バイオメトリクス関連技術に対する関心と投資意欲が高まり、この分野への支出額は世界で2008年の約30億ドルから、2013年までに73億ドルに上昇するだろう。
2000年代始めにテロリズムが多発し、バイオメトリクスは関心を集めたが、販売や導入に至るまでには時間がかかった。一方、バイオメトリクスを導入したベンダやシステムインテグレータは、この技術の価値と効率性の証明や、マルチ技術とマルチベンダ機能を実現させるため、必死に努力してきた。
「今後5年間、バイオメトリクス技術の標準化への取り組みによって、バイオメトリックシステムの導入は大幅に増加するだろう」と主席アナリスト Jonathan Collins氏は言う。
公共と民間の両方におけるセキュリティー強化によって、市場は促進されるだろうが、より多くのシステムの相互運用が可能となることが、多くの技術規格の支えとなるだろう。
顔、虹彩、手形、音声認証システムが登場し、別々に導入されている。指紋も含めたこれらのシステムは、当分の間バイオメトリクスの主流であるだろう。だが、団体や企業が、施設、機器、データの安全を守るために、これらの技術のひとつひとつの可能性や、システムの効率性と信頼性を高めるために、これらの技術を統合する必要性を理解することが一層重要になりつつある。
日常のトランザクションの利便性、簡易性、速度を大幅に向上させる手段として、バイオメトリクスに対する関心が高まりつつある。バイオメトリクスは、セキュリティーだけでなくスピードアップやログインの簡潔化を目的にノート型パソコンや携帯電話で利用されている。一方、旅行者が空港をスムーズに通過できる「旅客登録」アプリケーションが登場している。
バイオメトリクスは、大規模な公共セクタのシステムを維持する従来の役割から、民間での小規模の導入や個人レベルへと拡大している。
米国調査会社ABIリサーチの調査レポート「バイオメトリクス:指紋押捺、虹彩認識、顔認識などの公共・個人のセキュリティー技術」は、バイオメトリックデータの収集とアプリケーション管理に使用される技術を調査している。また、世界や業界の規格、主要ベンダ、バイオメトリクス市場の導入について記載している。世界の2007-2013年の予測を提供している。この調査レポートは「新技術年間リサーチサービス」と「RFIDと非接触商取引年間リサーチサービス」の一環である。
◆調査レポート
バイオメトリクス:指紋押捺、虹彩認識、顔認識などの公共・個人のセキュリティー技術 (リンク »)
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