エンバカデロ、マルチデバイス ネイティブ開発環境の新バージョン「RAD Studio XE8」を発表

コンポーネントテクノロジーにより、IoT、クラウドとつながるマルチデバイスアプリケーションを容易に構築可能に

エンバカデロ・テクノロジーズ合同会社

2015-04-07 17:00

ニュースハイライト :最新のソフトウェア開発環境のDelphiとC++Builderを含むスイート製品RAD Studio XE8(ラッドスタジオ・エックスイーエイト)を明日4月8日より販売開始します。複数デバイス向けのUI設計を一元化できるFireUIを強化し、マルチデバイスプレビューを搭載。単一のコードからデバイスごとに最適化されたUIをより効率的に開発できるようになりました。新たにiOS 64-bitアプリの開発をサポートし、ユニバーサルアプリの構築にも対応しました。Bluetooth ClassicやiBeacon/AltBeaconをサポートするコンポーネントを搭載し、IoTデバイスとの通信が容易に実装可能になりました。AppAnalyticsを新たに搭載し、コンポーネントを置くだけで、アプリケーションの使用状況が分析可能になりました。RAD Studio XE8のすべての機能を30日間無料でお試しいただけるトライアル版は、本日4月7日夜からエンバカデロのWebサイトよりダウンロードいただけます。
エンバカデロ・テクノロジーズ(日本法人:東京都文京区、日本法人代表:藤井 等、以下エンバカデロ)は本日、Windows、Android、iOS、Mac OS X、ガジェット、ウェアラブルといったマルチデバイスアプリケーションを作成できるソフトウェア開発環境「RAD Studio XE8(ラッドスタジオ・エックスイーエイト)」を発表しました。新バージョンは、明日4月8日より販売開始します。

RAD Studio XE8では、新たにiOS 64-bitアプリ開発をサポートしました。Apple App Storeに掲載するアプリで必須となる64-bitと32-bit双方を含むユニバーサルアプリの構築もサポートしています。また、ひとつのフォームから複数デバイス向けに最適化されたUIの設計を可能にするFireUIを機能強化しました。新機能「マルチデバイスプレビュー」を用いれば、設計段階でデスクトップ、タブレット、スマートフォン向けのプレビューを表示し、修正を要するデバイス向けのUI設計のみをカスタマイズできます。すべてのデバイスでアプリを実行して確認することなく、UI設計の問題個所を発見できるので、マルチデバイス向け開発が大幅に効率化されます。

昨年実施されたDimensional Research社によるIoTに関する調査では、49%の開発者が、2015年末までにIoTがなんらかのビジネス成果を生むと考えていることが分かりました。IoTの活用は、コンシューマよりもビジネス向けに広がっており、これらのソリューションの構築では、デスクトップ、モバイル、データベース、クラウド、基幹系など、多様なシステムとつながることで価値を生み出しています。

RAD Studio XE8では、IoTやクラウドとの接続性も強化しています。Bluetooth ClassicをサポートするTBluetoothやiBeacon、AltBeaconの双方をサポートするTBeaconコンポーネントを搭載しており、Bluetoothを利用する各種IoTデバイスや近接検知の機能などを、プロトコルの詳細を知らなくても実装できるようにしました。また、モバイル向けの中間サーバー機能を構築するEMS(Enterprise Mobility Services)も機能強化し、多様な接続性をサポートしています。

