長距離ZigBeeモジュール「XBee-PRO」が Telec認証を取得

ZigBee Allianceの認証を取得した国内向け対応製品

ディジ インターナショナル株式会社

2007-02-08 09:00

ディジ インターナショナル株式会社(本社・渋谷区、根津嘉明代表)は、MaxStream社の長距離ZigBeeモジュール「XBee-PRO」がTelec認証を取得したことを本日発表します。
本製品は、ZigBeeアライアンスの製品認証取得済みで、2.4GHz帯域で10mW/MHzという、日本向けに出力を最大許容電力密度に制限するための独自ファームウェアを搭載したものです。

「MaxStream社のXBee製品ファミリの世界的な採用が増加しつつある中で、よりクリティカルなアプリケーションにロングレンジと信頼性を提供できる新たなソリューションが提供できるのは大きな喜びです。特にXBee製品ファミリの日本の需要は高く、XBeeおよびXBee-PROモジュールの2製品の柔軟性により、カスタムでの無線ネットワークが容易に構築できるようになります」と、Digi Internationalのセールス・マーケティング上級副社長、ラリー・クラフトは話しています。
 
今回の「XBee-PRO」は2.4GHz帯域で無線通信を行うモジュールで、すでにリリースしている「XBee」(1mW)とのピン互換とネットワーク互換を確保しています。リモートセンシング、設備管理、オートメーションをはじめとするさまざまな産業・商用アプリケーションでの利用が可能です。また、XBeeファミリ製品は、ZigBeeの普及促進団体である米国ZigBee Allianceから、世界で初めてZigBee製品認証を取得しており、アメリカ、ヨーロッパをはじめとする全世界での使用、ならびに、802.15.4およびZigBee仕様との互換性が認証されています。また、1mW出力の「XBee」は、現在Telec取得のプロセスにあります。
 
ロングレンジのワイヤレスデータリンクを即座に生成・テストするためのハードウェアおよびソフトウェアを同梱した「XBee開発キット」の提供価格は129ドルから。本開発キットは、ネットワーク開発における初期費用や開発費用を抑え、ワイヤレスデータ通信における信頼性を確保する際に最も簡単かつコスト効率の高い方法を低価格で実現しています。

日本国内では、当社および当社の認定代理店から販売します。

■XBee-PROの主な仕様

●出力パワー : 60mW (18 dBm)、100mW EIRP
・室内/アーバンレンジ 最大100m
・屋外/RF ラインオブサイト(遮蔽物なし)レンジ 最大1.6km
・RFデータレート 250 Kbps 、インタフェースデータレート 最大115.2 Kbps
・動作周波数 2.4 GHz
・受信感度 -100 dBm
●ネットワーキング
・スペクトラム拡散タイプ DSSS (ダイレクトシーケンススペクトラム拡散)
●物理的特性
・サイズ 2.438 cm ×3.294 cm
・重量 4g (U.FL.コネクタ搭載時)
・アンテナオプション U.FL. RFコネクタ、チップアンテナまたはウィップアンテナ
・動作温度 -40~85℃ (工業用)

■MaxStreamプロフィール
 1999年に設立されたMaxStream社は、電子機器向けの無線モデムネットワークの世界的なデベロッパーです。同社は、無線モデムモジュール、スタンドアロンラジオモデム、RF設計サービスおよびサポート・ソフトウェアを提供しています。また、組込みシステムやボックス製品向け無線ネットワークの設計・製造、サポートも行っています。Maxstream社の詳細は、 (リンク »)

このプレスリリースの付帯情報

XBee-PRO

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