CDs21ソリュ-ションズ “光ディスク寿命推定試験法”が、国際規格機構Ecmaにて承認!

CDs21 ソリュ−ションズ

2007-07-18 11:40

-米国 OSTA との協業にて、年内中にはISO規格化へ-
 光ディスクの普及推進を行っているCDs21ソリューションズ(会長:中島平太郎、事務局:東京都品川区)では、“光ディスク寿命推定試験法”の策定を米国の光ストレージ推進団体OSTA(OpticalStorage Technology Association 米国カリフォルニア)と合同で行っていたが、現地時間6月28日にドイツ・フラツーユーザで開催されたEcma(Ecma International - European association for standardizing information and communication systems)総会でこれが採択承認され、規格番号は“ECMA379”と決定した。今後は、早くて年内中にはISO(International Organization for Standardization)規格として制定され、世界標準規格になる見通しである。

 
 光ディスクは、文書保存やデジタルカメラなどの画像保存の手段である為、その需要が全世界的に拡大している。しかし、品質が規格を満たさない上に寿命が短いメディア等が市場に数多く参入しており、また寿命に関する具体的な基準や正しい情報が無いため、データ保存などに絶えず不安がつきまとっている。また、官公庁での公文書保存としての手段でもあるため、その信頼性については米国や国内でも懸念されていた。


 そこで世界的な光ディスクの寿命に関する推定試験法を設定すべく2005年から同団体は、OSTAと合同で具体的な試験法策定のミーティング(ODAT/WG1)を重ねてきた。その結果、“光ディスク寿命推定試験法”を日米で合意してEcma規格として提案していた。今回のEcma総会で採択承認されたことで、さらに本年度中にはISO規格として制定される見通しが濃厚となった。


 同団体では、すでにOSTAと協業する以前の2001年から光ディスクの寿命に関する検証や研究を行っており、光ディスクの各種の研究に実績を持つ大阪産業大学・入江満准教授に依頼を行い、同試験法策定の活動を進めてきた。さらに、そのための試験センターを国内に設置するための準備も同団体を中心に始まっている。今後、ISO規格になることで、ユーザの光ディスク購入時にひとつの目安ができることに期待ができると同時に、業界においてもアーカイブビジネスの拡大化が見込まれる。


  ■お問い合わせ
CDs21ソリューションズ 事務局
〒141-0001 東京都品川区北品川5-1-12ソニー(株)御殿山テクノロジーセンター内
TEL & FAX : 03-5448-1550  担当:鳥山 infocds21@cds21solutions.org

 
 ■本リリースに関するお問い合わせ
CDs21 PR事務局/株式会社ヴィジュアルベイ
〒107-0032 東京都港区南青山4-5-17千賀ビル 担当:鈴木・能村
TEL:03-3423-1911 FAX:03-3423-3666

用語解説

<参考>
1.【CDs21ソリューションズ】任意団体「CDs21(シーディーズニジュウイチ)ソリューションズ」は、旧マルチメディアCDコンソシアムとオレンジフォーラムがコラボレーションしてできたCD関連業界間を複合横断的に構成した最大の団体で、各種のCD規格に準拠したハードウェア、ディスク、ソフトウェア製品、コンテンツ製作などを含む応用製品群の互換性向上への取り組み、及び関連サービスなどの普及促進を図り、関連業界並びにユーザに寄与することを目的に活動している。現在、参加企業数は、光ディスクやドライブを生産している企業を中心に国内外を含め約40社。CDs21ソリューションズホームページ: (リンク »)


2.【OSTA】Optical Storage Technology Association 米国カルフォルニア
OSTA は、コンピュータのデータおよび画像のストレージに利用される書き込み可能な光ストレージの推進を目的とする国際的な団体。正規会員および準会員の数は 60 を超え、会員は北米、アジア、ヨーロッパの各国に存在している。


3.【ODAT】Optical Disk Archive Test
OSTA内で光ディスクの寿命について検討している委員会であり、CDs21ソリューションズのリラァイアビリティWGも参加し共同で光ディスクの寿命に関する研究を行っている。その他に米国立標準技術局(米国National Institute of Standards Technology)や日本の財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ)なども参加していた。
 

4.【大阪産業大学・入江満准教授】
大阪産業大学・工学部・電子情報通信工学科に在籍。1985年に千葉大学大学院修了後、同大学で博士号(工学)を取得。民間企業にて、光ディスク分野の研究開発業務を経て、2002年から大阪産業大学に在籍。主に、光ディスク分野を研究テーマに、次世代高密度光ディスクやマルチメディアシステムの制御に関する研究を行っている。主な著書に「DVD読本」(2003年、オーム社)などがある。第五回中島平太郎賞受賞者。

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