クラウドコンピューティング

用語の解説

クラウドコンピューティングとは

(cloud computing)
クラウドコンピューティングとは、インターネットを通じて提供されるサービスやストレージなどのコンピュータリソースを、ユーザーが特にリソースの所在を意識することなく利用できるというコンセプトのことである。
クラウドコンピューティングは複数のマシンを合わせてひとつの資源を構成するという点でグリッドコンピューティングに該当する。 その上でクラウドコンピューティングは、インターネットとその中のコンピュータを、存在してはいるが漠然としており実体の捉えがたい「雲」(cloud)に見立てている。 「雲」の中のどのマシンにアクセスしているかといった具体的な事柄を見分けることは難しいが、「雲」にアクセスすればその中のどこからかサービスの提供を受けることが可能であるというニュアンスがある。 クラウドコンピューティングのコンセプトは2006年末にGoogleのCEOであるエリック・シュミットによる言及が嚆矢とされている。 2007年末には、IBMが大規模なコンピュータシステムをクラウドコンピューティング化する「Blue Cloud」構想を発表し、またMozilla FoundationではFirefoxにおけるブックマークや認証、履歴といった機能をクラウドコンピューティング化する「Weave」の提供を開始している。 また、クラウドコンピューティングのメリットを企業内で享受するため形態として、プライベートクラウドと呼ばれる考え方も登場している。 クラウドコンピューティングはSaaS(Software as a Service)、あるいはWeb2.0などのような、コンピュータシステムの新しいあり方として、注目を集めている。

用語解説出典   powered by. Weblio

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