IDC リサーチマネージャーのサンジーヴ・パル(Sanjeev Pal)氏は「企業はこれまでCADアプリケーションに多大な投資をしてきましたが、選定したデータ作成ツールや解析ツールに支配され、柔軟さを欠く業務プロセスや設計手法から逃れられずにいます。Creoポートフォリオにおける既存のファイルフォーマットは維持したまま、新たなコードベースで開発した極めて柔軟なCADアプリケーションを投入するという、市場に大変革をもたらすPTCのビジョンは、成熟したCAD市場を活性化すると共に、他CADユーザーが柔軟な設計プラットフォームに容易に移行できる道を開くことになります」と述べています。
予定されているアプリケーションのハイライトは以下のとおりです。
・AnyRole Apps(TM)
・カスタマーに対し適切なツールを、適切なタイミングで適切なユーザーに提供し、企業や団体において全員が製品開発プロセスに参加できることを実現します。その結果、新たな構想、創造性、個人の作業効率が解き放たれることになります。
・AnyMode Modeling(TM)
・真のマルチモデリング対応設計プラットフォームとしては唯一の製品であり、ユーザーは2次元、3次元ダイレクト、3次元パラメトリックの利用が可能になります。作成したデータはどのモードでも再利用可能であり、自身や他のユーザーが作成したデータは、どのモデリング手法でも利用することができます。さらに、データに埋め込まれている情報や設計意図を失うことなくモード間をシームレスに移動することが可能で、チーム作業の効率が解き放たれます。
・AnyData Adoption(TM)
・ユーザーがどのCADシステムからでもデータを取り込むことができ、マルチCAD設計による効率化や価値を解き放ちます。Creoで作成された貴重なデータは、製品開発プロセスのどのタイミングにおいても他のユーザーがアクセスしたり、再利用することが可能です。さらに、既存のデータによる流用設計も可能にし、ソフトウェア製品による束縛から解き放たれ、システム移行にかかる多大なコストの低減を実現します。
・AnyBOM Assembly(TM)
・多くの異なる構成が不可欠な製品のデータ作成、検証、再利用の際に製品開発チームが必要とする高度な機能や拡張性を提供します。BOM情報に基づくアセンブリ作成の機能や、PTCのWindchill(R) PLMソフトウェアとの緊密な連携により、複数の部門や拡大企業の全域にわたって、かつてないレベルで効率化や価値を解き放ち、実現します。
タイコ エレクトロニクス社グローバルエンジニアリングシステム&サービス部門のマイク・ガルブレイス(Mike Galbraith)氏は「CreoはPTCが提供する製品の中で、意義深く、目覚ましい発展を遂げると確信します。Creoの活用により、製品ライフサイクルプロセスにおいて、異なる部門や地域のいたる所で新製品の開発から市場投入まで関与する製品開発チームが一貫して同じツールセットを生産的に使うことになります。これらの新しい機能を具現化するにあたり、PTCやPTCのパートナー企業と共に取り組んでいくことを楽しみにしています」と述べています。
PTC製品開発部門上級副社長のブライアン・シェパード(Brian Shepherd)は「Creoは、開発部門が本来の使命である革新的で優れた製品の開発を、利用するツールに制約されることなく実現するために開発されています。多くの企業は既存のツールに束縛され、テクノロジーがすでに企業のニーズを満たさなくなっていてもそのツールから逃れられずにいます。ツールの移行には多大な投資が必要となるため、既存の古いツールを廃止し、新たな技術、アプリケーション、ベンダーに移行することは困難です。Creoによって、単一のベンダーやテクノロジープラットフォームで標準化しなければならないというプレッシャーを排除することができると考えます」と述べています。
へプルマンは「PTC独自の、中核となる技術資産を活用し、克服が不可能とみられている課題に悩む市場に、PTCは再度、変革をもたらします」と述べています。
既存ブランドについて
PTCの既存の設計ソフトウェア製品群ならびに関連モジュール、エクステンション、パッケージは、各製品の機能領域に合わせてブランド名が変更されます。
・Pro/ENGINEER(R) → Creo Elements/Pro(TM)
・CoCreate(R) → Creo Elements/Direct(TM)
・ProductView(R) → Creo Elements/View(TM)
これらのアプリケーションで作成されたデータは、Creo製品群との完全な上位互換性を有します。
詳細情報は以下をご覧ください。 (リンク »)
リリース時期について
Creo 1.0のリリース時期は2011年半ばを予定しています。
* 製品のリリース時期や特徴ならびに機能はPTCの判断で変更されることがあります。
Creoに関する詳細情報は、以下のURLをご覧ください。
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Creoに関する画像については、以下のURLよりご参照いただけます。
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【PTCについて】
PTC (本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、The Product Development Company(R))は、企業の製品開発戦略の推進と、開発プロセスの最適化を支援する、製品開発ソフトウェアソリューションおよび関連サービスの開発、販売、サポートをしています。PTCは、CADおよびエンタープライズPLMソリューションが高度に連携する環境を提供し、製品ライフサイクル全体を通じて製品情報の作成・管理プロセスを改善し、製品開発プロセスの最適化を支援します。
【PTCジャパンについて】
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。PLMソリューション製品群「Windchill」、コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Creo Elements/Pro」(旧「Pro/ENGINEER」)、エクスプリシット・モデリング/データ管理ソフトウェア「Creo Elements/Direct」(旧「CoCreate」)、製品情報提供ソリューション「Arbortext」、技術計算/ドキュメント化支援ソフトウェア「Mathcad」、データ・ビジュアライゼーション・ソフトウェア「Creo Elements/View」(旧「ProductView」)、製品分析ソフトウェア「InSight」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内4事業拠点。
Webサイト: (リンク »)
本プレスリリースは、CreoがCAD市場に与えると予想される影響、将来的なCreoのリリース、機能を含めた将来的な表明です。Creoが予想した影響を市場に及ぼさない可能性、当社顧客が予想通りにCreoを購入しない可能性、Creoの導入が予想した売り上げにつながらない可能性などがあります。さらに、PTCの判断により、Creoや計画されているアプリケーション群、機能などを発表する時期の遅れ、または変更される可能性があります。
* PTCの社名、ロゴマークおよびThe Product Development Company、Creo、Pro/ENGINEER、CoCreate、ProductView、Windchill、AnyMode Modeling、AnyData Adoption、AnyRole Apps、AnyBOM Assembly、Elements/Pro、Elements/Direct、Elements/View、などすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
以上
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