日本シーベル、ASP型CRM市場への包括的な進出戦略を発表

~ 業種別ソリューション、営業の効率化支援、マーケティング、サービスおよび拡張分析機能を備えた日本市場向けSiebel CRM OnDemand ~

日本シーベル株式会社

2005-05-19 11:00

ビジネス・アプリケーション・プロバイダのリーディング・カンパニーである日本シーベル株式会社(本社:東京都渋谷区)は本日、Siebel User Day 2005 Tokyoにおいて、同社の新しいSiebel CRM OnDemandビジネスを日本市場で展開するための包括的な戦略を発表しました。
Siebel CRM OnDemandは、導入現場でのハードウェアやソフトウェアの追加購入、メンテナンス、アップグレード、または保守費用の追加無く使用できる、ASP型のCRMソリューションを提供します。Siebel CRM OnDemandは、パワフルなリアルタイム分析および時系列分析、高度なコンタクトセンター機能、および幅広い業種別ソリューションなどのユニークな機能を提供します。本製品は、本年度中のリリースが予定されています。

Siebel CRM OnDemandは、ASPのサービスとして全く独立にご利用頂けるほか、Siebel Systemsが提供している従来型のCRM製品とデータ連携をさせるハイブリッド型の導入を可能にしている唯一の製品です。ハイブリッド型では、従来の自社内のサーバに導入するタイプのSiebel Enterprise CRMアプリケーションのユーザとASPサービスとして利用するSiebel CRM OnDemandのユーザの間でのデータ連携によって、同じ顧客情報にアクセスし、情報の共有化を図ることができるようになります。このようなソリューションにより、企業は、新規案件情報や顧客情報を、グループ企業などを含む拡張的なビジネス環境の中で、スムーズに共有、交換しあうことができるようになり、統合的な売上予測やサービス依頼を協力会社などを含めて、素早くトラッキングできるようになります。

Siebel Systemsのアジア太平洋/日本地域におけるOnDemand /SMB担当バイスプレジデントであるMaruf Majedは、「私たちは、Siebelの実績あるテクノロジープラットフォームをベースとした、業界で唯一の完全なASP型ソリューションを開発しました。ソリューションは完全なカスタマイズ機能を備えていますが、当社ではユニークなアプローチを採用しており、カスタマイズの85%を出荷前に済ませ、お客様が求めるベストプラクティスを最初からSiebel CRM OnDemandに統合しています。今回の発表は、あらゆる規模の多種多様のお客様にCRMを提供する「お客様重視のCRMソリューション」実現のための重要なマイルストーンであり、ASP型、自社内導入型、またはこれらの複合的な組み合わせ型(ハイブリッド型)ソリューションを日本市場向けに提供いたします。」と述べています。

また、日本シーベル株式会社の代表取締役社長である根塚眞太郎は、次のように言葉を続けます。「最も信頼されるフロントオフィス・ソリューションのプロバイダとして、当社の専門知識を拡張し、中堅・中小企業の皆様が営業、マーケティング、およびサービスで成功するためのお手伝いをするという、大きな機会に恵まれています。この市場への進出は、日本シーベルが次の段階へと成長するための重要な要素となります。本日の発表によって日本シーベルは、10年以上に渡る市場でのリーダシップに基づいた、業界で最も完成された戦略を打ち立てたことになります。この戦略は、中堅・中小企業から大企業にわたる総てのお客様が、SiebelのCRMソリューションによって営業およびサービス実効レベルを強化し、カスタマー・リレーションシップを改善し、収益を増大させることを目的としています。」

IBM Global Servicesアジア太平洋地域におけるe-Businessホスティング・サービス担当、ゼネラルマネージャであるCynthia Crose氏は、次のように述べています。「当社では、あらゆる規模のお客様がオンデマンド・ビジネスを立ち上げるためのソリューションを導入しやすいように、さまざまな障壁を取り除くことに尽力しています。Siebel CRM OnDemandにより、お客様は導入後すぐ、カスタマー・リレーションシップをより効率的に管理することができます。CRM市場におけるSiebel Systemsのリーダシップと、IBMのインターネットを介したビジネスプロセスの提供実績は、非常に強力な組み合わせとなります。」

■Siebel Systemsの業界に関する幅広い専門知識を活用した新しいソリューションSiebel Systemsの各業種に関する幅広い知識と経験を活用したSiebel CRM OnDemand?Industry Editionは、あらゆる企業が、業種別に固有の営業、サービス、およびマーケティングの分野におけるそれぞれの課題に対して対応できるように提供されるものです。現時点では、金融、ハイテク、ライフ・サイエンスおよび自動車のそれぞれの業種に合わせたバージョンが用意されています。

・ Siebel CRM OnDemand Financial Services Edition:このソリューションでは、投資利回りの向上や運用資産の増大を最大の関心事とするファイナンシャル・アドバイザーなど向けに用意された財産管理機能を備え、個人や法人向けの信託管理、統合口座管理、およびポートフォリオ管理など、重要なビジネスプロセス支援機能を提供します。

・ Siebel CRM OnDemand High Tech Edition: このソリューションは、ハイテク企業が行う直販営業の組織と代理店販売網との間の連携を強化します。このソリューションでは、代理店各社とのマーケティング活動に関する支援資金の管理を行い、営業プロセス標準化のために行う営業アプローチの指導教育を管理し、直販営業の生産性向上を目的としたチーム単位の営業活動支援機能を提供します。

・ Siebel CRM OnDemand Life Sciences Edition:このソリューションは、医療機器および装置のメーカーがカスタマー・リレーションシップの価値を最大限に引き出し、優れた業績を達成させることを目指す、メディカル・ソリューションを含みます。このソリューションでは、病院および医師との複雑な関係や、医療教育イベントの追跡および管理などの機能を提供します。

・ Siebel CRM OnDemand Automotive Edition?このソリューションは、自動車メーカーが先進有力企業と同等の高度なCRM機能を、販売代理店およびサービス協力会社などのビジネスのエコシステム全体に拡張できるように開発されたものです。このソリューションは、より効果的で、パーソナライズされたサービス提供のために、顧客の所有車両のプロファイルを共有化させ、一方でコールセンターなどの機能の導入を容易にさせ、ビジネスの迅速な立ち上げと運営を可能にさせ、協力会社同士のネットワーク全体にわたるでマルチチャネルの販売力とサービス能力を強化させます。

■ビジネスの実績
第1四半期の業績発表と2005年4月5日付けのカンファレンス・コールで発表されたように、Siebel Systemsは、2005年3月31日締めの四半期の時点で、年間のSiebel CRM OnDemand契約件数において245%の年次成長率と、四半期ごとの加入者獲得数において18%の四半期成長率を達成しています。この数字に基づいて計算すると、Siebel CRMOnDemandの加入者は全世界で3万3千人以上にも達しています。

用語解説

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■Siebel CRM OnDemandについて
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Siebel CRM OnDemandは、インターネットを介して提供されるASP型CRM製品であり、ユーザ一人あたりの月額固定料金で利用できます。Siebel CRM OnDemandは、新たなIT投資を必要とせずに、迅速に、容易に、そして手ごろな価格で導入することができます。IBMによってホスティングされているSiebel CRM OnDemandは、営業、マーケティング、およびサービス機能を完全にカバーし、カスタマ解析機能、仮想コールセンター技術、そしてベストプラクティスを統合しているうえ、ワールドクラスのホスティングサービスとサポートを提供します。詳細は、www.crmondemand.co.jpをご覧ください。

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