この課題を解決するために、アラクサラではVRF機能(*1)とVLAN機能(*2)を組合せて、ネットワークを仮想的に分離する、「ネットワーク・パーティション(別紙参照)」を開発し、提案してまいりましたが、このたびAX6700S/6300Sシリーズのオプションソフトウェアとして、提供を開始するものです。
アラクサラのネットワーク・パーティションには以下のような特長があります。
●L2スイッチのVLANを利用するため、複数のルータ上のVRF機能を利用して分離を行う場合に比べて、システム構築コストが低く、また運用管理の負荷が軽減可能
●パーティションに認証機能を実装したため、仮想的に分離した複数のネットワーク(パーティション)ごとに、不正アクセスが防止可能
●複数のパーティションからアクセス可能な、共用ネットワークを実現することで、部門間やサービス間で共用のサーバを利用可能
また、パーティションごとに独立したIPアドレス空間が設定でき、部門間でのIPアドレスの重複が可能、パーティションごとのネットワークリソースの公平性が保てるなど、ネットワークの構築・運用が容易になります。
提供する製品は、以下のとおりです。
AX6300S/6700Sシリーズ用 ネットワーク・パーティション オプションソフトウェアライセンス
標準価格: 300万円
このプレスリリースの付帯情報
用語解説
*1: Virtual Routing and Forwarding
1台のLANスイッチの中に複数のルーティングテーブルを持たせることによって、仮想的に複数のLANスイッチとして動作させる機能。
*2: Virtual LAN
ひとつの物理的なLANを論理的に複数に分割して利用する方法。一般的にレイヤー2のイーサネットパケットにタグを付加することで、パケットの属する論理的なLANを識別する。
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