アイログ、ORACLE(R) BPEL Process Managerとの製品統合を発表

Oracle BPEL Process ManagerへILOG JRules(TM)を組込み、 BPMアプリケーション内でのビジネス・ルールの作成と編集を可能に

アイログ株式会社

2005-07-28 11:00

東京発 2005年7月28日 - ソフトウェア・コンポーネントの世界的なリーディング・プロバイダであるアイログ株式会社 (本社:東京都千代田区 代表取締役社長:ブンタラ・イング 以下アイログ)は本日、グローバル契約に基づきILOG JRules(TM)とOracle(R) BPEL Process Managerの製品を統合し日本でも販売を開始すると発表しました。ILOG JRulesはアイログのBRMS*(ビジネス・ルール管理システム)製品群の主要製品です。ILOG JRulesをOracle製品に統合することにより、IT担当者に頼らずに、業務担当者が自然言語を使って、オラクルのBPM(ビジネス・プロセス・マネジメント)アプリケーション内でポリシー(業務における数々の定義、制約および規制の記述)の作成と編集ができるようになります。2つの製品を組み合わせることにより、企業は、常に変化するビジネス環境や政府規制のみならず、競合からの圧力にも迅速に対応することができるようになります。特に金融、保険、政府機関、テレコム、小売、製造の業界において、大きな効果が出るものと期待されています。
*BRMS(Business Rule Management Systemsビジネス・ルール管理システム):ルール設定・変更・操作、管理を包括的に提供することにより、企業の業務プロセスを効率化するシステム

ILOG JRulesはOracle BPEL Process Manager上で「判断機能サービス」として機能し、ビジネス・ルールやルール・セットを、複数の業務プロセスから得られる再利用可能なサービスとして配信します。これにより、新しいアプリケーションの導入コストを最小限に抑えつつ、既存のリソースを利用して柔軟なSOA(サービス指向アーキテクチャ)を構築することが可能になります。Oracle BPEL Process ManagerとILOG JRulesを使用した判断機能サービスは、BPMソリューションの重要なコンポーネントです。2つのコンポーネントそれぞれが、システム統合のプロジェクトにかかるコストの削減や複雑さを緩和し、戦略的な価値を高めます。

BRMS: BPMとSOAに不可欠な要素
BRMS(ビジネス・ルール管理システム)とBPMS(ビジネス・プロセス管理システム)を組み合わせることで、ビジネス・プロセスに敏捷性を提供します。 BRMSをアプリケーションに導入すると、ビジネス・プロセスの各段階における制約および規制を定義するビジネス・ポリシーの管理機能をアプリケーションのその他の部分から切り離すことができます。その結果、BPMアプリケーションでポリシー変更を実施する際、従来のようなソフトウェア・コーディングの必要がなくなります。またこの手法により、BRMSを基盤とする判断機能サービスを通じて、ポリシーの管理をSOAの一部として実行できるようになります。この結果、絶えず変化を続けるビジネス環境に応じて継続的にプロセスを変更するソリューションが実現できます。また、業務担当者の手でアプリケーションの保守ができるため、ITの保守コストも削減できます。アイログは、BRMS市場のリーダーであり、またアイログは、BRMS市場のリーダーであり、またBRMSとBPMベンダの製品との統合におけるリーダーでもあります。技術統合を行っている主要企業にはグローバルレベルでBEA、EMC-Documentum、FileNet、富士通、IBM、Oracle、Vitriaなどが挙げられます。

Oracle BPEL Process Managerは、複数の部門とアプリケーションにまたがって運用されるビジネス・プロセスを連携させる機能を備え、異種のパッケージ・アプリケーションやレガシー・システムで使用されているプロセスやポリシーを連結してひとつのプラットフォームに集約します。OracleがめざすBPMの最終形は、ビジネス・プロセスの定義、調整、実施をIT担当者ではなく、業務担当者に任せることにあります。つまり、アプリケーション、部門、取引先、従業員の間を結ぶ業務フローを業務担当者が視覚的に定義できる環境です。ILOG JRulesは、ビジネス・プロセスをつかさどるビジネス・ポリシーに、業務担当者がアクセスできるようにすることによって、こういった環境を実現する機能を拡張しています。

ILOG JRules(TM)の市場での位置付けについて
アイログは、製品改革に対する企業姿勢を貫くことによりILOG JRulesを、業界をリードするビジネス・ルール・ソフトウェアとして確立しました。またアイログは、市場調査会社米IDC社よりBRMS市場のリーダーとして挙げられているほか、米ガートナー社からはビジネス・ルール・エンジン分野のマジック・クアドラント*において、リーダー・クアドラントに位置付けられています。ILOG JRulesはCitiStreet、eBay、Zurich、MetLife、Sabreなど世界各国の優良企業2000社および政府機関に採用されています。
*「マジック・クアドラント」は、特定の時点や期間における市場の動向をグラフ表示したものです。ガートナー社が定める基準に従って、特定のベンダをその市場について中立な立場で評価しています。

アイログは、Oracle PartnerNetworkのメンバーです。

以上

アイログ社(ILOG(R))について
アイログ社は、お客様がより迅速な意思決定を行い、変更および複雑度を管理するためのソフトウェアおよびサービスを提供しています。全世界で2,000社を超える企業や 400 社を超えるソフトウェア・ベンダが、市場をリードするアイログのBRMS(ビジネス・ルール管理システム)、最適化、視覚化の各コンポーネントの活用により飛躍的な投資効率を達成し、市場を席巻する製品やサービスを立ち上げ、また、その競争力を強めています。アイログはBRMSの市場リーダーです。アイログは1987年に設立され、全世界に600人以上の社員がいます。アイログ株式会社はその日本法人です。詳細についてはwww.ilog.co.jpをご覧ください。

ILOGは ILOG 社の登録商標です。ILOG JRulesは ILOG 社の登録商標です。他の全ての社名および商品名はそれぞれを所有する各社の商標または登録商標です。
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]