(第3回)情報をビジネスの“力”に変える魔法の箱IBM WebSphere DataPower

プラス・ワンで段階的にESBを導入

 日本IBMが提供するESB製品群における最大の特長を山田氏は、「“プラス・ワン”することで段階的に新しい世界にステップアップできる機能をすべての製品が搭載していることです」と話す。

 「たとえば、IBM WebSphere MQを使用して構築されたメッセージングシステムを、IT資産として有効に活用しながらESBの世界へ、さらにBPMの世界へと移行していくためにはどうすれば良いかを考えた場合、この“プラス・ワン”という発想が非常に有効になります」と山田氏。IBM WebSphere MQは、80種類以上のプラットフォームをサポートし、15年以上の導入実績を持つメッセージ指向ミドルウェア(MOM:Message Oriented Middleware)製品だ。

 「以前は、1対1の接続方式だったMQも、今ではパブリッシュ/サブスクライブモデルの接続やウェブサービスの呼び出しなどの機能が提供されています。さらに、ファイル転送の仕組み(WebSphere MQ File Transfer Edition)やセキュリティ機能(WebSphere MQ Extended Security Edition、WebSphere DataPower)などをプラス・ワンすることで、より信頼性の高いシステム統合を実現することができるのです」

 一方、SOAアプライアンス製品である「IBM WebSphere DataPower」などのESB製品に関しても、すべてWebSphere MQシリーズをサポートしているので、WebSphere MQを呼び出すことができるアプリケーションであれば、WebSphere DataPowerを既存システムにプラス・ワンすることで、そのままESBの世界を実現することができる。

 山田氏は、「ESBのような新しいテクノロジを活用することで、効率的なステップアップを実現し、IT投資の無駄をなくし、競争力の高い企業を実現してほしいと願っています」と講演を締めくくった。

「ESB(日本アイ・ビー・エム)」 のバックナンバー

http://japan.zdnet.com/extra/ibm_200904/story/0,3800096242,20391144,00.htm
(第3回)情報をビジネスの“力”に変える魔法の箱IBM WebSphere DataPower
ホワイトペーパー
SOA 対応 BPM を採用する際のベスト・オプションとは

−WebSphere Process Server および WebSphere Integration Developer の概要

企業の競争力を強化する−IBM コネクティビティ製品ガイド

SOAソリューションのための
接続基盤の実現

提供:日本アイ・ビー・エム株式会社
[PR]企画・制作 シーネットネットワークスジャパン株式会社 営業グループ marketing@japan.cnet.com