ネットワーク・アプライアンス、 2008会計年度第2四半期の財務報告を発表

ネットアップ株式会社

2007-11-16 13:00

2007 年 11 月 14 日(米国カリフォルニア州サニーベール発) - Network Appliance, Inc.(ネットワーク・アプライアンス社、以下ネットアップ、NASDAQ:NTAP)は本日、2008会計年度第2四半期の財務報告を発表しました。第2会計四半期の総売上高は7億9,220万ドルで、前年同期の6億5,250万ドルに比べ21%増、前四半期の6億8,920万ドルに比べ15%増となりました。


<2007年度第2四半期>
第2四半期のGAAP(米国会計基準)による純利益は8,380万ドル(1株あたり0.23ドル)(注1)で、前年同期は8,690万ドル(同0.22ドル)でした。一方、非GAAP(注2)純利益は1億1,640万ドル(同0.32ドル)で、前年同期は1億890万ドル(同0.28ドル)でした。


<2007年度上半期>
本年度上半期の総売上高は14億8,000万ドルに達し、前年同期の12億7,000万ドルから16%増となりました。


一方、同上半期のGAAPによる純利益は1億1,810万ドル(1株あたり0.32ドル)で、前年同期は1億4,160万ドル(同0.36ドル)でした。また非GAAP純利益は1億9,240万ドル(同0.52ドル)で、これに対し前年同期は2億540万ドル(同0.53ドル)でした。


ネットワーク・アプライアンスCEO、ダン・ウォーメンホーヴェンのコメント:
「ネットアップはこの四半期、売上高の急成長とコスト管理の徹底により、非常に優れた業績を上げることができました。米国連邦政府関連ビジネスの好調とヨーロッパとアジアでの堅調なセールスを受けて売上が伸長し、米国における継続的な企業投資の不調を大幅に補うことができました。当社の革新的なソリューションが提供する高い利便性やシンプルな操作、コスト削減といった特長が、企業が事業経費の削減を図る環境の中で、引き続きシェアを伸ばす原動力となっています」。


2007年度第3四半期の見通し
・売上高は、前年比20~21%増、前四半期比10~12%増の8億7,200万ドルから8億8,300万ドルと予想しています。


・1株あたり利益は、GAAPベースで0.23~0.24ドル、非GAAPベースで0.33~0.34ドルと予想しています。これには会計基準書SFAS123号(R)の実施と現時点での情報および推測が含まれています。


四半期のハイライト
・2008年会計年度第2四半期は、中堅企業向けのストレージシステムとして、NetApp(r) FAS2000シリーズの新製品を発表しました。また新ソリューションとして、データ管理を効率化しIT投資効果を最大限に引き出す新しい実装・検証サービスを発表しました。これらによって、リソースを最小限に抑えつつ業務効率をアップすることが可能になります。最新のFAS2000シリーズをはじめ、ネットアップのストレージシステムは、直接接続ストレージ(DAS)を1つのネットワークソリューションに簡単に統合でき、しかも必要に応じて容易に拡張できるという大きなメリットを備えたアーキテクチャを採用しています。


・従来の小規模企業向け製品にはない高い機能と性能を、小規模企業向けの価格で実現した一体型ストレージソリューション「StoreVault(tm) S300」を発表しました。また、「StoreVault S500」は、Penton Media社の『Windows(r) IT Pro』誌による「Editors' Best Awards(編集者の選ぶ最優秀賞)」でストレージ部門賞を受賞しました。StoreVault S500はほかにも、「Government Technology Conference(GTC)East 2007」では、「Best Solution(最優秀ソリューション)」の栄誉に輝いています。


・VMware社との協業を強化しました。これは、バックエンドへのネットワークストレージの追加により、サーバー仮想化技術の価値が急速に高まっていることを裏付けるものです。また、災害復旧対策の更なる柔軟化、低コスト化、管理の簡易化を目指して、データ保護のソリューション群を「VMware(r) Site Recovery Manager」に統合しました。


・また、今四半期は、グリッドを採用した本番環境用にシンプルなストレージソリューションを提供してきた実績をもとに、オラクル社と共同で「ダイレクトNFSクライアント」を開発しました。Oracle(r) Database 11gに搭載される新技術は、パフォーマンスを向上させ、シンプルな管理、より高い柔軟性とアプリケーションの可用性を実現します。



・チャネルパートナー向けには、NetApp VIP Programの参加パートナー向けに、新しい取り組み「Installation Accreditation(インストール認定)」を開始しました。これは同プログラムのパートナーが、ネットアップ製品のインストールサービスを独自に販売することや、ネットアップのベストプラクティスの利用を可能とするものです。


・流通各社で組織するGlobal Technology Distribution Council(GTDC)の「2007 Rising Star」賞を受賞しました。この賞は、GTDCの加盟販売代理店と取引のあるIT企業の中で特に成長著しい企業に贈られます。


・優秀なパートナー・プログラムを表彰する「Annual Report Card(ARC)」賞(CMP Technology社発行の『VARBusiness』誌主催)を受賞しました。これは、ネットアップ製品の優れた革新性が、チャネルパートナーと『VARBusiness』誌の読者に認められていることを示しています。



・ストレージ市場における見通しとしては、IDC社の『Worldwide Quarterly Storage Software Tracker Q2 2007』(注3)および『Worldwide Quarterly Disk Storage Systems Tracker Q2 2007』(注4)によると、ネットアップは2007年度上半期を通じて、ストレージ用ソフトウェアとハードウェアの両方で市場シェアを伸ばしました。
ネットアップは、2007年度第1四半期から第2四半期にかけて、ストレージソフトウェア市場全体に比べて2倍の伸び率を記録するとともに、サービスを提供している全サブマーケット部門でシェアを拡大しました。ネットアップの成長率が市場全体を上回ったのは、四半期ベースで8期連続となります。また、IDC社によると、ストレージ複製ソフトウェア部門ではトップ5社中、最も著しい成長を遂げており、現在は市場シェアで第2位につけています。さらに、iSCSI部門では売上・キャパシティの両方で首位を堅持し、FC SAN部門においても売上・キャパシティともにシェアを伸ばしています。主力のNAS部門についても、キャパシティ・ベースでトップの座を維持しています。


