ネットワーク・アプライアンス、 2008会計年度第1四半期の財務報告を発表

ネットアップ株式会社

2007-08-17 11:00

(この報道発表資料は、2007年8月15日にサニーベールで発表されたものの抄訳版です)

【米国カリフォルニア州サニーベール】 Network Appliance, Inc.(ネットワーク・アプライアンス、以下ネットアップ、NASDAQ:NTAP)は、2008会計年度第1四半期の財務報告を発表しました。第1会計四半期の総売上高は6億8,920万ドルで、前年同期の6億2,130万ドルに比べ11%増、前四半期(2007年度第4四半期)の8億120万ドルに比べ14%減となりました。

第1四半期のGAAP(米国会計基準)による純利益は3,430万ドル(1株あたり0.09ドル)*注1で、前年同期は5,470万ドル(同0.14ドル)でした。一方、非GAAP*注2による純利益は7,600万ドル(同0.20ドル)で、前年同期は9,660万ドル(同0.25ドル)でした。

●ネットアップCEOダン・ウォーメンホーヴェンのコメント:
「当四半期の総売上高が思うように伸びず残念ですが、当社の実力と継続的な健全さには自信があります。受注の増加も見込まれており、キャッシュフローも健全なため、今後は軌道を元に戻し、売上と収益をより伸ばすことができると見ています」。

●2008会計年度第2四半期の見通し
・ 売上高は、対前年同期比15~18%増、対前四半期比9~11%増の7億5,200万~7億6,800万ドルになると予想しています。

・ GAAPベースの1株あたり利益は、0.16~0.18ドルと予想しています。これには会計基準書SFAS123号(R)の実施と現時点での情報および推測が含まれています。

・ 非GAAPベースの1株あたり利益は、0.24~0.26ドルと予想しています。

●四半期のハイライト
2008会計年度第1四半期は、数種類の新製品の発表、「Green Grid」への参加、および主要パートナーとのソリューション拡充を通じて、データセンターにおける省力化、管理コスト削減および簡易化に向けたソリューションを引き続き提供しました。またソフトウェア、サービス、ファイバチャネル(FC)ストレージエリアネットワーク(SAN)、ネットワーク接続型ストレージ(NAS)およびiSCSIを含む、すべての主要ストレージ市場で引き続き勢力を伸ばしました。

1. 製品の拡充
・ ネットアップは当四半期、NetApp NearStore(r)およびFASストレージシステムに対応した、重複排除技術の新たな業界標準となるAdvanced single-instance storage(A-SIS)重複排除機能を発表しました。重複排除機能は、バックアップ、アーカイブ、コンプライアンスストレージ、そしてホームディレクトリやゲノムデータなどの各種プライマリデータセットなど多くの環境で、コスト削減に役立ちます。すなわちNetApp A-SIS重複排除機能は、購入および管理すべきストレージ量を大幅に減らすことで、設備投資と管理コストを抑えます。物理ストレージの量が削減されることで、データセンターの電力/冷却コストおよびデータセンター自体のスペースコストも削減されます。

・ ネットアップはまた、データ管理の強化に向けて、サーバーストレージ管理用のSnapDrive(r)およびファイルデータ管理用のVirtual File Manager(tm) Enterprise Edition(VFM(r)-EE)を拡張しました。これにより、アプリケーションデータの管理と、ビジネス環境の変化に迅速に対応可能となるため、業務の生産性と柔軟性を向上することができます。

2. ストレージ市場での成長
・ IDC社の『Worldwide Quarterly Disk Storage Systems Tracker Q1 2007』*注3によると、ネットアップは、ネットワークストレージ部門における売上ベースのシェアを前四半期の9.3%から10.5%に、また出荷ベースのシェアを同17.5%から20.4%に、それぞれ伸ばしました。

・ FC SAN部門においても、出荷および売上の両面で、対前四半期比、対前年同期比ともに部門全体を上回るペースで成長を続けました。売上では、部門全体は前四半期から10.4%減少しましたがネットアップは12.6%増、また対前年比では、部門全体は12.6%増ですがネットアップは103.0%の大幅増を記録しました。出荷では、ネットアップは、部門全体の57.1%増(前年比)を大きく上回る263.7%の伸び率を記録しました。

・ 主力のNAS部門についても、ネットアップは部門全体の成長率を上回る伸びを記録しました。部門全体の売上は前四半期から8.0%減少しましたが、これに対しネットアップは10.7%増加しました。また出荷ベースのネットアップのシェアも前四半期の32.4%から39.3%に増加し、引き続き市場をリードしています。

・ iSCSI部門では、売上および出荷の両方で首位を堅持しました。第1四半期の同部門に占めるネットアップの出荷は33.3%、売上は24.3%でした。また前年同期(2006年第1四半期)の売上と比較すると、ネットアップは部門全体の8.6%増を上回る14.9%増を記録しています。

・ IDC社の『Worldwide Quarterly Storage Software Tracker Q1 2007』*注4によると、ストレージソフトウェア市場におけるネットアップの前四半期からの伸び率は、市場全体の伸び率を10倍も上回っています。またサービスを提供している各部門でもシェアを維持あるいは拡大し、このうちストレージ複製ソフトウェア部門では、第2位の市場シェアを維持するとともにトップとの差を縮めました。

