SPSS、新アルゴリズム追加、パフォーマンス向上の「Clementine8.6」

2004年09月16日

~64ビットOSのSolaris9サポート、メモリマネージメントなど要望の多かった機能を拡充~

 Predictive Analyticsを提唱するエス・ピー・エス・エス株式会社(以下 SPSS Japan、ホームページ: (リンク ») )は、統合型マイニングプラットフォームの新バージョン「Clementine8.6」の出荷を9月30日から開始することになりましたので、お知らせします。「Clementine8.6」は、新アルゴリズムとしてアソシエーションモデルの作成に使用される「CARMA」を加え、マイクロソフト社などの提供するデータベース、IBM社のマイニングツールとの連携を強化したほか、64ビットOSのSolaris9のサポートによりパフォーマンスの向上を図ったことが大きな特徴となっています。
「Clementine8.6」の標準価格(税別)は、サーバ・クライアントを基本構成としており、1CPU・1クライアント製品が540万円、アカデミック版は110万円、1CPU・10クライアントがそれぞれ840万円、280万円。SPSSによる直販とビジネスパートナーの販売により、初年度200ユーザーの販売をめざします。

 「Clementine8.6」の新アルゴリズムである「CARMA」は、アソシエーション分析に使用されます。アソシエーション分析は、つながりの強い出来事、現象に関するルールを見つけ出すときに有効な分析です。「『紙おむつの購入』と『ビールの購入』」のような、ある出来事が起きた後に発生する確率が高い出来事の組み合わせを探り出しますが、データが多い場合には膨大なルールを導き出すため、分析に要する時間が長くなり、膨大なルールの中に有用なルールが埋まってしまうという問題があります。このようなときに有効なものが「CARMA」です。「CARMA」は大量のデータから高速に情報を集め、より詳細な情報を探り出します。さらに今回のバージョンアップでは、アソシエーションモデルビューワーが強化され、フィルタリング、ソート、サブセット機能が追加されました。企業内に蓄積されたデータから新しい知見を得ることを期待しているユーザーにとって有用なものといえます。
 また、他社製ツールとの連携を図ったことも「Clementine8.6」の大きな特徴です。具体的には、「Clementine」を使用し、マイクロソフト社の「Microsoft Analysis Service 2000」のアルゴリズムを含むデータマイニングプロセス全体を管理できるほか、モデルの作成、スコアリング、データベースへのモデルの格納を行うことができます。また、IBM社の「IBM DB2 Intelligent Miner Visualization」にアクセスしてアソシエーションルールモデルを表示したり、「Clementine」からメニューを選択し、直接 「DB2 Intelligent Miner Visualization」を起動することができます。「Clementine」で生成したモデルを探索する時に便利な機能です。
 UNIX環境のユーザー向けには、64 ビットOSのSolaris 9 をサポートしており、よりパワフルなプラットフォームでのパフォーマンス向上、より広大なファイルサイズの利用が可能になりました。
 このほか、ユーザーからの要望が多かった拡張機能を追加しています。ニューラルネットワーク、K-Means、Kohonen、Aprioriによるモデルの構築でメモリまたはスピードの最適化をユーザーが指定できるメモリマネージメント機能、データ型に固有の順序を持つ複数の個別の値のデータが表せる順序セット型、そしてフォーマットオプションに小数点記号、日付および時間の形式、列幅などを各フィールド単位で指定できるオプションが加わり、SPSS および SAS データからのフィールドと値ラベルのインポート、保存、[データ型]ノードのダイログ ボックスによるラベルの作成、変更ができるようになっています。

なお、「Clementine8.6」の製品概要は、次のとおりです。

以 上

<「Clementine8.6」の製品概要>
■ 製品名:Clementine8.6
■ 標準価格(税別)
            一般企業・官公庁   アカデミック版
1CPU・1クライアント   540万円       110万円
1CPU・10クライアント   840万円       280万円
※アカデミック版のみスタンドアロン版も50万円~提供しています。
■ 販売計画:初年度200ユーザー
■ 主な特徴
1.アソシエーション機能
□CARMA
アソシエーションモデル作成機能のApriori、GRI、Sequenceに加え、Clementine8.6より新たに“CARMA”が追加されました。CARMAはアソシーエションアルゴリズムのひとつで、大量のデータから高速に情報を集め、より詳細な情報を探り出すことができます。
□Scoring
Apriori、CARMAを利用してスコアリングのためのモデルを生成することができます。
□ New Association Model Viewer
アソシエーションモデルビューワーが強化され、フィルタリング、ソート、サブセット機能が追加されました。

2. Clementine Serverパフォーマンスの向上
□Solaris9 64ビットサポート
Solaris 9 をサポートする 64 ビットバージョンがリリースされ、これにより、よりパワフルなプラットフォームでのパフォーマンス向上、ファイルサイズの利用が可能になりました。
□UNIXでのClementine Server実行オプション
root 権限以外でも、「Clementine」はプライベート パスワード データベースを参照して、UNIX パスワード データベースと区別してユーザーを認証し、同じ UNIX ユーザー アカウント上のすべてのユーザー セッションを開始します。

