ターボリナックス、全通話の録音が可能なLinuxベース低価格IP電話システム製品群を発売

手軽にIP電話環境を構築できる「IP-PBXスターターキット」を同時発売

TLホールディングス株式会社

2005-06-07 12:00

ターボリナックス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:矢野広一、以下:ターボリナックス)は、Linuxベースの低価格IP電話システム製品群である「IP-Communication Server」シリーズを販売開始することを発表いたしました。

近年のブロードバンド環境の普及に伴ってIP電話が身近なものとなってきており、企業においてもデータと音声ネットワークの統合によるコスト削減効果や、既存の情報システムとの連携による生産性の向上など、IP電話システムのニーズは今後ますます増えていくものと思われます。
ターボリナックスではこうした背景を受け、インターネットテレフォニー製品の開発を行なう株式会社ジェイリンク(本社:千葉県千葉市、代表取締役:高橋邦明氏)と技術提携し、本製品群の発売に至りました。

今回発売するのは、NTTドコモのFOMA/無線LANデュアル端末にも完全対応した中小企業向けIP電話システム「IP-Communication Server LUTi IP-PBX」および、中小規模向けコンタクトセンタシステム「IP-Communication Server LUTi IP-ContactCenter」の2ラインナップです。
IP-Communication Serverシリーズは、システムに必要な機能をオールインワンで提供するほか、内線通話も含めた全通話の録音機能を標準搭載した非常にコストパフォーマンスにすぐれた製品です。

また同時に、手軽にIP電話システムの導入を行なえる「IP-PBXスターターキット」の販売を開始します。必要なハードウェア、ソフトウェアとサポートが一体となったセットで、オプションのFOMA/無線LANデュアル端末や無線LANアクセスポイント、VoIPゲートウェイとの組み合わせにより、モバイルセントレックス環境も容易に構築可能です。

ターボリナックスは今後もジェイリンク社との共同開発を通じ、通話品質のさらなる向上やさまざまな機能拡張を行ないます。本製品によりIPコミュニケーションプラットフォームベンダーとしてビジネス領域を広げ、さらなる市場の拡大を目指します。

【製品の特徴】
1.音声とデータの統合により、新しいビジネススタイルを創造
音声のIP化により、固定電話が不必要なソフトフォン(*1)、個人の状態を表示するプレゼンス(*2)、伝言メッセージや通話の録音などの便利な機能が実現します。FOMA/無線LANデュアル端末を内線電話として利用するモバイルセントレックス(*3)や物理的に離れた拠点間での無料内線通話を可能にするIPセントレックス(*4)等、最新のビジネスコミュニケーション環境を実現可能です。

2.用途に応じて拡張できる柔軟な設計
SIP(*5)サーバー、プロキシ、PBX(*6)とCTI(*7)機能をオールインワンで提供します。Web管理インターフェースからの一元管理により管理コストを削減できます。プロバイダの提供する050 IP電話サービス(*8)に直接接続可能な他、VoIPゲートウェイ装置(オプション)を利用して既存のPBXへの接続やISDN等の一般公衆回線網への直接接続も可能です。さらに、IVR(*9)やACD(*10)などのCTI拡張機能や、CRM(*11)による顧客管理機能を追加することにより、充実のコンタクトセンタシステムを低価格で構築できます。また、他のCRMソフトウェアとの連携も可能な柔軟な設計になっています。

3.コストパフォーマンスに優れた次世代のLinuxベースコミュニケーションプラットフォーム
ネットワークOSとして定評のあるTurbolinux Serverを、音声通信用途に最適化。Linuxを熟知したターボリナックスだからこそ可能な高い安定性とセキュリティ、パフォーマンス実現しました。近日提供予定のLinuxデスクトップ用クライアントソフトウェアとの連携で、情報漏洩を防止するセキュアなトータルコンタクトセンタソリューションも実現可能です。


【製品概要と提供価格】

1.「IP-Communication Server LUTi IP-PBX」(ソフトウェア価格:60万円~、税別)
PBXおよびSIPサーバー機能と通話ロギング、伝言メッセージ等の機能を持つIP-PBXソフトウェア
<10ユーザー、外線接続2チャンネルライセンス、Softphoneソフトウェア(Windows用)付属>

2.「IP-Communication Server LUTi IP-ContactCenter」(ソフトウェア価格:360万円~、税別)
IP-PBX機能に加え、IVR、ACD、CRMとオペレータの稼動監視機能を備えたオールインワンコンタクトセンタソフトウェア
<10ユーザー、外線接続10チャンネルライセンス、Softphoneソフトウェア(Windows用)付属>

3. 「IP-PBXスターターキット」(システム価格:90万円、税別)
IP-Communication Server LUTi IP-PBXプリインストールサーバー
(標準で約1,200時間分の通話録音が可能)
<10ユーザー、外線接続2チャンネルライセンス、Softphoneソフトウェア(Windows用)付属>


※Turboinux IP-Communication Serverに関する詳細は以下のURLでご覧いただけます。
(リンク »)


<本リリースに関するお問合せ先>
ターボリナックス株式会社
サーバーソリューショングループ
TEL:03-6406-2911
press@turbolinux.co.jp

LinuxはLinus Torvalds氏の商標または登録商標です。ターボリナックスおよびTurbolinuxは、ターボリナックス株式会社の商標または登録商標です。その他、記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。

用語解説

(*1)ソフトフォン:PCにヘッドセットを接続し、IP電話機能を実現するソフトウェア。
(*2)プレゼンス:在籍、外出中、電話中など、コンタクトしたい相手の状況をリアルタイムに表示する機能。
(*3)モバイルセントレックス:携帯電話を内線電話として利用し、離籍中でも内線を受けることが可能なシステム。
(*4)IPセントレックス:従来拠点ごとに必要だったPBXの代わりにIP-PBXを使い、全ての拠点の電話を一元管理する仕組み。
(*5)SIP:IP電話等を使う際に用いられる通話制御プロトコル。
(*6)PBX:構内交換機。内線・外線の接続を行う機器。
(*7)CTI:電話やFAXをコンピュータシステムと統合する技術。
(*8)IP電話サービス:外線に一般公衆回線網ではなくインターネット網を使った電話サービス。
(*9)IVR:音声自動応答機能。
(*10)ACD:自動着信呼配分機能。
(*11)CRM:データベースを利用して顧客との関係を作り、顧客満足度を高めるシステム。

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