FM音源

用語の解説

FM音源とは

(エフエムオンゲン,frequency modulation synthesis,)
FM音源とは、周波数変調によって音を合成する音源もしくはその仕組みを搭載した音源のことである。
周波数変調で音を合成する原理はスタンフォード大学のジョン・チョウニング(John Chowning)博士が発明し、原理の製品化はライセンスを買い取ったヤマハが行った。 FM音源は、出力される正弦波(サイン波)に対して周波数を変調することで波形を合成する原理である。 音色の表現力は高く、特に金属的な音色に関しては定評がある。 初期のFM音源では出力波形は正弦波のみであったが、VシリーズやSYシリーズなどの後期のFM音源では、正弦波以外の波形を出力することができるようになった。 FM音源は、楽器だけでなく、PCや家庭用ゲーム機、携帯電話などの内蔵音源としても広く普及したが、PCM音源の台頭とともにあまり使われなくなっている。 なお、DXシリーズの代表格であるDX7は、「FM音源といえばDX7」と言わしめるほど人気を博した80年代デジタルシンセサイザーの名機であり、プロ・アマ問わずミュージシャンの間では欠かせないシンセサイザーであった。

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