3. 他ツールとの連携
□データベース内モデリング
各ベンダーが提供するデータマイニングツールのデータベース内モデリング機能の統合を提供可能になりました。例えば、Microsoft社製Microsoft Analysis Service 2000 を購入している場合、「Clementine」を使用しAnalysis Server のアルゴリズムを含むデータマイニングプロセス全体を管理することができます。また、モデルの作成、スコアリング、データベースへのモデルの格納ができます。これらのすべての処理が「Clementine」アプリケーションより可能になります。利用可能なアルゴリズムは「Clementine」の [データベース モデリング] タブのパレットに表示されます。
□アソシエーションルールのブラウズ
「Clementine」からIBM社製のIBM DB2 Intelligent Miner Visualizationにアクセスしアソシエーションルールモデルの表示ができるようになりました。「Clementine」からメニューを選択し、直接 DB2 Intelligent Miner Visualization を起動できます。この機能は「Clementine」で生成したモデルの探索に役立ちます。

4.拡張機能
□ニューラルネットワーク、K-Means、Kohonen, Aprioriのメモリー マネージメント
上記モデルでは、モデルの構築で[メモリー] または [スピード] の最適化をユーザーが指定することが可能です。
□順序セット型
データ型に順序セット型が追加されました。これにより順序情報を反映した分析が可能になります。
□各フィールドのフォーマットを指定
フォーマット オプションで、小数点記号、日付および時間の形式、列幅などを各フィールド単位で指定することが可能になりました。
□フィールドおよび値ラベルのサポート
SPSS および SAS データからの、フィールドと値ラベルのインポートおよび保存が可能になりました。また、[データ型] ノードのダイログ ボックスを使用すれば、ラベルの作成または変更ができます。

5. 機能強化
□ロジスティック回帰の新ステップワイズ統計量
ロジスティック回帰モデル[ステップワイズ法]の選択基準に新たに Wald 統計量およびスコア (得点) 統計量が追加されました。これらのオプションを利用することによりパフォーマンスが改善されます。
□データベース および Publisher ノードのCREATE TABLE ステートメントの指定
データベース または Publisher ノードを使用し、データベースへデータをエクスポートするステートメントをカスタマイズすることができます。
□スクリプト機能の拡張
このバージョンで多くのノード プロパティが追加されました
□Clementine Application Template へのアクセス
CAT(オプション製品) をインストールすると、[ファイル] メニューまたはCAT ツールバーを使用してストリームとプロジェクトに簡単にアクセスできます。

■システム要件
<ハードウェア>
 クライアント:
□Pentium相当以上のWindowsが動作するCPU
□1024×768以上の高解像度モニター
 サーバー:
□ Pentium相当以上のWindowsが動作するCPU
<オペレーティングシステム>
クライアント:
□WindowsNT Workstation4.0 SP6以上
□ Windows2000
□ WindowsME、XP
□ Internet Explorer 5.x(またはNetscape 6.0)以上、(ともにヘルプ資料閲覧用)
サーバー:
□ WindowsNT Server4.0 SP6以上
□ Windows2000
□ Solaris9
□ AIX、HP-UX版を順次リリース予定※
<メモリ>
クライアント:
□ 256MB以上推奨、各CATをご使用の際は512MB以上推奨
サーバー:
□256MB以上(512MB以上推奨)
<HDD>
クライアント:
□ 320MB以上の空きスペース


<「Clementine」について>
「Clementine」はビジネスユーザーを対象とした世界初のデータマイニング・ワークベンチであり、ユーザーや業界アナリストから視覚的で素早いモデル作り環境を提供するトップデータマイニングツールであると賞賛されています。「Clementine」はデータマイニング市場のトップリーダーとしての地位を確立しており、そのユーザーは電子取引、通信、金融、小売、健康管理、政府、高等教育など様々な分野に及び、日本国内で400以上の組織が「Clementine」を使っています。
■ 主な適用分野
・ 顧客を特定のカテゴリに分類する(例:利益率が高い/低い、頻繁に売買する/しない)
・ 不正行為や不従順が予測されるケースを見抜く
・ 売上やサービスの利用率を予測する
・ 類似グループに属する顧客や住民を識別する
・ マーケットバスケット分析の実行により、同時購入されているプロダクトやサービスを見つける
・ 時間の経過に伴う購買パターンの変化および傾向を見出す(例:結婚すると保険に入る)
・ その他、CRM (Customer Relationship Management :カスタマ・リレーションシップ・マネジメント)、リスク分析、例外検出の目的を満たすためのタスクを実行する

<SPSSについて>
SPSSが提唱するPredictive Analyticsは、現状および将来についての信頼できる結論を的確に描き出すように、データをビジネス上有効なアクションに結びつけることをいいます。SPSSは、Predictive Analyticsソリューションの第一人者として、ソフトウェア製品と関連サービスを提供しています。SPSSが提供するソリューションは、企業・教育研究機関・医療機関・政府官公庁など、幅広い分野で採用されています。
1968年に設立されたSPSS社は現在、全世界で40以上の国にオフィスを構え、1,300人近い社員を擁し、2003年の売上は2億1,096万ドル。

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