STMicroelectronicsのSTM32MP25 MPUプロセッサをベースにしたDigi ConnectCore MP25は、効率の向上、コストの削減、イノベーションの推進、エンドカスタマ満足度の向上といった厳しい要件の下でアプリケーション開発を合理化するよう設計されています。
「STM32MP25 MPU は、ハイエンドのマルチメディア機能を必要とするセキュアなインダストリー 4.0 および高度なエッジコンピューティングアプリケーション向けのインダストリアルグレードの 64 ビット MPU です。STパートナープログラムのメンバーであるDigiは、STMicroelectronicsと活発に協働しています。彼らはこの高性能プロセッサが入手可能になると直ちに、同社のDigi ConnectCoreシステムオンモジュール・ソリューションファミリに統合しました。私たちは、Digiが開発者コミュニティにモジュールをリリースした最初の企業の 1 つであることを喜ばしく思います。これにより、現在利用可能な ConnectCore MP1 ファミリが拡張され、より高いパフォーマンスのオプションが追加されます」と、STMicroelectronicsの汎用マイクロプロセッサ部門ゼネラルマネージャのステファン・ヘンリー氏は話しています。
「Digi ConnectCore MP25の発表は、世界中の産業の進化するニーズに対応する上で極めて重要な瞬間です。ConnectCore MP25は、堅牢な設計、豊富なコネクティビティオプション、高度なセキュリティなどの革新的な機能を備えており、常に変化する環境において、アプリケーション開発を簡素化し、運用効率と顧客満足度を高めるソリューションを提供するという当社の取り組みを体現しています」と、Digi Internationalのシニアプロダクトマネージャであるアンドレアス・バーガントは述べています。
革新的なアーキテクチャを採用したDigi ConnectCore MP25は、1.5GHzで動作する2つのCortex-A35コアに加え、Cortex-M33コアとCortex-M0+を搭載しています。1.35TOPSを実現するAI/MLニューラルプロセッシングユニット(NPU)とイメージシグナルプロセッサ(ISP)で強化されたSOMは、高度なアプリケーション向けに高速化された機械学習機能を提供します。802.11ac Wi-Fi 5およびBluetooth 5.2 ワイヤレステクノロジーを含む包括的なコネクティビティオプションに加え、シームレスなセルラー統合により可能性が広がります。超小型のDigi SMTplusフォームファクタ(30×30 mm)と工業温度範囲(-40~+85℃)により、過酷な環境でも信頼性が確保され、さまざまなIoTアプリケーションに最適です。
「IoTの状況が進化し続ける中、Digiは今日の需要を満たすだけでなく、将来のニーズを先取りするソリューションを提供することに取り組み続けています。Digi ConnectCore MP25は、先進的なイノベーションを推進し、カスタマに卓越した価値を提供するために必要な、すぐに使えるエッジインテリジェンス、セキュリティ機能、その他の将来性のあるツールやテクノロジーをデバイス開発者に提供します」とDigiのバーガントは述べています。
最も要求の厳しいアプリケーションに対応するよう構築された Digi ConnectCore MP25 は、10年以上の長寿命プログラムを具現化し、製品ライフサイクルの延長に対応する持続的な性能と信頼性を保証します。さらに、タイムセンシティブネットワーキング(TSN)の実装ならびに、PCIe Gen2、USB 3.0、3つのCAN-FD インタフェースによって補完された最大3ギガビットのイーサネットポートのサポートにより、その汎用性と適応性を明確に示しています。3年間保証とグローバルなテクニカルサポートに支えられたこのSOMは、期待を上回るだけでなく、IoT分野における革新性と信頼性の新たな基準を打ち立てます。
Digi ConnectCore MP25の包括的な機能リストを含む詳細については、 (リンク ») をご覧ください。
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