企業向けウイルス対策の定番が大幅アップデート ウイルスバスター Corp.10の新機能をチェック!

クラウドセキュリティ サービス「Trend Micro Smart Protection Network」に対応

 SPNは、最新の脅威に対してインターネット上にあるトレンドマイクロのサーバ上で対策を行う。このため、常にローカルにパターンファイルをダウンロードする必要がなく、企業のストレージやネットワーク帯域を大幅に節約できる。また最新の評価を参照するため、SQLインジェクションによって正規のサイトが改ざんされた場合でも、それを検知しアクセスをブロック、不正プログラムの侵入を食い止めることが可能となる。

 スマートスキャンを利用するには、「スマートスキャンサーバ」を構築する必要がある。これには独立したサーバを構築する「スタンドアロンスマートスキャンサーバ」と、ウイルスバスター Corp.サーバに同居させる「統合スマートスキャンサーバ」の2種類の方法が用意されている。企業のインフラに応じた柔軟な構成が可能となっている。

 ウイルスバスター Corp.10に搭載されるスマートスキャンでは、必要最小限のパターンファイルだけをクライアントPC/サーバに配信し、必要に応じてクラウド上のパターンファイルを参照する。クラウド上のパターンファイルは最新の脅威に対応できるようにトレンドマイクロが管理を行うため、クライアントPC/サーバのパターンファイルを頻繁に更新しなくてもセキュリティを維持できる。さらに、スマートスキャンの独自のアーキテクチャにより、従来のパターンファイルによるソリューションと比較してクライアントPC/サーバのメモリ使用量を長期的に低く抑えることができる。

Traffic Pattern Comparison – Total Traffic (KB) データ:トレンドマイクロ調べ
注:実際のネットワークトラフィック量は、環境によって変わります。


長期的にネットワーク/システム負荷をコントロール
データ:トレンドマイクロ調べ

 設定項目の拡張によって、企業のセキュリティポリシーに合わせた柔軟な設定が可能になっている。

 また、USBメモリ接続時のファイルの自動実行を抑止するほか、ユーザごとにUSBメモリの書き込み/読み出しのそれぞれについて可否を設定できるなど、柔軟な利用権限の設定が可能となった。企業内のデバイス利用ポリシーをウイルスバスター Corp.10で一元管理することにより、USBデバイスなどのリムーバブルメディアを悪用した不正プログラムへの対策、および企業内セキュリティポリシーの運用工数の削減が実現できる。

 3つ目は、Windows Server 2008の正式サポートだ。最新の環境に対応することで、企業のシステムをスムースにアップグレードできる。さらに、マルチプラットフォーム対応については、2009年第4四半期(10月〜12月)に、次世代OSとなるWindows7およびWindows Server 2008 R2に対応,および、Mac OSへの対応を実現するプラグイン製品の提供を予定している。総合セキュリティ・プラットフォームとして、プラグインにより企業のニーズに応じた機能拡張が可能となるわけだ。

多機能な侵入防御ファイアウォール 1.1 をプラグインで提供

 ウイルスバスター Corp.10では、バージョン8から採用されたプラグインアーキテクチャも継承されている。プラグインにより、さまざまな機能を手軽に追加できるだけでなく、プラグインで追加された機能についても集中一元管理が可能なため、メリットが大きい。ウイルスバスター Corp用のプラグインは、第1弾としてスマートフォン対策が提供されており、今春には第2弾として「侵入防御ファイアウォール」が提供された。

 侵入防御ファイアウォールは、IDSおよびIPS機能に特化したデスクトップクライアント用製品。強化されたステートフルインスペクションファイアウォールに加え、「スマートフィルタ」「脆弱性フィルタ」「エクスプロイトフィルタ」の3つのフィルタが搭載されており、また「仮想パッチ」によって既知の脆弱性だけでなく新種、亜種の脆弱性にも対応する。さらに、クライアントPCに「推奨設定」を適用することで、個々のPCにインストールされているOSやソフトウェアの状況を把握し、必要と思われるパッチを自動的に適用することが可能だ。

 個々のPCに対するアプリケーションコントロールも可能で、例えばIMを利用する場合、メッセージのやり取りは許可してもファイルやURLの転送のみを禁止したり、インターネットへアップロードするファイルのサイズやファイルタイプを制限するといったことが可能になる。NICによる制限も可能なため、外出先でのセキュリティ対策に活用できる。これらの操作は、ウイルスバスター Corp.10の管理画面から一元的に行うことができるため、運用や管理の手間を大幅に削減できる。豊富なレポート出力機能も魅力のひとつだ。

 侵入防御ファイアウオールは海外において1万台規模のクライアントPCを持つ大規模企業への導入実績があるほか、特に同様の機能を持つ他社製品と比較して、クライアントPCのメモリ使用量が非常に低く抑えられており、PCの処理能力に影響を与えないことが評価されている。国際的に認められている技術認定である「NSS Labs PCI」に認定されていることもポイントだ。なお、マルチプラットフォーム対応として、より多くのお客様の保護を目的に、Mac OSへの対応も予定されている。

http://japan.zdnet.com/extra/trendmicro_200908/story/0,3800099945,20398137,00.htm
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