「用途の広いConnectPort X5ファミリは、特にフリート管理アプリケーションの要求に対応したものです。セルラーとサテライトの両機能を搭載したことにより、カスタマは1つのネットワークから別のネットワークへ容易に切り替えることが可能です。自動車がセルラーの圏外に移動すると、サテライトを使用して接続性を維持できます。こうした高度な柔軟性を持つことにより、健康状態や遠隔資産・設備の動作や位置のほか、運転・操作者の監視もより容易かつ効率的に行えます」と、Digi Internationalのグローバルセールス&マーケティング上級副社長のラリー・クラフトは話しています。
「Digiの無線ハードウェアとコネクティビティソリューションは、フリート管理を行う当社のカスタマが移動資産・設備との通信をより容易なものにします。私たちの業界をリードするソフトウェアとプロフェッショナルなサービスを併せ持った無線ハードウェアとコネクティビティソリューションにおけるDigiの専門的知識は、業界で最も高性能なフリート管理ソリューションを生み出します」と、Digiのフリート管理パートナーであるXATA社の上級副社長、トム・フライス氏は話しています。
ConnectPort X5テレマティックス機器は、セルラー、Wi-Fi、GPS、VAN、サテライト機能に対応する柔軟で広域なネットワーク接続性を提供します。セルラーとサテライトでは、即時かつ常に繋がる通信を提供し、ネットワークを容易に切り替えることが可能です。Wi-Fiは、低コストのプライベートもしくは公衆Wi-Fiネットワーク経由で、ログやファームウェア更新、より大きなファイルといった重要で時間に制約のある情報の転送にコスト効率の高い方法を提供します。Wi-Fiは、車載ディスプレイや携帯端末などのWi-Fi可能な機器とネットワークで結んで、車両内部や車両のそばで使用することもできます。内蔵GPSは、位置追尾とジオフェンシング(あらかじめ設定された地理的境界を離れたときの即時の警告)を可能にします。オプションのサテライトバージョンを選択したカスタマに対しては、RF性能を最適化し、配線やインストール費用を大幅に簡素化・低減したドーム型筐体が提供されます。
ConnectPort X5ファミリは、業界をリードするDigiのXBee 802.15.4/ZigBeeやポイント・ツー・マルチポイント2.4GHz無線通信技術でVANをサポートします。これによりユーザは、車両やその周囲に低出力センサネットワークを配備して、タイヤ、冷凍設備、ドアラッチ、温度センサ、貨物センサ、RFIDリーダなどの重要な設備のポイントを監視することができます。事故の際に車両の動きやドライバのふるまいを感知する統合3軸加速度計も搭載しています。本製品ファミリは最新のパワーマネジメント機能も搭載するほか、車載LANであるCANバス、商用車ネットワークの標準規格、SAE J1708/J1939に対応しています。
加えて、ConnectPort X5のカスタマは、デバイス配備の容易な設定・管理に必要なホスト型のソフトウェアとサービスを備えたiDigiワイヤレスM2Mソリューションへのアクセス権を持ちます。iDigiソリューションによって、迅速かつ容易に遠隔資産データを取り出し、iDigi Platform経由で真の価値ある情報に変えることができます。ConnectPort X5ファミリは、iDigiのアプリケーションフレームワークでプログラムすることができます。また、ハードウェアとソフトウェアのカスタマイズ開発を受けることもできます。
製品ファミリは、ブリック(レンガ)型の「ConnectPort X5」とドーム型の「ConnectPort X5 Fleet」があります。いずれも頑丈なIP67筐体に入っており、SAE1455の認証を取得しています。現在、「ConnectPort X5」、「ConnectPort X5 Fleet」、「ConnectPort X5 Fleet (サテライト搭載版)」の3製品が提供可能です。詳細は、www.digi.com/products/wirelessdropinnetworking/gateways/connectportx5.jspをご参照ください。
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