NECネッツエスアイ株式会社と、国立大学法人旭川医科大学は、医療過疎地など遠隔地での診療サービス向上を目的に、2005年6月1日から北海道内の次世代型IT医療サービス開発に関する共同研究を進めておりましたが、このたび同大学病院総合診療部と旭川市周辺の一般家庭(約20世帯)において在宅診療支援の実証実験を開始しました。
実証実験に使用するシステムは、病院と連携病院、家庭をブロードバンド回線で結び、医師と家庭間を高品質映像と音声で通信できるインフラを整備、病院間の連携を含めた在宅診療を可能にする「双方向通信医療システム」です。
本システムは、NECネッツエスアイが開発し、同大学病院総合診療部の奥村利勝教授が医学的な監修を行いました。また、このたびの実証実験で利用するブロードバンド回線等については、NTTコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和才 博美)が支援を実施しております。
今回の実証実験では、高齢者・在宅患者等の加入者向けに、血圧・心電図などの生体情報取得機器から定期的にデータを収集、収集されたデータから医師が所見を登録し、加入者はその所見をいつでも閲覧できる健康管理サービスと、医師・看護師と直接話せるテレビ電話システムの運用を行います。
実験開始当初は、同大学病院総合診療部と旭川市周辺の一般家庭とを結んだ実験ですが、12月中旬には深川市の老健施設「エーデルワイス」にも同サービスを提供する予定です。
NECネッツエスアイと旭川医科大学では、2006年3月まで実証実験を実施し、システム面や運用面での各種検証を行ってまいります。
NECネッツエスアイでは、今回の実証実験による成果をベースに、本サービスをパッケージ化し、2006年4月より、北海道内をはじめ全国の自治体、医療機関向けに本格的な展開を行う予定であります。
本サービスの販売計画として、2010年度までに40億円の受注を目標としております。
NECネッツエスアイが今回のシステムで目指すソリューションは、「時間と場所を越えて、誰もが安心して充実した医療が受けられる社会」。このような社会を実現するために、NECネッツエスアイは、在宅診療分野のシステム開発を今後も進めてまいります。
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