■RAD Studio XE8の主な新機能
・iOS 64-bitとユニバーサルアプリのサポート:iOS 64 bit Object Pascal / C++コンパイラとツールチェインを搭載。Apple App Storeアプリで必要となるiOS ユニバーサルアプリの構築もサポートしました(32 bitおよび64 bitバイナリをひとつのアプリバンドルに含めることが可能)。
・FireUIマルチデバイスプレビュー:複数のOSプラットフォーム、複数の画面サイズ向けの設計を一元化し、単一のフォームから複数デバイス向けの最適化を可能にするFireUIが機能強化されました。新たに搭載された、マルチデバイスプレビューを用いれば、それぞれのデバイスでどのようにアプリケーションが表示されるかを、設計時に確認し、問題のあるUIのみの設計をカスタマイズできるようになりました。
・ビーコンのサポート:iBeaconおよびAltBeaconをサポートしたTBeaconコンポーネントを新たに搭載、近接検知などの機能を容易に実装可能にしました。また、Bluetooth Classicをサポートしたコンポーネントも搭載し、Bluetoothを利用するIoTデバイスとの通信の実装を容易にしました。
・AppAnalytics:新たに搭載されたAppAnalyticsを用いれば、RAD Studio XE8によって開発したアプリケーションを対象に、ユーザーがどのように機能を利用しているかをビジュアルに分析できます。専用のコンポーネントを置くだけで、デスクトップ、モバイル、サーバーサイドアプリケーションに至る多様なアプリケーションの分析が可能になります(分析機能を利用するには、別途契約が必要です)。
・EMS(Enterprise Mobility Services):iOSおよびAndroid向けEMSプッシュ通知サーバーサポート、ユーザーとグループの分析機能の改善、ユーザーアカウントを管理できるEMSクライアントアプリケーションなどの新機能を搭載し、業務向けモバイルアプリのための中間サーバー構築機能を充実させました。

■30日無料トライアル版
RAD Studio XE8のすべての機能を30日間無料でお試しいただけるトライアル版は、日本時間の本日夜から、エンバカデロのWebサイトよりダウンロードいただけます。
(リンク »)

■RAD Studio XE8の製品ラインナップと価格
RAD Studio XE8は、目的別にいくつものエディションが用意されています。また、RAD Studio XE8に含まれるDelphi XE8、C++Builder XE8は、単体製品としてもお求めいただけます。新製品は、6月28日までの期間限定で実施する「XE8発売記念キャンペーン」の特別価格にてお求めいただけます。

RAD Studio XE8の主な製品の販売価格は以下のとおりです(価格はいずれも税別です)。
・RAD Studio XE8 Professional(新規購入) (通常¥240,000のところ)¥216,000
・RAD Studio XE8 Professional(バージョンアップ*1) (通常¥145,000のところ)¥131,000
・RAD Studio XE8 Enterprise(新規購入) (通常¥396,000のところ)¥357,000
・RAD Studio XE8 Enterprise(バージョンアップ*1) (通常¥265,000のところ)¥239,000
・Delphi XE8 Professional(新規購入) (通常¥134,000のところ)¥121,000
・Delphi XE8 Professional(バージョンアップ*1) (通常¥74,000のところ)¥67,000
・Delphi XE8 Enterprise(新規購入) (通常¥329,000のところ)¥297,000
・Delphi XE8 Enterprise(バージョンアップ*1) (通常¥198,000のところ)¥179,000
・C++Builder XE8 Professional(新規購入) (通常¥134,000のところ)¥121,000
・C++Builder XE8 Professional(バージョンアップ*1) (通常¥74,000のところ)¥67,000
・C++Builder XE8 Enterprise(新規購入) (通常¥329,000のところ)¥297,000
・C++Builder XE8 Enterprise(バージョンアップ*1) (通常¥198,000のところ)¥179,000

*1: バージョンアップ版は、Delphi / C++Builder / RAD Studio XE3以降のバージョンをお持ちの方が購入いただけます。

■動作環境
RAD Studio XE8の統合開発環境は、Windows 8 / 8.1(32-bit および 64-bit)、Windows 7 SP1(32-bit および 64-bit)で利用できます。また、RAD Studio XE8は、Windows 7または8をホストするVMware Fusion やParallelsといったVM(仮想マシン)を用いることで、Mac OS X上で動作させることもできます。

