株式会社TKCが次世代税務・会計システムの開発環境にDelphi XEシリーズを採用

マルチデバイスに対応した新バージョンのDelphiによるネイティブアプリケーション構築を決定

エンバカデロ・テクノロジーズ合同会社

2015-04-14 11:00

エンバカデロ・テクノロジーズ(日本法人:東京都文京区、日本法人代表:藤井 等、以下エンバカデロ)は本日、株式会社TKC(本社:栃木県宇都宮市/代表取締役社長:角 一幸、以下TKC)が、次世代システム向け開発環境に、「Delphi XE(デルファイ・エックスイー)」シリーズを採用したことを発表しました。TKCでは、これまで税務システムや会計システムの開発に旧バージョンのDelphi、Microsoft .NET Frameworkを用いたVisual Studioなどを利用してきました。今回、マルチデバイスに対応した新バージョンのDelphi XEシリーズによるネイティブアプリケーション開発を決定したことにより、より高品質でさまざまな利用形態に合わせたアプリケーションの迅速な供給を可能にします。

TKCの税務・会計システムは、日本国内の8,700の会計事務所と個人事業者から上場企業までの76万を超える企業、約900の地方公共団体で利用されています。幅広いユーザー層に利用されるシステムは、安定した稼動が求められ、PC環境の変化などに影響されないソフトウェアが必須となります。

Delphiで作成したアプリケーションは、特別なランタイムモジュールやミドルウェアを必要とせず、EXE/DLLを配置するだけで実行できます。これにより、環境既存性を極力排除し安定したシステムを提供できるようになります。加えて、ネイティブコードにより、メモリ使用量が少なく高速な処理が可能です。Delphi XEシリーズは、Windowsだけでなく、iOS、Android、Mac OS X向けアプリケーションも構築できるため、TKCでは、将来、システムのマルチデバイス対応、マルチOS対応も計画しています。

今回の採用に伴い、TKCでは開発フレームワークを標準化し、膨大なソフトウェアラインナップで共通して使用できるように改善しました。エンバカデロのDataSnapミドルウェアを活用したこのフレームワークは、デスクトップアプリケーション、クラウドアプリケーションのいずれの形態にも対応できるので、規模や利用形態を超えて、開発資産の再利用、標準化を推進できます。

「TKCが提供する税務・会計システムは、法令に基づき毎年更新する必要があります。迅速かつ安定したソフトウェアの供給は、お客様の経営を支える上でも極めて重要なことです。そのため、コンポーネントによるビジュアル開発で高い生産性を発揮するDelphiは欠かすことができません。また、私たちの開発資産をモバイルデバイスにも展開可能にする、Delphiのマルチデバイスサポートについても高く評価しています。」
株式会社TKC 取締役 常務執行役員 システム開発研究所長 魚谷 仁司

「ソフトウェア開発をとりまく状況は、クラウド、モバイルなどの普及によってますます複雑化しています。そのような中、多くの開発企業は従来の開発資産やナレッジを有しながら、どのように将来のシステム構築へと向かうべきかという課題を抱えています。エンバカデロが提供するDelphiならびにRAD Studioは、Windows開発者にとって慣れ親しんだビジュアル開発の手法をクラウドやモバイルにも広げ、新しい技術を容易に活用できるようにします。私たちの技術が、TKCの次世代システム構築に大いに役立つことを期待してやみません。」
エンバカデロ・テクノロジーズ 製品担当副社長 マイケル・スウィンデル

■株式会社TKCについて
TKCは、1966年に「会計事務所の職域防衛と運命打開のため受託する計算センターの経営」「地方公共団体の行政効率向上のための計算センターの経営」を事業目的に掲げ、会計事務所と地方公共団体を顧客とする計算センターとして設立されました。以来一貫して日本国内の会計事務所とその顧問先企業の成長発展と、地方公共団体のIT化と住民サービスの向上を目指したシステム・サービスを提供しています。

■Delphiについて
Delphiは、コンポーネントを用いたビジュアル開発の手法で、簡単かつ効率的にWindows、Mac、Android、iOS、ガジェット、ウェアラブル向けアプリケーションを開発できる開発ツールです。ネイティブコンパイラのパワーにより、マルチコアCPUのパワーやデバイスのセンサー機能などを活用した高性能アプリケーションを構築できるほか、業務向け開発で必須となるエンタープライズデータベース、クラウドサービスへのアクセスにも対応しています。

最新バージョンはDelphi XE8で、単体製品としても、またC++開発ツールC++Builderを含むスイート製品RAD Studio XE8としても購入できます。Delphiの詳細については、www.embarcadero.com/jp/products/delphi をご覧ください。

■エンバカデロ・テクノロジーズについて
エンバカデロ・テクノロジーズは、1993年にデータベースツールベンダーとして設立され、2008年にボーランドの開発ツール部門「CodeGear」との合併によって、アプリケーション開発者とデータベース技術者が多様な環境でソフトウェアアプリケーションを設計、構築、実行するためのツールを提供する最大規模の独立系ツールベンダーとなりました。米国企業の総収入ランキング「フォーチュン100」のうち90以上の企業と、世界で300万以上のコミュニティが、エンバカデロのDelphi®、C++Builder®といったCodeGear™製品やER/Studio®、DBArtisan®、RapidSQL®をはじめとするDatabaseGear™製品を採用し、生産性の向上と革新的なソフトウェア開発を実現しています。エンバカデロ・テクノロジーズは、サンフランシスコに本社を置き、世界各国に支社を展開しています。詳細は、www.embarcadero.com/jp をご覧ください。

Embarcadero、Embarcadero Technologies ロゴならびにすべてのエンバカデロ・テクノロジーズ製品またはサービス名は、Embarcadero Technologies, Inc.の商標または登録商標です。その他の商標はその所有者に帰属します。
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