角川書店、ネクストコムのSSL-VPNマネージドサービス「NextCom CyberWatch for SSL-VPN」を導入

- 雑誌制作にあたり、SSL-VPNを利用し、本社・支社・協力会社とのファイル共有を円滑かつセキュアに遂行 -

三井情報株式会社

2006-01-11 17:00

IPソリューションプロバイダのネクストコム株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山本茂、以下:ネクストコム)は、株式会社角川書店(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福田 峰夫、以下:角川書店)が、本社、支社、外部協力会社とのファイル共有にあたりネクストコムのSSL-VPNマネージドサービス「NextCom CyberWatch for SSL-VPN」を採用したことを発表します。
角川書店では、本社、支社、協業する編集プロダクションが共に雑誌制作業務を行えるよう、サーバークライアント型の自動組版システムを新たに導入しました。システムの可用性や協力会社からの接続性を考慮し、システムサーバーの設置場所を社外データセンタとしましたが、このデータセンタへのアクセスはインターネットを経由するため通信の暗号化が必須であり、VPN接続が手段として考えられました。しかし、社内LANに接続されているPCで従来のVPNを使用するには、ネットワーク設定を大幅に変更する必要があり、時間とコストが懸念されました。そこで、既存の社内ネットワークのセキュリティポリシーを変更することなく手軽に導入できるSSL-VPNの採用を決定。中でも、マネージドサービスであることから運用性やコストパフォーマンスに優れた「NextCom CyberWatch for SSL-VPN」を選択しました。

角川書店では、2005年11月よりサービスの本格稼動が始まりましたが、以下のような導入効果が得られています。

1)導入や運用にあたっての手間やコストを削減

SSL-VPN アプライアンスのレンタル導入から、導入後の運用・管理までをネクストコムが代行するため、システム担当者の手間は最低限に抑えられています。また、コストもSSL-VPN アプライアンスを自社購入し管理する場合よりも、大幅に削減することができました。

2)月内の利用人数で料金が決まる従量制だから、経済的かつフレキシブルな管理

従量課金型プラン(※1)の場合は実際に通信を行ったユーザID数により月額料金が決定されます。多数の協力会社やライターに「とりあえず」という形でIDを発行しても、通信を行わなかったユーザ分の料金は発生しないため、経済的です。また、協力会社との業務が終了し、情報共有が不要となった場合はそのIDとパスワードを削除すればアクセス不可となるため、簡単にユーザ管理ができます。    
(※1)「NextCom CyberWatch for SSL-VPN」のサービス提供形態は従量課金型と定額課金型がありますが、角川書店では従量課金型を採用しています。

3)セキュアかつ迅速な情報共有

MOやCDに情報を保存し配送する手間が不要となり、迅速に情報共有ができるようになりました。また、配送業者を利用する際の物の不達リスクを回避できることや、配送代金が不要となったために経費削減につながったこと等も大きなメリットです。

ネクストコムは、今後も高いセキュリティ性と利便性とを兼ね備えた、様々なセキュリティマネージドサービスをご提供してまいります。

用語解説

■「NextCom CyberWatch for SSL-VPN」サービス概要
 「NextCom CyberWatch for SSL-VPN」は、米国 Aventail Corporation(本社:米国ワシントン州、代表取締役社長:Evan Kaplan、以下:アベンテイル)製SSL-VPN機器「EX-1500」を利用したSSL-VPNマネージドサービスです。専任のセキュリティスタッフが不在のお客様や、手間やコストをかけずにSSL-VPN環境を利用したいお客様向けに、SSL-VPN機器の導入から導入後の運用・管理までを代行するサービスです。
 SSL-VPNは、Webブラウザに搭載されているSSL技術を利用して、企業とリモートアクセスユーザ間のVPN を実現します。その結果、Webアプリケーションはもちろん、電子メールやファイル共有等、ほぼ全てのアプリケーションをインターネット経由でセキュアにリモートアクセスすることができます。
 WebブラウザやJAVAアプレットを用いるためクライアントソフトウェアは不要となり、導入や利用が容易となりますが、どこからでも利用できるといった利便性の反面、不正な利用者からアクセスされる危険性も想定されます。ネットワーク管理者は、自身がマネージメントするネットワークを24時間365日最善の状態で維持することが望ましいですが、専任エンジニアの確保や新たな設備投資等が必要であり、全ての企業において早急な対策ができる訳ではありません。このような背景の中、ネクストコムではSSL-VPN機器のマネージドサービス「NextCom CyberWatch for SSL-VPN」を2004年7月より開始致しました。

■サービス特長
1.導入から運用、管理までを代行するマネージドサービス
・SSL-VPN アプライアンスのレンタル導入から、導入後の運用・管理までを専任のスタッフが代行
・機器設定やファームウェア・アップデート等の煩わしい作業を代行

2.フレキシブルで容易に導入が可能な通信料金体系 ~ 従量課金型プランと定額課金型プラン
・実際に通信を行ったユニークユーザ ID 数によって月額料金を決定する従量課金型プランと、利用上限数固定の定額課金型プランをご用意

3.認証サーバサービスもご用意
・自社内に認証サーバをお持ちでないお客様でも「NextCom CyberWatch for SSL-VPN」をすぐにご利用できるよう、認証サーバを弊社でご用意し、インターネットを介して認証サービスをご提供するメニューをご用意
・認証サーバ(※2)は、お客様既設の物でもご利用可能(定額課金型プランの場合は不可)
(※2)対応認証サーバはRadius、LDAP、Active Directoryとなります。

4.利用ユーザ規模に関係なく、最上位SSL-VPNアプライアンスをご提供
・利用ユーザ数の多少に関わらず、アベンテイル社の最上位機種「Aventail EX-1500」をご提供

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