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webセキュリティ特集

 

Web2.0の脅威に晒されている環境で重要なプロアクティブ・セキュリティとコンプライアンス。Secure Webがプロアクティブなセキュリティを実現する。

インターネットの利便性はWeb2.0時代に入って大きく向上してきている。しかし一方で、Web2.0技術を悪用した脅威も登場してきており、効果的な対策が求められている。Web2.0時代の脅威とその対策手法について、セキュアコンピューティングジャパンの堀 政浩氏に聞いた。

利便性向上に伴う脅威の拡大

 近年、ユーザー参加型のWeb サイトやブラウザベースのアプリケーションなどWeb2.0の特徴を生かした数々の高度なサービスが登場し、人々の情報共有のあり方を大きく変えつつある。それは一般のインターネット利用者の利便性を向上するのみならず、企業においても情報システムに取り入れられ、競争力強化などに役立てられるようになってきた。

 一方、こうしたアプリケーションの発展と並行して、Web2.0技術を悪用した新たな脅威が登場しつつあることも忘れてはいけない。そもそも、新たな技術には、しばしば新たなリスクがつきまとうものである。Web2.0技術においては、技術の幅の広がりに伴って悪意あるユーザーにとっても選択肢が増え、さまざまな攻撃手段を与えることになったと言えるのだ。

従来のWeb(Web1.0)とWeb2.0の違いの定義
Web 1.0 Web 2.0
DoubleClickGoogle AdSense
mp3.comNapster
個人サイトブログ
ページビュークリック単価
パブリッシング参加
コンテンツ管理システムWiki
ディレクトリタグ付け
Web2.0時代の複合的脅威
Web2.0時代の複合的脅威

Web2.0におけるセキュリティ上の課題

セキュア コンピューティング ジャパン株式会社 シニア プリセールス コンサルタント 堀 政浩氏 セキュア コンピューティング ジャパン株式会社
シニア プリセールス コンサルタント
堀 政浩氏

 Web2.0のセキュリティ上の問題には、どのようなものがあるのか。セキュアコンピューティングジャパン株式会社 シニア プリセールス コンサルタントの堀政浩氏は、その特徴を次のように説明する。

 「まず、インバウンド(「外から内へ」「侵入」)の脅威でいえば、今までの脅威は比較的大規模かつグローバルなものでしたが、Web2.0ではターゲットが絞り込まれるようになってきました。例えば、スパムメールでいえば同じ内容のメールを膨大な数の相手に対して一斉に送るような感じだったのが、特定サービスのユーザーを対象としたフィッシングなどに発展してきています」(堀氏)

 また、Web2.0ではWebサイトの性質が変わり、単に見るだけのものでなく、誰でも情報を発信できるようになったが、それと同様のことがマルウェアの世界でも起きている。

 「Webサイトで情報を発信するためのツールが普及したのと同様に、マルウェアを作るためのツールも簡単に入手できるようになっています。しかもそれらは誰でも手軽にマルウェアを作成できるように作られており、マルウェア作成のハードルがどんどん低くなっているのです」(堀氏)

 従来は専門知識が必要だったマルウェア作成だが、現在ではかなり容易になってしまったと堀氏は指摘する。そしてそれぞれが高い効果を狙ってターゲットを絞った攻撃を仕掛けることで、脅威はさらに拡大してしまう。さらに、手軽に作れるということは手軽に改変できるということでもある。近年では、話題となったマルウェアの亜種は頻繁に登場してくるのが常となったのは、こうした事情によるものだ。

高まるセキュリティへの不安
Web 2.0 によってもたらされる可能性のある以下の脅威について、どの程度危惧していますか?
ウイルス79%
データの漏洩79%
トロイの木馬76%
スパイウェア78%
スパム65%
フィッシング70%
ボットネット60%
調査対象:ITおよびセキュリティ部門の上級専門職153名への調査
(米SecureComputingに代わりForrester Consulting が実施した委託調査)
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ホワイトペーパー
Web2.0時代の脅威とプロアクティブ・セキュリティの必要性
インターネットは、10年前と比較して大きく変化しています。2、3年前ですら、現在と異なります。現在、Web2.0アプリケーションでは、HTTPやHTTPSといったプロトコルが、それらが開発された時には、決して想像されなかったような方法で使われています。
情報漏洩から重要コンテンツを防備する4つの技術
情報漏洩に伴うリスクは、企業という船を沈没させてしまうこともあります。セキュリティ侵害は蔓延しており、実質的に無傷で簡潔する業界は存在せず、あらゆる規模の企業が被害を受けていることを、世界中の企業が目撃してきました。
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