モバイルバックホール設備市場はモバイルデータ/ビデオの利用拡大によって急成長するだろう

株式会社データリソース

2008-05-22 15:00

米国の調査会社インフォネティクスリサーチ社は、バイルオペレータとバックホール伝送プロバイダは少なくとも2009-2011年までは高い二桁成長が見込まれると報告する。
カリフォルニア州キャンベル、2008年5月12日
モバイルオペレータとバックホール伝送プロバイダは、2007年に世界でモバイルバックホール設備に37億ドルを費やし、少なくとも2009-2011年までは高い二桁成長が見込まれると米国調査会社インフォネティクスリサーチ社の年2回刊調査レポート「モバイルバックホール機器、導入数、サービス」は予測している。

「すべての市場指標が、モバイルバックホール市場の成長の継続を約束している。メーカーとサービスプロバイダは、長い間、住宅向けブロードバンドや企業向けサービスに重点を置いてきたが、モバイルバックホールは第3の位置を占めつつある。イーサネットモバイルバックホール革命が2009年に本格始動するだろう」とインフォネティクスリサーチ社の主席アナリストでこの調査レポートの主筆であるMichael Howard氏は語る。

主な調査項目を以下にあげる。

*パケットバックホールへの移行を推進する主要要因は、モバイル加入者の急増(2011年には世界で44億)、モバイルデータとビデオの利用の急増(特にiPhonesとその類似製品によってプロバイダは帯域幅提供を拡大せざるをえない)、急速で深刻な競争環境によって、オペレータはIP/Ethernet BTS/NodeBs、WiMAX、LTEなどによるネットワーク容量を向上し、加入者サービスを改善したり新しく提供したりせざるをえない、という3点である
*機器消費を促進している新しいセルサイトのバックホール接続は、2007-2011年の世界市場で約4倍に増加する
*世界のモバイルバックホール設備による収益におけるIP/イーサネットの割合が急激に上昇しつつあり、2007-2011年の5年間、年平均成長率で3桁成長を達成するだろう
*2011年までに、サービスプロバイダがモバイルバックホール接続にPDH、ATM over PDH、Sonet/SDHを使う場合の接続あたりのサービス料金は、イーサネット、DSL、銅線、PONを使った場合の約3-40倍になるだろう
*多くのオペレータが、現行のTDM技術による2Gと3G音声を持続しつつ、成長するデータサービスにはEV-DO、EDGE、HSDPAトラフィックのパケット技術を使うという、モバイルバックホールへのハイブリッドアプローチを探っている
*T-Mobile、Swisscom Mobile、Telecom Italiaは、IP、イーサネット、擬似回線(pseudowire)セルサイトバックホールで提携し、今後1年半の多くのこのような契約の先陣を切った

インフォネティクスリサーチ社の調査レポート「モバイルバックホール機器、導入数、サービス」は、無線、銅線、光ファイバーによるセルサイトのBTS/NodeBsとBSC/RNCの間のネットワークについて調査している。音声とデータトラフィック、EDGE、EV-DO、HSDPAによる帯域幅要求の拡大、バックホール転送サービスの月額料金、伝送技術などの、セルサイトバックホールをめぐる問題や、PDH、ATM over PDH、イーサネット銅線、光ファイバー、SONET/SDH、DSL、PON、銅線、マイクロウェーブ、WiMAX、衛星の、モバイルバックホール機器、接続、サービス料金、トップ企業の分析、基本的な市場牽引要因、市場成長に影響を与える要因などを記載している。



◆調査レポート
モバイルバックホール機器、導入数、サービス
(リンク »)

◆米国インフォネティクスリサーチ社について
(リンク »)

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