顧客の嗜好に合った商品をお薦めする店頭商品検索システム「e-リコメンデーション」を開発

~同じ嗜好を持つ顧客の検索履歴を利用して、お薦め商品を紹介~

NTTコムウェア株式会社

2006-06-26 00:00

NTTコムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:今井 郁次、以下 NTTコムウェア)は、店頭に設置したタッチパネル端末の操作履歴等から嗜好を分析する独自のSNS型マッチング技術(*1)を用いて、店頭で顧客の嗜好にあった商品検索や関連するお薦め商品を紹介する「e-リコメンデーションシステム」を開発しました。

【背景】
 現在、小売店の店頭スタッフは多様化する顧客ニーズに合わせて、商品選びのポイントとなる商品の詳細情報提供やコンサルティングが求められています。一般的には店頭スタッフの接客による商品紹介や説明を行っていますが、接客を好まない顧客や店頭スタッフが接客出来ないケースなど、店頭スタッフに代わる“顧客への商品選びのサポート”方法が重要な課題です。また、小売店間の販売競争も激化するなど、“顧客単価の向上”、“在庫不足による販売機会損失低減”への対策も重要なポイントとなっていました。

【「e-リコメンデーションシステム」の概要】
「e-リコメンデーションシステム」は、小売店などの店頭に設置したタッチパネル端末を顧客自身が操作し、好みの商品検索や商品の詳細情報・在庫状況等を参照できる店頭用の電子カタログです。顧客が直接操作することで、商品の検索状況から顧客の嗜好をリアルタイムに分析し、マッチング処理を行います。マッチング処理された商品は、お薦め順に検索結果を表示し、関連商品や類似商品も表示しますので、単なる商品検索ではなく、顧客に対して商品への新たな気付きを与えるシステムです。
 また、「e-リコメンデーションシステム」は、NTTコムウェアが提供する「RFIDミドルウェア」と連携し、ICタグによる在庫管理機能や顧客認証機能を装備しています。従来の商品ICタグによる商品在庫の表示に加え在庫検索対象の類似商品や関連商品のリコメンド表示を可能にするとともに、承諾を得た顧客個人の嗜好情報や過去の購買履歴などを店頭スタッフが接客時のコンサルティングに有効活用できる情報を収集します。

【メリット】
●商品選びのサポート
 店頭に設置されたタッチパネル端末により、顧客の希望にあった商品の検索や詳細情報を提供します。さらに、在庫管理機能によりリアルタイムに商品在庫数の把握が可能です。
●顧客の購買単価向上
 商品検索時に関連商品やお薦め商品を表示することで、商品への興味・購入意欲を高めます。
●販売機会損失の防止
 在庫がない商品に対する類似商品をお薦め表示することで、他の代替商品へ誘導し、販売機会の損失を防止します。

【今後の展開】
 今後、NTTコムウェアの「RFIDミドルウェア」とともに、広く小売業全般に向けて販売していく予定です。

【用語解説】
*1 SNS型マッチング技術:「人と人」や「人と物」の関係性を管理し、その間の強さを用いてマッチングを行う技術。「e-リコメンデーションシステム」では、「人と商品」や「商品間」の関係性から商品のマッチングを行うことに応用しています。

【お知らせ】
 2006年6月28日(水)から6月30日(金)までの3日間、東京ビッグサイトで開催される「RFIDソリューションEXPO」のNTTグループブースで「e-リコメンデーション」を出展します。

【e-リコメンデーションシステムの特徴】
●タッチパネルによる簡単な操作で好みの商品を検索し、商品詳細や在庫状況が確認できます。
●商品の検索状況から嗜好情報を分析し、検索結果とともに関連商品をリコメンドします。
●顧客の個人認証により操作履歴を蓄積可能です。
●顧客の操作履歴情報と、商品検索履歴情報の組み合わせにより、マクロのマーケティング分析から個人の嗜好分析までが可能です。
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