセントから30パーセント台の統合効率化が期待できる、もしくはすでに実現されています。ACORDのXML標準に従い通信やワークフローの効率化、業界全体のコスト削減、または保険会社の取引パートナー獲得機会拡大に貢献した企業に対して、ACORDは認証を行っています。ACORD標準は、生命保険会社において採用が増えています。今回ILOG JRulesが認定を受けたことで、アイログと提携する保険会社は、自信を持ってBRMSプラットフォームを採用することができます。

ACORDのXML標準は、W3C (World Wide Web Consortium) のXML仕様に基づいて作成されています。アイログは、W3Cと密接に連携して各種の標準と同様にXMLの開発や普及活動を行っています。またアイログは、SVG (scalable vector graphics) 標準仕様の策定推進にも貢献しました。SVGは2Dのリッチなグラフィックやグラフィック・アプリケーションを記述する言語で、XMLで表現されます。さらに今年アイログは、W3Cとして支持すべきビジネス・ルール標準言語フレームワークの作成を中心課題として、W3Cで最初のビジネス・ルールに関するワークショップを主催しました。またアイログは、パテント・ポリシー・ワーキング・グループの一員として、ヨーロッパ共同体による特許関連の活動に対応して、W3Cの位置付けに関する草案作成にも参加しました。

ビジネス・サイクルの短期化やソフトウェア・アーキテクチャの老朽化問題に伴い、変化に迅速に対応できなくなっていることから、BRMS は世界規模の保険会社のITプロジェクトにおいて今日欠かせないものとなっています。BRMSでは、エンタープライズ向けアプリケーションから業務ロジックを抽出することで、保険数理士や業務アナリストといった業務担当者がビジネス・ポリシーの変更や保守管理ができるようになり、ビジネスの速度ならびに柔軟性が向上されました。

アイログは、製品改革に対する企業姿勢を貫くことによりILOG JRulesを、業界をリードするビジネス・ルール・ソフトウェアとして確立しました。アイログは、市場調査会社米ガートナー社よりビジネス・ルール・エンジン分野のマジック・クアドラント*において、リーダー・クアドラントに位置付けられています。また、ITリサーチ会社IDCによりBRMS市場のリーダーとして2回その名前が挙げられました。ILOG JRulesは、CitiStreet、VSP、eBay、Zurich、MetLife、Sabreなど世界各国の優良企業2000社および政府機関に採用されています。
*「マジック・クアドラント」は、特定の時点や期間における市場の動向をグラフ表示したものです。ガートナー社が定める基準に従って、特定のベンダをその市場について中立な立場で評価しています。

以上

アイログ社(ILOG(R))について
アイログ社は、お客様がより迅速な意思決定を行い、変更および複雑度を管理するためのソフトウェアおよびサービスを提供しています。全世界で2,500社を超える企業や 465 社を超えるソフトウェア・ベンダが、市場をリードするアイログのBRMS(ビジネス・ルール管理システム)、最適化、視覚化の各コンポーネントの活用により飛躍的な投資効率を達成し、市場を席巻する製品やサービスを立ち上げ、また、その競争力を強めています。アイログはBRMSの市場リーダーです。アイログは1987年に設立され、全世界に650人以上の社員がいます。アイログ株式会社はその日本法人です。詳細についてはwww.ilog.co.jpをご覧ください。

ILOGは ILOG 社の登録商標です。ILOG JRulesは ILOG 社の登録商標です。他の全ての社名および商品名はそれぞれを所有する各社の商標または登録商標です。
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