ソフトバンクBB、シスコのIP次世代ネットワークを導入し、アドバンスド動画サービスの提供を全国規模に拡大

シスコシステムズ合同会社

2005-09-09 12:10

 インターネット向けネットワーキング機器ベンダーの最大手であるシスコシステムズ株式会社(代表取締役社長:黒澤 保樹、資本金:22億2千万円、住所:東京都港区赤坂2-14-27、以下「シスコ」)は、本日、ソフトバンクBB株式会社(代表取締役社長 CEO:孫 正義、資本金:1,480億円、住所:東京都港区東新橋1-9-1、以下「ソフトバンクBB」)が、ブロードバンドによる番組放送やビデオ オンデマンド(VOD)といったアドバンスドIP動画サービスの提供を全国規模に拡大するため、「Cisco Carrier Routing System (以下、「CiscoCRS-1」)」及び「Cisco Catalyst 6500 シリーズ」スイッチを中心とするシスコのIP次世代ネットワーク(IP NGN)の導入を拡大することを発表しました。全国規模での導入は、本年10月に完了する予定です。

 ソフトバンクBBは493万人以上(2005年7月現在)のユーザにADSLサービス「Yahoo! BB ADSL」を提供する、日本最大級のブロードバンド サービスプロバイダーです。「Yahoo! BB」ブランドのもと、ADSLや光ファイバーをアクセス回線とするインターネット接続やIP電話サービス、放送サービス、オンラインゲームといった各種サービスの提供を行っています。また、2001年には、放送サービス「BBTV」の基盤として、映像サービスに適したマルチキャスト技術を全国規模で導入し、日本国内におけるマルチキャスト技術の先駆者としてその地位を確立しました。現在、5, 000タイトルのVOD、36チャンネルの番組を提供しており、今後もさらなるコンテンツの拡充を予定しています。

 「顧客を中心に考えられたアドバンスドIP動画サービスの革新性によって、ソフトバンクBBは、日本だけでなく、全世界におけるサービスプロバイダー業界のリーダーとなっています。最近のユーザは、欲しいときに欲しいものを得られるのだとわかっているので、キャリアに対する要求も厳しくなっています。シスコでは、ソフトバンクBBのようなプロバイダーと密接に連携し、映像サービスの開発と提供といった面での発展に寄与できることをとても喜ばしく思っています」と、シスコの上級副社長 兼 ルーティング テクノロジー、サービスプロバイダー部門担当 ジェネラルマネージャ マイク・ボルピは述べています。

 アドバンスドIP動画サービスを提供するために、ソフトバンクBBでは「CiscoCRS-1」コアルーティングプラットフォームを配備しています。常時稼動、システム断無しで最大92テラビットまで処理能力をアップグレード可能な拡張性、柔軟なQoSサービスの提供を可能にする40Gbps ASIC、ノンブロッキングのマルチキャスト転送機能を兼ね備えた「Cisco CRS-1」コアルーティングプラットフォームは、現時点において、数千万のユーザにIP動画技術を活用したTV放送やビデオ オン デマンド(VOD)を提供するという、ソフトバンクBBの需要を満たすことのできる唯一のコア プラットフォームとなっています。

 また、同じネットワークには、「Cisco Catalyst 6500シリーズ 」スイッチおよび「Cisco Catalyst 3750」も配備されており、完全ハードウェア化による、アドバンスドIPマルチキャスト機能、比類なき拡張性、ユニキャスト/マルチキャスト プロトコルのきわめて迅速な融合を可能にし、これらの機能をすべて活用してアドバンスドIP動画サービスが提供されています。

 シスコでは、サービス プロバイダーがIP動画サービスを普及させる際に直面する主要な問題を解決できるようになるための(そして、ユーザエクスペリエンスを向上させ、効果的な方法で数百万のユーザにサービスを提供できるようにするための)取り組みを行っています。そして、Cisco IP NGNは、柔軟性や拡張性、セキュリティ、安定性をソフトバンクBBへ提供し、同社の展開するブロードバンドサービスの急成長を支えています。

 「日本では、先進のサービスに対する需要がかなりあり、現在も需要は急速に拡大しつつあります。当社の動画ネットワークも需要に合わせて拡張しなければなりませんし、我々自身が拡張性や高い可用性といったキャリアクラスに不可欠な機能を提供できるようにならなければなりません。シスコの献身的な協力を得て、我々は、この分野における当社のニーズが満たされており、今後ユーザ数がさらに増加していっても引き続きニーズに対応できるという確信を得ることができました」と、ソフトバンクBBの技術本部長、牧園啓市氏は述べています。


【ソフトバンクBB株式会社について】
 ソフトバンクBBは、2003年1月に、ビー・ビー・テクノロジー、ソフトバンクネットワークス、ソフトバンク・イーシーホールディングス、ソフトバンク・コマースの4社が合併して発足したソフトバンクグループ最大規模の事業会社です。「Yahoo! BB」を中核としたブロードバンドサービスにおけるシステム構築、技術開発、営業サポートを一貫して担います。ソフトバンクグループでは、通信インフラとその上で展開するポータルやコンテンツをトータルに提供するブロードバンドNo.1企業集団をめざし、人々がいつでも、どこでも、誰とでも気軽にコミュニケーションできる、より豊かで楽しい21世紀のライフスタイルを実現していきます。
 ソフトバンクBBの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
(リンク »)


【シスコシステムズ株式会社について】
 シスコシステムズ株式会社は、米国Cisco Systems Inc.(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコシステムズは、より安全で快適なインタネットネットワーキング環境の提供と、企業・団体・組織の生産性向上をお手伝いするために、基盤となるネットワークにインテリジェンスを組み込みネットワークの可能性を解放する、IIN(Intelligent Information Networks)を提唱していきます。シスコシステムズ株式会社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
(リンク »)


*Cisco、Cisco SystemsおよびCisco Systemsのロゴマークは、米国およびその他の地域における、 Cisco Systems Inc. 及び関係会社の登録商標です。その他、記載されている製品名、社名は各社の商標または登録商標です。
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