ソニーVAIO『type P』では現在位置を取得するための技術として、GPSに加えクウジットが提供する「PlaceEngine」を標準搭載することにより、PCでハイブリッド位置取得が可能となりました。「VAIO Location Search」ユーティリティーにおいて、GPSと無線LANによる測位結果を位置情報としてハイブリッドに扱うことで、屋内や地下街を含め、オンライン、オフラインにかかわらず、より高い精度で位置情報を取得することができます。
*VAIO『type P』では「PlaceEngine」は機能モジュールとしてプリインストールされているため、「PlaceEngine」クライアントソフトという形で可視することはできませんが、従来の「PlaceEngine」クライアントソフトの機能は全て持ち合わせています。「PlaceEngine API」に対応している既存Webサイトは、そのままハイブリッド測位対応になります
■「PlaceEngine」クライアントの進化 ハイブリッド版を提供開始
クウジットでは、今後従来の無線LANによる位置推定技術に加え、 GPSと共に利用する「PlaceEngine」ハイブリッド版のクライアントソフトをPlaceEngine公式サイトwww.placeengine.comで公開する予定です。
*Windows XP/Vista版を2月上旬、他プラットフォーム対応版はその後、順次公開を予定
クウジット代表取締役社長の末吉隆彦は以下のように述べています。
常に持ち歩くモバイルPCに「PlaceEngine」がプリインストールされることにより、位置情報を利用するアプリケーションやサービスと「PlaceEngine」が更に密に連携し、日常的に利用できる位置情報インフラになることを期待しています。今回、「PlaceEngine」は、 VAIO『type P』の欧州モデル** にも採用されていますが、クウジットでは、今後もVAIOにおける「PlaceEngine」技術の提供や活用において、さらなる改善や拡張に取り組んでいきたいと思っています。
「PlaceEngine」は、ユーザー参加型の位置情報プラットフォームというコンセプトのもとで、開発を進めてまいりましたが、ユーザーが自主的に行う位置登録に加え、ハイブリッドな位置取得による無線LAN/GPS位置情報履歴などのログデータのアップロードが、「PlaceEngine」の推論データベースを拡充し、自動的に「PlaceEngine」対応地域を拡張、対応アプリケーションやサービスの利便性の向上に寄与していく可能性があると考えています。つまり「PlaceEngine」自体が、GPS技術とハイブリッドな測位に向けて進化していくことにより、屋内でも屋外でも位置情報をシームレス且つ日常的に利用できる時代が到来するのです。
クウジットでは、今後も「PlaceEngine」を核とした多様なロケーションウェアを提供することで、位置情報をより身近にし、人々の日常生活をそっと後押しするような新しい体験価値を提案して参ります。
* 「PlaceEngine」搭載VAIO『type P』欧州モデル仕向け:英国、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、ロシア
以上
このプレスリリースの付帯情報
用語解説
参考:
ソニーVAIO 『type P』について
(リンク »)
「PlaceEngine」について
(リンク »)
「PlaceEngine」とは、無線LANの電波情報を使って手軽に現在位置を推定し取得できる技術です。屋内や地下街のようにGPSが受信できない場所における利用や施設内でも、フロア単位での位置推定が可能になります。詳細情報は、「PlaceEngine」公式サイトをご覧ください。
【クウジット株式会社】
(リンク »)
「PlaceEngine」技術を開発したソニーコンピュータサイエンス研究所のメンバーが中心となり2007年7月に設立されました。「PlaceEngine」技術のライセンス提供や開発支援、および場所や空間に連動した情報配信サービス「ロケーション・アンプ」の企画・開発・運営を行っています。
※ PlaceEngineは、クウジット株式会社の登録商標です。
※ PlaceEngineは、株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所が開発し、クウジット株式会社がライセンスを行っている技術です。
※その他の社名、商品名は、各社の登録商標または商標です。
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