・ ネットアップは、『Magic Quadrant for Storage Services, 2Q'07』*注5において、「リーダー」クアドラントに選ばれ、ストレージサービスにおけるリーダーシップを引き続き示しました。

3. 企業ニュース
・ ネットアップは、米国『Boston Business Journal』誌によって、2007年のボストンエリアの「最高の職場(Best Place to Work)」に選ばれました。ネットアップのニューイングランド・オフィスも、中堅企業部門(従業員数101~500人)で第6位に選ばれました。

・ インドの代表的な技術系ウェブサイト「Indiatimes Infotech」によって、2007年のインドにおける「最も働きやすい技術会社(Best Tech Companies to Work For)」に選ばれました。

・ ネットアップは、リサーチトライアングルパークにおける業務拡張に向けて、ノースカロライナ州から2度目の業務開発投資助成金(Job Development Investment Grant)を受けました。

以上

●ネットワーク・アプライアンスについて
ネットワーク・アプライアンス(ネットアップ)は、今日のデータ集約型企業に対して統合ストレージソリューションを提供するリーダーベンダーです。1992年の創立以来、ネットアップは、「シンプル」なデータ管理を実現するテクノロジや製品の開発と、パートナーの開拓を行ってきました。ネットアップのソリューションおよびサービスに関する情報については、 (リンク ») をご覧ください。

●1995 年米国私募証券訴訟改革法における「セーフ・ハーバー」条項
このプレスリリースには、1995 年米国私募証券訴訟改革法に定められた範囲内で、予測に基づく記述を含んでいます。これらの記述には、ネットアップの業績、2008年会計年度第2四半期、製品、技術およびサービスによる収益の伸び、パートナーシップの強化についての「今後の見通し」に関する記述が含まれます。予測に基づく記述はリスクまたは不確実性を伴い、実際の結果とは異なる可能性があります。当社の目標達成に影響を及ぼす要因には、ストレージおよび関連製品に対する消費傾向を含む一般経済情勢のほか、市場ニーズに対応した新しい製品アーキテクチャおよび製品提供、価格・性能面に優れた製品開発における内在リスク、限定サプライヤへの依存に対するリスク、製品に対する需要の予測の正確さと契約製造者との関係の維持に関する能力、直接販売とリセラー販売チャネルの拡大能力、戦略的パートナーとの関係や提携製品の開発、維持、強化に関する能力、国際業務関連リスク、補完的なビジネスや技術を取得、統合する能力、外国為替変動などが含まれます。その他、ネットアップ社が米国証券取引委員会に定期的に提出しているレポートやドキュメント(最新の 10-K および 10-Q を含む)に記載されている重要な要因も含まれます。ネットアップは、これらの予測に基づく記述に含まれる情報を、それが新情報や将来の出来事などの結果だったとしても、更新する義務を負っていません。

1. 1 株あたりの純利益は、ここに提示した全期間において希薄化した株価で提示されています。
2. 非GAAP財務結果には、無形資産の償却、株式による報酬費用、買収関連の保有費用、資産売却および投資における純損益、リストラ費用、買収前関連費用、およびこれに伴う法人所得税への影響、ならびに見積財務基準に比例した率で換算される所得税事項に関するある離散GAAPの条項は除かれています。
3. IDC社『2007年第1四半期における全世界のディスクストレージシステム市場調査』
4. IDC社『2007年第1四半期における全世界のストレージソフトウェア市場調査』
5. ガートナー社『2007年第2四半期のストレージサービスのマジック・クアドラント』

NetApp、NearStore、SnapDriveおよびVFMは登録商標であり、Network Appliance、Virtual File Managerは米国および他の国におけるNetwork Appliance, Inc.の商標です。その他のブランドまたは製品は、それぞれを保有する各社の商標または登録商標です。

●ネットアップにおける見積財務基準(非GAAP)の採用
ネットアップでは経営の意思決定を行う際、GAAP(米国会計基準)に準拠しない非GAAP(見積財務基準)を参考にしています。これは、非GAAPが当社の業績に関して意味のある補足情報を含んでいるためです。
非GAAPには、無形資産の割賦償却、製造過程での調査や開発、株式による報酬、その他の買収関連費用、リストラ関連費、資産売却および投資における純損益、特定のその他の臨時費用、これらに伴う所得税への影響、および見積財務基準に比例した率で換算される所得税事項に関するある離散GAAPの条項は除かれています。
これらは、投資家の皆様にネットアップの日々の業務をより深くご理解いただけるように実施しています。非GAAPの採用には実質的な制限があり、対応するGAAPを参考にしてはじめてネットアップの正しい評価につながります。ネットアップでは、非GAAPによるそれらの制限をGAAPとともに使用することで補います。
これらの非GAAPでは、企業の過去の経営実績との内部比較、および競合各社の業績との比較が可能になります。ネットアップは非GAAPによる収益の発表も行っており、従業員の給与制度などの財務および経営の意思決定において経営陣が参考にする補足情報に関して投資家の皆様により具体的にご理解いただけると確信しています。また、ネットアップは以前からGAAPに準拠しない同様の財務基準を投資家の皆様にご報告しており、比較可能な数値を示すことにより、現在の当社財務報告の一貫性が確保されるものと考えています。


●本リリースについてのお問い合わせ先
日本ネットワーク・アプライアンス株式会社 広報担当:阿部
TEL: 03-5404-1200  FAX: 03-5404-1288
Mail: pr-contact@netapp.co.jp
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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