受発注システムの再構築にオープンソースソフトウェアを採用。導入・運用コストを大幅に削減したドトールの事例を徹底解説

ライフサイクル管理の徹底を目的に、受発注システムの見直しを検討

 株式会社ドトールコーヒー(以下、ドトール)は、「一杯のおいしいコーヒーを通じて、お客様にやすらぎと活力を提供する。」という企業理念に基づき、コーヒー豆の生産・調達から焙煎、卸、小売りまで、一貫した事業を展開。「ドトールコーヒーショップ」をはじめ、「エクセルシオール カフェ」「カフェ マウカメドウズ」「コーヒーの店 コロラド」など、日本全国に1400店舗以上を展開し、高い品質のコーヒーを中核としたさまざまな商品、関連サービスを提供している。

 ドトールでは、1995年にAS/400をベースとした基幹システムにリプレイスしたが、プロプラエタリシステムでは、開発・運用コストが高額になるほか、メーカーへの依存度が高いこと、さらに優れた製品であっても部分的に利用できないなどの課題を抱えていた。そこで2005年にオープンシステムとJavaの組み合わせにより、基幹システムの再構築を実施。ホストコンピュータに比べ開発・運用コストが削減できる、メーカーへの依存度が低い、関連システムの選択肢が広いなど、一定の効果を上げていた。

 しかし、オープンシステムとJavaの組み合わせによる基幹システムも、ハードウェアの保守期限、ソフトウェアの償却期限が近づくにつれ、いくつかの課題が発生した。たとえば、ハードウェアのリプレイスに伴い、OSの変更が必要になり、OSを変更するとアプリケーションサーバも変更が必要になる。また、アプリケーションサーバを変更すると開発フレームワークの変更が必要になり、さらにアプリケーションの全面改修、または再構築が必要になるというライフサイクルの問題が発生した。

図1 ※表面化したライフサイクルの問題。 ハードウェアにリプレイスに端を発し、アプリケーションの償却期間が先にもかかわらず、全面改修や再構築が必要になってしまう。

 そのほかにも、経営陣から与えられた、グランドデザイン(中期計画)を策定することで長期にわたる使用に耐えるシステムを構築すること、IT関連コストを削減すること、企業の合併や買収(M&A)に対応すること、という3つの命題を解決することも必要だった。

 そこでドトールでは、2010年にオープンソースソフトウェア(OSS)を中核技術として、基幹システムを再構築することを決定した。OSSが採用されたのは、商用ソフトウェアに匹敵する高い性能が期待できること、導入・運用コストの削減が可能なこと、将来的なクラウド展開も見込めることなどが理由だった。

http://japan.zdnet.com/extra/sios_201009/story/0,3800108116,20418425,00.htm
受発注システムの再構築にオープンソースソフトウェアを採用。導入・運用コストを大幅に削減したドトールの事例を徹底解説
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