【導入理由】
ソフトバンクは、IP-VPNや広域イーサネットなどの閉域網サービスからネットワーク機器監視まで、多彩なネットワークサービスにより企業の多様なニーズに応えています。これらのネットワークサービスを提供する中で、顧客のクラウドグループウェアの利用増加に伴うプロキシのパフォーマンス低下が課題となっていました。
クラウドグループウェアは企業に様々なメリットをもたらす一方、セッション数が増加することによってインターネットに抜ける際に通過するプロキシへの負荷が増加し、クラウドアプリケーションおよびネットワークのパフォーマンス低下を引き起こす場合があります。同社はこれまで、パフォーマンス低下が発生した顧客に対して、個別のインテグレーションとして新たに多数のサーバーを設置する方法などで対応してきましたが、高コストかつ実装に時間がかかり、顧客の要望に充分に応えられていませんでした。さらに、近年のクラウドグループウェア、特にMicrosoft Office 365やG Suite (旧Google Apps for Work)の活用顧客の増加を受けて、パフォーマンス低下を解消するため、ネットワークサービスの一つとしてパフォーマンスの高いプロキシ機能を提供する必要に迫られていました。
ソフトバンクは、これら顧客の要望に応えるための機器検討の結果、高いパフォーマンスとフルオープンなAPIによる高い柔軟性を評価し、A10 Thunder ADCの導入を決定しました。
【導入効果】
A10の提供するA10 Thunder ADCは、独自OS「ACOS Harmonyプラットフォーム」の共有メモリーアーキテクチャーにより高いパフォーマンスを持つ、次世代アプリケーション・デリバリー・コントローラーです。アプリケーションの高速化や可用性の向上、高度なセキュリティを実現する様々な機能を備え、クラウドプロキシソリューションとしても活用いただけます。
A10 Thunder ADCは、現在、ソフトバンクのネットワークサービスのクラウドプロキシ機能の基盤として、通常のインターネットトラフィックはWebフィルタリングを行うサーバーに、クラウドグループウェアのトラフィックはダイレクトにアクセスできるよう振り分けを行っています。ソフトバンクは、このクラウドプロキシ機能を活用し「セキュアインターネットアクセス3」などのネットワークサービスと組み合わせることで、採用企業のクラウドアプリケーションならびにネットワークの快適な利用環境を実現しています。
ソフトバンクは、A10 Thunder ADCを導入したサービスの強化で、パフォーマンス低下への顧客対応においてコストダウンと実装期間の短縮を実現しています。
また、A10 Thunder ADCの独自OSはフルオープンなAPIを採用しているため、SDNコントローラやオーケストレーター、他のネットワーク機器と容易に連携可能です。ソフトバンクは、このAPIを活用し、手作業での煩雑な作業が必要なMicrosoft Office 365の設定変更を自動化し、運用の負担も大幅に軽減しています。
●システム構成図
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●A10 Thunder ADCによるクラウドプロキシ機能と連携可能なソフトバンクのサービス一覧
・セキュアインターネットアクセス3
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・URLフィルタリング for Enterprise
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・セキュアプロキシ for Enterprise
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・Microsoft Office 365
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●本事例の詳細資料は以下のリンクからご覧いただけます
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■A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について
A10 Networks(NYSE: ATEN)はアプリケーションネットワーキングとセキュリティ分野におけるリーダーとして、高性能なアプリケーションネットワーキングソリューション群を提供しています。お客様のデータセンターにおいて、アプリケーションとネットワークを高速化し可用性と安全性を確保しています。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界各国の拠点からお客様をサポートしています。
A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。詳しくはホームページをご覧ください。
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