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ただのERPだけじゃもう足りない! −CRM,SFAを含む新しい時代の選択肢−ビジネスアプリケーション特集2008-2009

 

多様化するビジネスアプリケーションの選択肢、グローバル化やコンプライアンスなどユーザーに突きつけられる新たな課題――こうした時代においてはいわゆる巨大なERPパッケージを一つ入れてビジネスを行うことはできない。新しい時代のビジネスアプリケーションの選択肢、それを支えるインフラへの要求を、実際の導入事例、業界をリードする各社へのインタビュー、さらに導入に際して知っておくべき製品情報によって解説する。

ビジネスアプリケーションの多様化が急速に進んでいる。

 まず、アプリケーションの種類が多様化している。かつてERPから始まった企業でのパッケージアプリケーション利用が、今やCRM、SFA、EPMなど多様な種類に及んでいる。そして、それぞれの境界線もあやふやになり、あたらしい形のビジネスアプリケーションが生まれている。

 次に提供形態が多様化している。昨今話題のSaaSなどはその典型的なものだ。ほかにはホスティングサービスもある。そして、ExcelをはじめとしたOfficeアプリケーションを拡張する形での提供も生まれている。

 最後に価格・ライセンス形態が多様化している。かつては中小の導入でも1億円を見積もらなければならなかったが、今や、7桁の見積もりでも可能となってきた。

 こうしたなかで、ユーザー側も選定において新しい知識を持たなければならない。また、アプリケーションだけでなく、仮想化をはじめとしたインフラへの要求も知らなければならない。

 そして、最も重要なことだが、ユーザー側にも新たな課題が生まれている。グローバル化したビジネスへの対応、内部統制に代表される厳しい法制度への準拠、ステークホルダーへの説明責任だ。

 本特集ではこうした背景を踏まえ、ビジネスアプリケーションの新しい選択肢、それを支えるインフラへの要求を、実際の導入事例、業界をリードする各社へのインタビュー、さらに導入に際して知っておくべき製品情報によって解説する。

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