実績あるアプリケーションをwizpyの新しいPCの活用法と組み合わせて提供 「wizpy Style」 第一弾は教育機関におけるLinuxの利用を推進するKNOPPIXとの連携製品

TLホールディングス株式会社 2007年04月18日

ターボリナックス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:矢野広一、以下ターボリナックス)は、PCソフトウェア一式をOSごと50gの小さなデバイスで持ち運ぶことができる新製品「wizpy(ウィズピー)」を企業や学校などでの利用目的に合わせた設計で提供する、アライアンスベースの製品展開「wizpy Style」を発表いたしました。「wizpy Style」は、目的別に実績のあるアプリケーションをwizpyによる新しいPCの活用法と組み合わせて提供していくものです。その第一弾として教育機関で多くの実績を持つLinux OS「KNOPPIX Edu(クノーピクス エデュ)」との連携により、学校におけるデスクトップLinuxの利用を推進する「wizpy KNOPPIX Edu6 Edition」を提供いたします。開発は日本電子専門学校IT系主任研究員で、KNOPPIXなどオープンソースを活用した教育で実績のある小菅貴彦先生を客員顧問に迎え当社で行います。

■ 市場状況
2000年以前より全国の小中学校、高等学校でPCの導入が進み、2000年に発表された文部科学省の市場調査(*1)によると、学校におけるコンピュータの設置率は、調査対象となる前年度、中学校・高等学校ともに100%に達しました。その後もPCの設置台数は増え、2003年には情報科が高等学校に新設されるなど、教育現場におけるPCの利用が普及しています。しかし、導入時に主に採用されていたOSのサポート切れにより現在新たな局面を迎えています。
2006年7月に、Microsoftによる Windows 98、Windows 98 Second Edition、Windows Meのサポートが終了し、セキュリティアップデートが一切提供されない、サポートも受けることができないという事態に陥りました。これにより既に学校に導入されているハードウェアは遊休資産になり、将来のサポート体制、維持コストを見越してのPCの再生が急務となっています。

■ wizpy KNOPPIX Edu6 Editionの概要
当製品は、教育の観点から特定のプラットフォームに依存しないIT環境を生徒に提供することの重要性により、オープンソースを活用した学習選択肢の多様化を促進すると同時に、市場のニーズを反映するものです。ハードウェアに高スペックを要求せず、また、Linuxであるため100%ベンダーに依存したサポートというリスクも軽減されます。
さらに、OpenOffice.orgやFirefoxなどオープンソースのアプリケーション活用に関して、90%以上の生徒が抵抗感なく利用できることが実証実験により証明されるなど、使い勝手の面でも問題なく導入ができる内容となっています。当社はこれらの要素を統合しwizpyにKNOPPIX Eduを搭載したwizpy KNOPPIX Edu6 Editionを開発・提供いたします。

■ wizpy KNOPPIX Edu6 Editionの特長
- KNOPPIX Eduによる実績のある学習環境一式を特定のパソコンに縛られることなく自由に携帯できます。特にプログラミング技術の実習環境が充実しており、これらの教育用アプリケーション、コンテンツをwizpyで持ち運ぶことで、学校や家、外出先など、どこでも同じ環境が実現でき学習の効率化を図れます。

- 教育機関では1台のPCを複数の生徒が入れ替わり立ち替わり利用することから、授業後にPCの学習環境をリフレッシュする必要がありました。wizpy KNOPPIX Edu6 Editionは、各生徒がPCに依存することなく各自の学習環境をwizpyに入れて教室に持ち込むため、教室のPC環境のメンテナンス性でも優れています。

- これまで主にCDに収録されていたKNOPPIX Eduをwizpyに収録することで、CD/DVDドライブが内蔵されていないPCからの起動もサポートし、より多くのハードウェアでの動作が可能です。またwizpy OSも収録されていることから、wizpyのユーザー領域に書き込むことにより別の記憶媒体を持ち運ぶ必要がなく、wizpy一つで作業が完結します。

- KNOPPIX Eduとwizpy OSを起動時に選択できるため、学習以外など使い分けての利用が可能です。

- wizpy単体ではマルチメディアプレイヤーとして利用できるため、英会話を収録するなど情報系以外の学習でも活用できます。

当社は客員顧問である日本電子専門学校小菅貴彦先生と開発を進め、2007年6月末を目処に製品の提供を開始する予定です。
なお、当プロジェクトの収益の一部はKNOPPIXコミュニティー発展のため還元し、また、新規に開発したアプリケーション・ツール類はKNOPPIX次期バージョンで収録可能なライセンス形態をとる予定です。

