インターネット外国為替証拠金取引システムをひまわり証券から受注、納入

■Webアプリケーション開発で注目を集めているAjax(*1)を採用 ■拡張性の高い約定処理エンジンを搭載し、リアルタイムFIFO決済(*2)を実現

株式会社シンプレクス・テクノロジー

2008-03-17 15:00

株式会社シンプレクス・テクノロジー(以下:シンプレクス)は、ひまわりホールディングス株式会社(ジャスダック:8738)の100%子会社である、ひまわり証券株式会社(本社:東京都港区 代表取締役:山地一郎 以下:ひまわり証券)からインターネット外国為替証拠金取引システムの開発案件を受注、納入いたしました。
当案件は、ひまわり証券が同社顧客に向けて展開するインターネット外国為替証拠金取引サービス『Hits 外国為替』 を全面リニューアルするにあたり、シンプレクスがそのシステム開発を受注、納入したものです。
ひまわり証券は、当システムを利用した同社サービスを『Hits FX』として本日2008年3月17日より開始しました。


当システムの構築には、数多くの導入実績をもつシンプレクスのインターネット外国為替証拠金取引システムパッケージを用いることにより、高いパフォーマンスと安定性、拡張性を備えたシステム構築を実現しました。
また、当システムでは、近年Webアプリケーション開発で注目されているAjax(*1)を用いています。これにより、為替レートや証拠金状況などをリアルタイムに更新すると同時に、すばやく注文できる取引環境を実現しています。


■インターネット外国為替証拠金取引システムパッケージの主な特徴 


1.拡張性の高い約定処理エンジンを搭載
当システムパッケージは、取引量の増大に応じて約定処理エンジンを並列化することができます。これにより、相場の急変時にも高い約定処理能力を発揮します。
今回納入したひまわり証券の『Hits FX』では、同社の従来システムと比較して、約定処理エンジン1機あたりの同時約定処理件数が2~3倍*、システム全体の同時約定処理件数が5~10倍*に大幅アップします。
*ひまわり証券従来システムと比較した理論値として同社が測定したものです。


2.約定成立時にリアルタイムFIFO処理での決済を実現
当システムパッケージは、決済建玉の指定をすることなく反対売買をおこなうことで、古い建玉から順番にシステムが自動的に決済する機能を備えています。
従来型のバッチ処理時間帯でのFIFO処理ではなく、約定成立時のリアルタイムFIFO処理を実現したことにより、取引時間中に随時決済がおこなわれ、決済損益が現金化されます。


3.顧客セグメント毎にサービス条件を設定できるサービスグループ機能を導入
当システムパッケージは、顧客セグメント毎にサービス条件を設定できるサービスグループ機能を導入しています。これにより、証拠金率・手数料率・為替レート(スプレッド幅)・取引上限金額などのサービス条件を顧客毎に変更できます。


4.複数の為替口座の取扱いを実現
当システムパッケージは、システム利用者がサービス条件の異なる複数の為替口座を開設できます。これにより、例えば、高レバレッジの為替口座と低レバレッジの為替口座を使い分けることが可能となります。


5.多彩な入出金機能を実現
顧客は、振込入出金・ネット入金・証券口座振替のほか、為替口座間振替やバーチャル口座入金*を利用できます。
*バーチャル口座入金とは、利用者毎に振込専用の番号を割り当てることで、入金データの照合を自動化し、煩雑な入金事務を省力化、かつ迅速化するものです。


6.過誤訂正業務をサポートする支援機能を実現
システム障害などで適正な約定処理が中断した場合に備え、事後に公正な価格で約定処理をおこなう機能を導入しています。

用語解説

*1)Ajaxとは
Googleの地図閲覧サービス「Google Map」にも採用されている、現在非常に注目されている開発手法です。従来Webページはページ全体を再読込しなければデータのやり取りができなかったところを、このAjaxという開発手法を用いることで、ユーザの操作に対してページの再読込なしにデータをサーバから取り込むことができます。これによって、FlashやJavaアプレットなどの特別な技術を用いることなく、従来のWebベースのアプリケーションに高度な機能の搭載が可能になります。


*2)FIFO決済とは
FIFO決済とは、決済建玉の指定をすることなく反対売買を行うことで、システムが古い建玉から順番に処理をしていく決済方式です。従来、FIFO決済はバッチ処理時間帯でおこなわれていましたが、当システムパッケージでは、約定成立時のリアルタイムFIFO決済を実現しています。これによって、利用者が取引時間中に随時決済を行い、決済損益を現金化することが可能になります。

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