・ストレージ業界でのニュースとして、ストレージ産業の業界団体であるStorage Networking Industry Association(SNIA)による「グリーン・ストレージ・イニシアチブ」に参加しました。これは、ストレージ製品の省エネ化を通じて、データストレージの運用が環境に及す影響を最小限に抑えることを目的としています。



・企業ニュースでは、北米地域のエンジニアリングおよび開発活動を強化する新たな研究所の建設工事が、リサーチ・トライアングル・パーク(米国ノースカロライナ州、以後RTP)のネットアップ・テクノロジーセンターで始まりました。


・「Triangle Business Journal」誌によるRTPにおける「Best Place to Work(最高の職場)」ランキングで、トップ15位に4年連続で入賞しました。


・『Silicon Valley/San Jose Business Journal(シリコンバレー/サンノゼ・ビジネスジャーナル)』誌がシリコンバレーで慈善活動に最も貢献した企業に贈る「Top Corporate Philanthropist in Silicon Valley」賞に輝きました。


・世界的な拡大成長戦略の一環として、中国・大連にテクニカルサポートセンター(TSC)を開設するとともに、上海に製造センターを、シンガポールに物流センターをそれぞれ新設するという、アジア・太平洋(APAC)地域の事業強化を発表しました。これにより、同地域でより充実したサービスをより多くの顧客やパートナーに提供できるようになります。


以上



1995 年米国私募証券訴訟改革法における「セーフ・ハーバー」条項
このプレスリリースには、1995 年米国私募証券訴訟改革法に定められた範囲内で、予測に基づく記述を含んでいます。これらの記述には、ネットアップの業績、2008年会計年度第3四半期の見解、製品、技術およびサービスによる収益の伸び、競合他社に提供する相対的サービスについての「今後の見通し」に関する記述が含まれます。予測に基づく記述はリスクまたは不確実性を伴い、実際の結果とは異なる可能性があります。当社の目標達成に影響を及ぼす要因には、ストレージおよび関連製品に対する消費傾向を含む一般経済情勢のほか、市場ニーズに対応した新しい製品アーキテクチャおよび製品提供、価格・性能面に優れた製品開発における内在リスク、限定サプライヤへの依存に対するリスク、製品に対する需要の予測の正確さと契約製造者との関係の維持に関する能力、直接販売とリセラー販売チャネルの拡大能力、戦略的パートナーとの関係や提携製品の開発、維持、強化に関する能力、国際業務関連リスク、補完的なビジネスや技術を取得、統合する能力、外国為替変動などが含まれます。その他、ネットアップ社が米国証券取引委員会に定期的に提出しているレポートやドキュメント(最新の 10-K および 10-Q を含む)に記載されている重要な要因も含まれます。ネットアップは、これらの予測に基づく記述に含まれる情報を、それが新情報や将来の出来事などの結果だったとしても、更新する義務を負っていません。



脚注:
1. 1株あたりの純利益は、ここに提示した全期間において希薄化した株価で提示されています。
2. 非GAAP財務結果には、無形資産の償却、株式による報酬費用、買収関連の保有費用、資産売却および投資における純損益、リストラ費用、買収前関連費用、およびこれに伴う法人所得税への影響、ならびに見積財務基準に比例した率で換算される所得税事項に関するある離散GAAPの条項は除かれています。
3. IDC社『2007年第2四半期における全世界のストレージソフトウェア市場調査』
4. IDC社『2007年第2四半期における全世界のディスクストレージシステム市場調査』



NetAppは登録商標であり、Network Appliance、StoreVaultは米国およびその他の国におけるNetwork Appliance, Inc.の商標です。その他のすべてのブランド名や製品名は、それぞれを所有する企業の商標または登録商標であり、法律によって保護されています。



ネットアップにおける見積財務基準(非GAAP)の採用
ネットアップでは経営の意思決定を行う際、GAAP(米国会計基準)に準拠しない非GAAP(見積財務基準)を参考にしています。これは、非GAAPが当社の業績に関して意味のある補足情報を含んでいるためです。非GAAPには、無形資産の割賦償却、製造過程での調査や開発、株式による報酬、その他の買収関連費用、リストラ関連費、資産売却および投資における純損益、特定のその他の臨時費用、これらに伴う所得税への影響、および見積財務基準に比例した率で換算される所得税事項に関するある離散GAAPの条項は除かれています。これらは、投資家の皆様にネットアップの日々の業務をより深くご理解いただけるように実施しています。非GAAPの採用には実質的な制限があり、対応するGAAPを参考にしてはじめてネットアップの正しい評価につながります。ネットアップでは、非GAAPによるそれらの制限をGAAPとともに使用することで補います。
これらの非GAAPでは、企業の過去の経営実績との内部比較、および競合各社の業績との比較が可能になります。ネットアップは非GAAPによる収益の発表も行っており、従業員の給与制度などの財務および経営の意思決定において経営陣が参考にする補足情報に関して投資家の皆様により具体的にご理解いただけると確信しています。また、ネットアップは以前からGAAPに準拠しない同様の財務基準を投資家の皆様にご報告しており、比較可能な数値を示すことにより、現在の当社財務報告の一貫性が確保されるものと考えています。
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