RAD Studio XE8によって開発したアプリケーションは、 Windows 7、8、8.1、Server 2008、Server 2012が動作するIntel/AMDプロセッサのPCおよびタブレット、OS X 10.9または10.10が動作するMacマシン、iOS 7またはiOS 8が動作するiPhone、iPad、iPod touch、 Androidフォンおよびタブレット:Android Ice Cream Sandwich(4.0.3、4.0.4)、 Jelly Bean(4.1.x、4.2.x、4.3.x)、KitKat(4.4.x)、Lollipop(5.x)が動作するNEONサポートのARMv7デバイスで実行できます。

■RAD Studio XE8 新製品紹介Webセミナー
RAD Studio XE8の発売に合わせて、4月8日より新製品の概要を紹介するWebセミナーシリーズを開催します。Webセミナーは、インターネット経由でオフィスや自宅、外出先からも参加することができます。開催日程は以下のとおりです。

2015年4月8日 16:00~18:30 RAD Studio XE8 First Look Webinar
2015年4月9日 11:30~12:15 これで分かる!RAD Studio XE8製品紹介セミナー
2015年4月14日 16:30~17:15 これで分かる!RAD Studio XE8製品紹介セミナー(再)
2015年4月15日 17:00~18:00 エンバカデロ・デベロッパーTV
2015年4月22日 11:00~11:30 「RAD Studio XE8 新機能紹介セミナー - マルチデバイス対応編」
2015年5月13日 16:00~16:30 「RAD Studio XE8 新機能紹介セミナー - IoT & クラウド編」

Webセミナーの詳細については、 (リンク ») をご覧ください。

■第30回 エンバカデロ・デベロッパーキャンプ
さらに、30回目の開催となる開発者のための技術イベント「エンバカデロ・デベロッパーキャンプ」を、2015年5月19日(大阪)、5月21日(東京)にツアー開催します。今回は、Delphi製品担当マネージャのマルコ・カントゥが初来日し、最新バージョンの概要と製品戦略について語ります。

デベロッパーキャンプの詳細は、 (リンク ») をご覧ください。

以上

■RAD Studio XE8について
Embarcadero RAD Studio XE8は、Windows、Mac、iOS、Androidのマルチデバイス向けネイティブ開発環境です。PC、タブレット、スマートフォン向けアプリケーションに加え、IoT対応アプリを構築可能。コンポーネントによるビジュアル開発で驚異的な生産性を実現します。FireUIが複数デバイス向けのUI設計を効率化。FireDACが主要なデータベースへの共通アクセスを可能にします。デスクトップから多層、クラウド、Web、モバイルといった広範なプラットフォーム向けに、IoTからエンタープライズ、クラウドへとつながるアプリケーションを構築できます。

RAD Studio XE8の詳細は、 (リンク ») をご覧ください。

■エンバカデロ・テクノロジーズについて
エンバカデロ・テクノロジーズは、1993年にデータベースツールベンダーとして設立され、2008年にボーランドの開発ツール部門「CodeGear」との合併によって、アプリケーション開発者とデータベース技術者が多様な環境でソフトウェアアプリケーションを設計、構築、実行するためのツールを提供する最大規模の独立系ツールベンダーとなりました。米国企業の総収入ランキング「フォーチュン100」のうち90以上の企業と、世界で300万以上のコミュニティが、エンバカデロのDelphi®、C++Builder®といったCodeGear™製品やER/Studio®、DBArtisan®、Rapid SQL®をはじめとするDatabaseGear™製品を採用し、生産性の向上と革新的なソフトウェア開発を実現しています。エンバカデロ・テクノロジーズは、サンフランシスコに本社を置き、世界各国に支社を展開しています。詳細は、www.embarcadero.com/jp をご覧ください。

Embarcadero、Embarcadero Technologies ロゴならびにすべてのエンバカデロ・テクノロジーズ製品またはサービス名は、Embarcadero Technologies, Inc.の商標または登録商標です。その他の商標はその所有者に帰属します。
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