本件に関して、日本電子専門学校 斉藤重光 校長より以下のエンドースコメントをいただいております。

日本電子専門学校は、これまでに「USB-KNOPPIX」、「openCASL」などのリリースに加え、専門学校初のオープソース専門学科である「オープンソースシステム科」の設置や、オープンソースカンファレンスの共催団体として会場を提供するなど、様々な面でオープンソースの発展と普及に関与して参りましたが、今回、新たな展開としてターボリナックス株式会社様と共同で、wizpy KNOPPIX Edu6 Editionの開発を行うことになりました。
本校は、「最先端の技術をいち早く実学として取り込み、個性を生かせる教育環境の中で、国際社会に貢献する感性豊かなスペシャリストを育成する」という教育理念を掲げており、今回の共同開発を、この理念を具体化するよい機会と考えています。また、本校は wizpy KNOPPIX Edu6 Edition の開発に関与するだけではなく、新世代の教育用デバイスとして、来年度新設するソフトウェアテストデザイン科を皮切りに積極的に利用し、その中で得られた知見などを公表することで、オープンソース・ソフトウエアの教育利用に関して、今後も積極的な役割を果たして参ります。


(*1)
文部科学省が、平成11年度における公立学校の情報教育の実態調査を平成12年3月31日に実施した『学校における情報教育の実態等に関する調査報告』のデータです。
(一部抜粋、文中()内の数字はは前年度調査結果を示す)
コンピュータの設置率は、全体で99.3%(98.6%)であり、小学校98.9%(97.7%)、中学校100.0%(99.9%)、高等学校100.0%(100.0%)特殊教育諸学校99.6%(98.9%)となっている。また、コンピュータを設置する学校における平均設置台数は、全体で28.4台(24.9台)であり、小学校15.7台(12.9台)、中学校36.8台(32.1台)、高等学校81.9台(76.4台)、特殊教育諸学校15.3台(13.4台)となっている。
機種は、デスクトップ型の割合が全体で93.2%(94.6%)、ノートブック型が6.0%(4.8%)、その他が0.8%(0.6%)となっており、CD-ROM対応の機種は、全体で79.1%(68.1%)となっている。
コンピュータの設置場所別学校数を見ると、コンピュータ専用教室が82.2%(75.7%)ともっとも多く、次いで職員室・進路指導室80.1%(77.2%)の順になっている。

■ wizpy KNOPPIX Edu6 Edition 関連URL
(リンク »)

■ wizpyについて
wizpy は、これまで当たり前であったPC(ハードウェア)「1」に対しOS(ソフトウェア)「1」という考え方から、OS「1」を持ち歩くことで「n(不定数)」のPCを利用できる新しいコンセプト「PC2.0」を実現する次世代型のデバイスです。ポータビリティに優れた50gほどの小さなデバイスで自分のPCソフトウェア環境
一式を特定のパソコンに縛られることなく自由に携帯することができます。自宅、学校、会社、外出先など、どこにいてもメールやウェブなど、通常使うパソコン環境をそのまま履歴ごと携帯することができるため、常に最新に更新された使い慣れた環境を利用でき、利便性に優れています。またwizpy 接続先のPCにデータが残らずパスワードやクレジットカード番号等の重要な個人情報の漏洩を防ぐなどセキュリティにも強く、wizpyには次世代型の IT活用を実現できる機能が搭載されています。携帯型OS機能という既存にないタイプの製品でありながら音楽やビデオ、ラジオなど様々なマルチメディアプレイヤー機能も持ち合わせ、親しみやすい設計となっています。

■ KNOPPIX Eduについて
KNOPPIX Eduは、独立行政法人産業技術総合研究所で開発されたKNOPPIX日本語版をベースに教育用としてアプリケーションやコンテンツを追加したLinuxディストリビューションです。1枚のCD-ROMの中にOSと多くの教育向けアプリケーションが収録されています。インストールフリーで環境設定が簡単にでき、また、学習中に設定をまちがえても再起動するだけで初期設定に戻ることから、安心して利用できる学習環境として多数の教育機関で導入実績を持ちます。

LinuxはLinus Torvalds氏の商標です。ターボリナックスおよびTurbolinuxは、ターボリナックス株式会社の商標または登録商標です。その他、記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。

このプレスリリースの付帯情報

wizpy Styleで新しいPCの活用法を推進

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