セキュリティとコスト削減。相反する要素を兼ね備えたビジネスPCを選ぼう【前編】

高性能、省電力が更に進化、最新のインテル® Core™ vPro™プロセッサー

 8100 EliteはPCの性能を決定づけるCPUに、インテルの最新アーキテクチャを搭載しており、トップエンド向けにインテル® Core™ i7 vPro™ プロセッサー、メインストリーム向けにインテル® Core™ i5 vPro™ プロセッサー、エントリークラス向けにはインテル® Core™ i3 プロセッサーの3タイプをラインアップしている。従来以上に高密度なトランジスター実装を実現した最新テクノロジーにより製造され、これまでよりも小型、高性能で、省電力性能も高いアーキテクチャだ。


HP ProtectToolsをバンドルしているハイパフォーマンスビジネスデスクトップPC
HP Compaq 8100 Elite シリーズ

 高性能と省電力を実現する鍵は更にある。CPUにメモリコントローラーを統合しているため、従来、CPUとメモリ間を結んでいたデータ伝送ルートの物理的ボトルネックの解消に成功している。このため、大容量メモリを積んでも、常にそのパフォーマンスはフルに発揮される。これはアプリケーションの起動時や重いファイルを開く時などに、体感速度の向上として実感できるだろう。

 さらにインテル® Core™ i5-600 vPro™ プロセッサー ・シリーズ、インテル® Core™ i3 プロセッサーではグラフィックコントローラーもCPUに内蔵しており、これまでのオンボードグラフィックスより描画や動画再生の応答性が大きく改善していることも見逃せない。

 また、要求の厳しいアプリケーションで処理速度を上げ、作業負荷に合わせてパフォーマンスを加速、それ以外では消費電力を抑制するインテル® ターボ・ブースト・テクノロジー(注2)などの 最新技術が、賢く、パフォーマンスと電力効率を上げている。

注2:インテル® ターボ・ブースト・テクノロジーは、インテル® Core™ i7 vPro™ プロセッサーとインテル® Core™ i5 vPro™ プロセッサーに搭載された機能。

 筐体ボディも拡張性に優れたミニタワータイプとスペースユーティリティに優れた省スペースタイプの2種類から、設置場所に合わせて選択できる。

 つまり、8100 Eliteを選べば、ハイエンドなスペックと同時に、導入コスト以外の追加コストなしで高度なセキュリティも獲得できるというわけだ。

 ここからは、HP ProtectToolsを詳しく見ていこう。全体の特長として、管理コンソールとユーザー画面がはっきり区別されている点がポイントとして挙げられる。セキュリティ設定を変更するための管理コンソールは、管理者権限がなければアクセスできないため、一般ユーザーが勝手にセキュリティ設定を変更できないようになっている。一方で、パスワード管理などユーザーが行うべき操作はユーザー画面に集約されており、こちらはユーザー自身で利用できるようになっている。

暗号化、持ち出し制御でPC内のデータを漏洩から保護

 HP ProtectToolsではPCに保存された情報の保護、持ち出しの制御などを行い、情報漏洩を防ぐ機能も豊富に用意されている。そのひとつが、ユーザーが不用意にデータを持ち出すことを防ぐ「Device Access Manager」だ。USBメディアや光学式ドライブの利用を制限できる機能で、ユーザー、グループごとにアクセス権限を設定できるので、管理者のみ利用可能にすることもできる。光学式ドライブに関しては読み込みと書き込みを個別に設定できるため、読み込みのみ許可し、書き込ませないという設定も可能だ。Device Access Managerで利用制限されたデバイスは、CD書き込みソフトのようなサードパーティアプリからももちろん利用できない。

「Device Access Manager」では、管理者がUSBメディアや光学式ドライブの利用を制限できる。

 HDDをパーティション単位で暗号化する「Drive Encryption」といった機能も用意される。Windowsパスワード、指紋、スマートカードのいずれかを認証できない限り、ドライブ内のデータにアクセスすることはできない。

ハードディスクをドライブごと暗号化する「Drive Encryption」。

 内蔵セキュリティチップを使ってセキュリティ強度を高める「Embedded Security」をDrive Encryptionに組み合わせれば、さらに高い安全性を確保できる。ドライブ内のデータを暗号化する際、復号化するための鍵もドライブ内のどこかに書き込まれるのが普通だ。Embedded Securityを設定すると、その鍵をドライブではなく内蔵されたセキュリティチップに書き込み、ドライブとは別に管理される。ドライブのみを抜き出して暗号解析されることを防止できる。

ファイル単位での暗号化も「Embedded Security」で右クリックメニューから簡単に行える。

 「File Sanitizer」を有効にすれば、HDDから削除済みのデータを復旧されることさえ防いでくれる。HDDからデータを削除してもデータ復旧ソフトを使えば読み出せるようになるというのは、今では多くのPCユーザーが知っている手法だが、File SanitizerはHDDの該当個所をランダムなデータで上書きすることでデータ復旧を不可能にする。いわば、PC上のデータを確実に消去するためのシュレッダーだ。

 このように、PCにバンドルされているセキュリティーツール群に加え、8100 Eliteならインテル® vPro™ テクノロジーにも対応している。このテクノロジーがあれば、社内のITシステムを整備することで、OS が応答しない場合でも、ウイルスに感染した PC の構成、診断、隔離、修復をリモートで実行できるなど、IT部門の管理コストを軽減しながらセキュリティー強化を図ることもできる。中小企業はもちろん、ITシステムの一元管理を強化する大企業にも最適な導入が実現できそうだ 。

https://japan.zdnet.com/extra/hp_ptd_201007/story/0,3800106909,20415325,00.htm
セキュリティとコスト削減。相反する要素を兼ね備えたビジネスPCを選ぼう【前編】
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