『携帯電話端末の訴求ポイントと新料金体系に関するクチコミの分析』のブログ分析レポートを発表

ディーフォーディーアール株式会社

2008-07-28 21:00

ディー・フォー・ディー・アール株式会社は、このたび、ブログ分析のケーススタディーとして携帯電話端末に関する消費者意識の可視化分析レポートを 公開いたします。
【調査の概要】
販売奨励金制度の見直し・高機能化に伴う開発費の高騰による携帯電話メーカーの撤退・iPhoneの国内発売と携帯電話業界とりわけ端末販売を取り巻く状況の変化が新聞の紙面を賑わす状況が続いています。しかし、消費者が携帯電話端末を選ぶ時の意識は、本当はどこへ向いているのでしょうか?
NTTドコモ905iシリーズが発売時に「全部入り」として打ち出した端末機能群・及び総務省の意向を受けて導入された「新料金体系」の2点に着目し、どのような点が消費者が新しい端末を購入する際の対する訴求ポイントとして機能しているのか、2007年7月~2008年4月の間に書き込まれたブログ上の書き込みを分析にかけ、可視化を行いました。

【分析サマリ1:905iの訴求ポイント、「ワンセグ」が最もホットなトピックに。】
調査期間を通じた話題のシェアと分布の調査から、携帯電話端末の構成要素の訴求ポイントのうち、最も「ホット」(話題の件数が多く、期間を通じて常に語られていた)話題は「ワンセグ」の話題だった。
「全部入り」として提供された他の機能(おサイフケータイ、GPS、フルブラウザ、HSDPA)の話題はあまり振るわず、905iではワンセグの「一人勝ち」となった。

【分析サマリ2:訴求ポイントとして王道は「カメラ」「色」など。端末のサイズ・重量などのポイントは訴求力を失う。】
「カメラ」「色」「バッテリー」等の話題が定番の訴求ポイントとして落ち着きをみせている一方で、端末のサイズ/重量の様に昔はアピールポイントとなったものの、今では訴求力を失ってしまっていると思われるものもあった。
王道に今後上がってきそうな次点としては、画面のキレイさや端末のタイプ(二つ折り型・スライドなど)が有力な候補と思われる。

【分析サマリ3:意外と伸びなかった「TVブランドケータイ」の話題。ワンセグには興味津々でも、購買決定
を左右する要因となるにはまだ早い?】
SH905iTV、P905iTVの2機種は他の機種と比べると伸びが悪かった。この2機種とその他機種を比べた時に現れる最も大きな差は、この2機種だけが発売時にエントリー数が伸びていないことで、ワンセグは話題にはなったが、まだ購買を後押しするほどの訴求力を持っていないと見ることができる。

【分析サマリ4:「新料金体系」の魅力は啓蒙不足。もっと奨励金廃止で得られるメリットアピールを。】
新料金体系について語っている記事について「本体料金への言及/利用料金への言及」「高いと感じている言及/お得と感じている言及」をテキストマイニングで識別した結果、利用料金への言及が無いエントリーで、新料金体系で「お得と感じる」ユーザーが大幅に減っていることが確認された。
新料金体系は本来、端末買い換えスパンが長いユーザーや、ヘビーに携帯電話を利用する層には恩恵の大きい体系であるが、そういった啓蒙が進んでいないことが、調査結果の背景にあると考えられる。ショップ店頭での説明だけでなく、来店以前の段階でも訴求できる様に各種のメディアを使ってさらに広く新料金体系のメリットを打ち出すべきだろう。

【調査レポートのダウンロード】
本リリース内容の詳細に加え、以下の項目の基礎分析のデータが含まれた調査レポートを、ダウンロードしていただけます。
■話題の構成状況
■話題別・時系列のブログ記事数増加状況

ダウンロードページ
(リンク »)

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担当者:大西・関根
TEL:03-3457-8646
FAX:03-4477-4402
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