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- デル オフィシャルサイト
- コンピュータシステムメーカー直販大手・デル株式会社の公式サイト。「デル・ダイレクト・モデル」に基づいたカスタムメイドの高性能・高品質の製品と、顧客データベースに基づいたきめ細かいサポートを展開しています。
デルはこれまで、ヴイエムウェアとの強いアライアンス関係により、「VMware Infrastructure」によるサーバ仮想化ソリューションを中心に提供してきた。しかし、仮想化ソフトウェアをVMware Infrastructureだけに絞り込む考えではなく、顧客企業のニーズに適した製品を提供するという。
「デルは、仮想化技術に最適なプラットフォームベンダーであるべきだと考えています。デルが仮想化プラットフォームを用意し、その上で稼働する仮想化ソフトウェアは、『Simplify IT』につながるものであれば、どのパートナーの製品も公平に取り扱います」(デル株式会社 ノース・アジア ソリューション&アライアンス マーケティング本部 ソリューション マーケティング マネージャー、大植吉浩氏)
とはいえ、現段階では製品の機能にはレベル差があり、すべての仮想化ソフトウェア製品を同列に扱うことはできない。2008年3月時点での印象として、池田氏は次のように各仮想化ソフトウェアを位置づけている。
「最終的にシステムを自動化することで、メンテナンスの負荷やコストを軽減することが目的ですが、その自動化を実現できる仮想化ソフトウェアは、現在のところVMware Infrastructureだけです。ですから、自動化を目指す仮想環境を構築する場合には、VMware Infrastructureをお勧めしています。一方でマイクロソフトのHyper-V、シトリックスのXenServerは、管理性の面からは自動化を実現するには未だ至っていませんが、たとえばデプロイメントまでのニーズのあるお客様ならばHyper-V、クライアントの仮想化を考える場合は強力なソリューションを持つシトリックス製品というように、仮想化ソフトウェア製品のポジショニングができると考えています」(池田氏)
もちろん、将来的には機能のレベル差の解消は進んでいくと考えられる。そのときの製品選択については、実際に導入する顧客の判断に委ねられるという。
「最終的に決めるのはお客様になりますが、仮想化ソフトウェアのベンダー間にも競争があるでしょうから、多少なりとも機能差が出てくるだろうと予想しています。仮想化ソフトウェア製品のポジショニングについては、その時点でマッピングし直せばよいと考えています」(池田氏)