富士通

用語の解説

富士通とは

(フジツウ,富士通株式会社,FUJITSU,FUJITSU LIMITED,)
富士通とは、コンピュータ機器や通信システム、情報処理システムなどを主な事業とする日本の電機メーカーの名称である。
情報システムだけでなく、電子デバイスの製造・販売および、それらに関連するサービスなども幅広く手がけている。 富士通は、1935年に、富士電機製造の話部所管業務を分離して富士通信機製造として設立された。 1967年に、現在の社名に変更している。 国産のコンピュータのメーカーとして、1954年に、日本初のリレー式自動計算機を完成し、また、1958年には、パラメトロンを素子とする電子計算機を試作するなど、独自の開発を進めた。 1960年代後半に、IBMがメインフレームで市場を席巻する。 富士通は通商産業省の指導の下、日立製作所と提携して、IBM互換機であるMシリーズ(富士通はFACOM Mシリーズ、日立はHITAC Mシリーズ)を開発し、1970年代以降、コンピュータの大手メーカーとして名を馳せた。 1980年、富士通は日本語ワープロ専用機「OASYS」を発表した。 OASYSは、親指シフトキーボードと呼ばれる独自配列のキーボードを採用し、日本語入力の高速化を実現した。 プロのオペレーターを中心に高い評価を得た。 また、日本語ワープロ専用機の低価格化にも意欲的に取り組み、日本語ワープロ専用機を家庭へ普及させる動力となった。 PCが普及するに伴い、日本語ワープロ専用機は市場から姿を消したが、OASYSはPC用のワープロソフトとして発売され、2008年8月現在も存続している。 富士通が最初に開発したPCは、1981年に発表された8ビットの「FM-8」である。 メインフレームの開発で培われた当時の最先端の機能が搭載されていた。 1980年代後半には、ビジネス向けのFMRシリーズや、独自アーキテクチャのFM TOWNSといったユニークなPCを開発し、独自の位置を築いていたが、1990年代には、いわゆるIBM PC互換機であるFMVシリーズへの移行を進めた。 2008年8月現在、個人向けPCとしては、デスクトップ型のFMV-DESKPOWERシリーズと、MV-TEOシリーズ、ノート型のFMV-BIBLOシリーズなど、同じく企業向けPCとしてはデスクトップ型のFMV-ESPRIMOシリーズ、ノート型のFMV-LIFEBOOKシリーズなどのラインナップを展開している。 また、PCの他にも、NTTドコモを主な供給先とする携帯電話の端末をはじめ、サーバー、液晶ディスプレイパネル、HDD、フラッシュメモリ、電話交換機などの開発事業、システムインテグレーションや導入支援、コンサルティング、IDC、情報システム関連の運用・工事なども手がけている。 なお、ISPを中心にポータルサイト「@nifty」やブログホスティングサービス「ココログ」などを提供しているニフティ株式会社は、富士通の連結子会社である。

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