ネットワールドは、物理サーバやアプリケーションの仮想化においていち早くVMware製品を日本市場に投入するなど、8年以上にわたり仮想化技術に取り組んできました。VMware製品では、既に国内5,000社以上のユーザに導入・サポートを提供した実績があり、また、災害復旧/ビジネス継続性に不可欠な多数のバックアップ/リカバリソリューションの販売と導入を行っています。ネットワールドは、今回、ネットアップ独自の技術に基づく重複排除機能や仮想ストレージ容量を柔軟に拡大・縮小させる機能など、サーバ仮想化の効果を高める、ネットアップの「FASシリーズ」製品を加えることで、仮想化ソリューションをさらに充実させることができます。ネットアップは、ネットワールドの提供する仮想化環境構築における高い技術力およびノウハウと、販売ネットワーク基盤を活かし、仮想化市場を中心に「FASシリーズ」のさらなる市場拡大を図ります。
コスト削減やシステムリソースの最適化、グリーンITの推進を実現する手段として注目を集めるサーバ仮想化は、実用段階に入っていますが、サーバ仮想化のメリットを最大限に活かすためには、今まで以上にデータ保護、効率性、柔軟性に優れたストレージが求められます。また、ビジネス環境の変化に順応できる柔軟性と可用性の高いITシステム基盤を構築するために、物理環境で稼動する情報系、基幹系システムを仮想化環境へ移行させるには、付随するバックアップ/リカバリや災害復旧など、重要なサブプロセスやシステムの移行も含めた技術力とノウハウが必要となります。ネットアップとネットワールドは、柔軟なITインフラを構築するためのノウハウやベストプラクティスの共有などパートナーシップを深め、幅広いお客様が先進の仮想化技術を取り入れたITシステム基盤を構築するサポートをしていきます。
なお、今回の販売提携に際し、ネットワールドは、ネットアップが世界で展開するパートナー支援プログラム「VIPプログラム」のディストリビュータ契約を締結しました。ディストリビュータ契約を締結するのは、ネットワールドが国内初となります。この契約によりネットワールドでは、2年後に30億円の販売を目指します。
今回のネットアップとネットワールドとの販売提携に関して、ヴイエムウェア株式会社 代表取締役社長 三木泰雄 氏より次のコメントをいただいています。
「ヴイエムウェアは、ネットアップ様とネットワールド様の仮想化市場拡大に向けた販売提携の発表を心より歓迎いたします。今回の両社の提携により、ITインフラの最適化が進みミッションクリティカルな基幹システムにおける仮想化プロジェクトがますます推進されることと確信しております。ヴイエムウェアは、ネットアップ様とテクノロジ アライアンス パートナー (TAP)として技術的・マーケティング的な協業関係を推し進めて参りました。 また、ネットワールド様はVMware認定ディストリビュータかつVMware VACパートナーとして、国内でも有数のVMware仮想化ビジネスの実績と高い信頼性をお持ちです。両社の製品と技術力を元にした販売提携の強化が、VMwareソリューションを中心とした仮想化市場の広がりにつながることを期待しております。」
用語解説
■ ネットアップのユニファイド・ストレージ「NetApp FASシリーズ」の特長
ネットアップのユニファイド・ストレージ「NetApp FASシリーズ」は、ストレージの容量とパフォーマンス要件に応じて「FAS6000シリーズ」、「FAS3100シリーズ」、「FAS3000シリーズ」、「FAS2000シリーズ」で構成されており、ストレージ専用OS 「Data ONTAP」を搭載しています。ネットアップ製品間の互換性を備えているため、従来製品や下位モデルからのアップグレードを簡単に実施することで、ビジネス環境の変化や成長に合わせた柔軟なシステム構築を実現できます。また、ファイルアクセスとブロックアクセスの2つの形態を同時に利用でき、UNIX、Linux、Windowsが混在している環境でも全てのデータを単一のストレージ・インフラで管理可能なユニファイド・ストレージです。さらに、「Data ONTAP」に標準搭載されている、ネットアップ独自の技術に基づくSnapshotや重複排除機能を活用することで、バックアップ時間の短縮とストレージ容量の節約が可能です。仮想化されたストレージ容量を柔軟に拡大・縮小させる機能も搭載しており、システムのスペース効率を向上させることができます。
◆ ネットアップのユニファイド・ストレージ「NetApp FASシリーズ」の販売に関して
販売開始: 2008年12月1日
販売製品: 「NetApp FASシリーズ」
販売価格: お問い合わせください。
関連製品:以下の製品/ソリューションと組み合わせて提供していきます。
- VMware環境でのストレージとして
- Citrix環境でのストレージとして
- バックアップソリューションとして
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。