米国の調査会社インフォネティクスリサーチ社は、西欧、中欧・東欧、中東・アフリカ、インド、日本、韓国、ブラジルの多くの地域でWiMAXの普及が進んでいると報告している。
英国ロンドン、2008年8月19日
インドではWiMAXの認可の遅れが市場促進を遅らせているにもかかわらず、採用は加速しており、インドはWiMAXの収益や世界への影響における唯一の希望であると米国調査会社インフォネティクスリサーチ社の年刊調査レポート「WiMAXネットワーク機器と加入者市場概観」は報告している。
この調査レポートは、西欧、中欧・東欧、中東・アフリカ、インド、日本、韓国、ブラジルの国と地域を調査している。世界の中でも、これらの地域は、人口の多さやブロードバンド需要の高さが既存の技術と適合していないなどの理由で、モバイルWiMAXと固定WiMAXの可能性が高い市場とみられるからである。
インフォネティクスリサーチ社が、インドに次いで可能性があると考えているのは、中欧・東欧、中東・アフリカ、ブラジルであり、これらの地域では遅くとも2011年までに、WiMAX加入者数はそれぞれ約2-3倍に増加するだろう。また、ASNゲートウェイ、基地局、CPE(宅内装置)、NICなどの固定とモバイルのWiMAXネットワーク機器の販売額も急増すると見ている。
「多くの地域でWiMAXの普及が進んでおり、今後のLTEの出現でWiMAXの成長が減速するとしても、あまり大きな問題ではなくなった。人口が多いのに、通信インフラが整っていないインド、ブラジル、アフリカなどでは、ブロードバンドサービスや基本的な通信サービスすら欠乏しており、このことがWiMAXの大きな促進要因になっている。多くの発展途上国、特にインドでは、WiMAXがブロードバンドインフラの主流となるだろうし、3Gモバイル技術においても突出したものとなるだろう。インドではWiMAXの成功が約束されており、インドでの802.16eの成長が今後10年間の無線市場全体に与える影響は大きいだろう」とインフォネティクスリサーチ社のWiMAX、WiFi、モバイルデバイス部門の主任アナリストRichard Webb氏は語る。
主な調査項目を以下にあげる。
*2007年には、モバイルWiMAXネットワーク機器のAlcatel-LucentとAlvarionが欧州市場を、Samsungが韓国市場をリードした
*Alvarionは、2007年の西欧、中欧・東欧、中東・アフリカの固定WiMAXネットワーク機器市場をリードし、インドではTelsimaがリードした
*ブラジルのモバイルWiMAX加入者数は、2007年の1000以下から、2011年には360万と年平均成長率940%で急増するとインフォネティクスリサーチ社は予測している
*中欧や東欧の多くで固定ネットワークサービスが不足しており、WiMAXにとっては絶好の市場である。ロシアでは、ブロードバンド需要がDSLをはるかに上回っており、既に固定WiMAXが急成長している
*日本はモバイルWiMAXとLTE技術の統合におけるパイオニアであり、2011年までにモバイルWiMAX-LTEデュアルサービスを開始するだろう
*西欧市場は、固定線やモバイルのブロードバンドの普及率が高いため、WiMAXに関しては、SME市場や公共サービスアプリケーション(公共安全、高度交通システム、デジタルデバイド対策)などのニッチ市場である
インフォネティクスリサーチ社の調査レポート「WiMAXネットワーク機器と加入者市場概観」は、西欧、中欧と東欧、中東とアフリカ、インド、日本、韓国、ブラジル市場のWiMAXネットワーク機器と加入者市場の概観、市場傾向、成長分野を調査している。
調査レポートは、市場規模、分析、2011年までの予測、モバイルWiMAX(802.16e)機器(ASNゲートウェイ、基地局、CPE、NIC)、固定WiMAX(802.16d)機器(基地局、CPE)の重要市場の市場シェアと、固定とモバイルWiMAX加入者を記載している。
Airspan、Alcatel-Lucent、Alvarion、Aperto Networks、Motorola、Nokia-Siemens、Redline Communications、Samsung(三星)、Telsimaなどの企業の市場シェアを、地
域と国毎に記載している。
インフォネティクスリサーチ社は、クォータリーレポート「WiMAXとWiFiメッシュネットワーク機器とデバイス」においても、北米、EMEA(欧州、中東、アフリカ)、アジア太平洋地衣kい、ラテンアメリカ/カリブ海地域のWiMAX機器、デバイス、加入者数について記載している。
◆調査レポート
WiMAXネットワーク機器と加入者市場概観:西欧、中欧と東欧、中東とアフリカ、インド、日本、韓国、ブラジル
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