“光ディスク寿命推定試験法”が 国際標準化機構ISOにて承認!――CDs21ソリューションズ

― 光ディスクの寿命に、新たな国際基準 ―

CDs21 ソリュ−ションズ

2008-01-16 16:50

光ディスクの普及推進を行っているCDs21ソリューションズでは、“光ディスク寿命推定試験法”の策定を米国の光ストレージ推進団体OSTAと合同で行っていたが、この2008年1月13日、国際標準化機構ISO/国際電気標準会議IECにより正式に国際規格として承認され、規格番号は“ISO/IEC 10995”と決定した。
報道関係各位
プレスリリース
               
NEWS RELEASE
From CDs21 SOLUTIONS
2008.1.16
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CDs21ソリュ-ションズ/ OSTA

“光ディスク寿命推定試験法”が 国際標準化機構ISOにて承認!

― 光ディスクの寿命に、新たな国際基準 ―

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 光ディスクの普及推進を行っているCDs21ソリューションズ(会長:中島平太郎、事務局:東京都品川区)では、“光ディスク寿命推定試験法”の策定を米国の光ストレージ推進団体OSTA(Optical Storage Technology Association 米国カリフォルニア)と合同で行っていたが、この2008年1月13日、ISO(International Organization for Standardization : 国際標準化機構)/IEC(International Electro technical Commission :国際電気標準会議)により正式に国際規格として承認され、規格番号は“ISO/IEC 10995”と決定した。
 光ディスク(CD-R,DVD-R)は、文書保存やデジタルカメラなどの画像保存の手段であるため、その需要が全世界的に拡大している。しかし、品質が規格を満たさない上に寿命の短いメディア等が市場に数多く参入していることや、寿命に関する具体的な基準や正しい情報が無いことから、データ保存などに絶えず不安がつきまとっている。さらには、官公庁での公文書保存としての手段でもあるため、その信頼性については国内外でも懸念されていた。
 そこでこれらに対応するため同団体は、2005年からOSTAと合同で光ディスクの寿命に関する世界的な推定試験法の策定を進めていたが、昨年6月28日のEcma(Ecma International - European association for standardizing information and communication systems)総会において、同試験法がEcma規格として承認され、規格番号“ECMA379”として制定された。これに続き、この度ISO規格として制定された訳である。
 また同団体では、OSTAとの協業以前の2001年からこれらのテーマに取り組んでおり、特に光ディスクの各種の研究に実績を持つ大阪産業大学 入江満准教授との連携により、光ディスクの寿命に関する検証や研究を進めてきた。今後は試験を実施する認定機関・施設を国内に設置するための構想も同団体を中心に進められているが、今回のISO規格制定を受け、この認定機関・施設の設立についても一層加速され、ユーザーにおいては光ディスク購入の際、信頼性の高い製品を選ぶ目安となると同時に、業界においても国際的流通を保証する技術的裏付けとして重要な役割を担っていくことが期待される。

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■お問い合わせ
CDs21ソリューションズ 事務局
〒141-0001 東京都品川区北品川5-1-12
ソニー(株)御殿山テクノロジーセンター内
TEL & FAX : 03-5448-1550 担当:鳥山 
infocds21@cds21solutions.org

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■本リリース・資料に関するお問い合わせ
CDs21ソリューションズ PR事務局/株式会社ヴィジュアルベイ
〒107-0062 東京都港区南青山4-5-17千賀ビル 担当:能村
TEL:03-3423-1911 FAX:03-3423-3666

用語解説

1.【CDs21ソリューションズ】
任意団体「CDs21(シーディーズニジュウイチ)ソリューションズ」は、旧マルチメディアCDコンソシアムとオレンジフォーラムがコラボレーションしてできたCD関連業界間を複合横断的に構成した団体で、各種のCD規格に準拠したハードウェア、ディスク、ソフトウェア製品、コンテンツ制作などを含む応用製品群の互換性向上への取り組み、及び関連サービスなどの普及促進を図り、関連業界並びにユーザーに寄与することを目的に活動している。現在、参加企業数は、光ディスクやドライブを生産している企業を中心に国内外を含め約40社。
CDs21ソリューションズホームページ: (リンク »)


2.【OSTA】Optical Storage Technology Association 米国カルフォルニア
OSTA は、コンピュータのデータおよび画像のストレージに利用される書き込み可能な光ストレージの推進を目的とする国際的な団体。正規会員および準会員の数は 60 を超え、会員は北米、アジア、ヨーロッパの各国に存在している。


3.【大阪産業大学・入江満准教授】
大阪産業大学・工学部・電子情報通信工学科に在籍。1985年に千葉大学大学院修了後、同大学で博士号(工学)を取得。民間企業にて、光ディスク分野の研究開発業務を経て、2002年から大阪産業大学に在籍。主に、光ディスク分野を研究テーマに、次世代高密度光ディスクやマルチメディアシステムの制御に関する研究を行っている。主な著書に「DVD読本」(2003年、オーム社)などがある。第五回中島平太郎賞受賞者。

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