ネットブック

用語の解説

ネットブックとは

(Netbook)
ネットブックとは、ノートPCの分類のうち、もっぱらインターネット関連のサービスを利用するために特化された、小型、シンプル、低価格なノートPCの総称である。
ネットブックは、Webブラウザを用いたWebサイトの閲覧や、電子メール、その他基本的なアプリケーションの利用といった比較的簡単なPC利用のために特化された端末であるといえる。 大まかな共通点として、インターネットが充分に利用できる最低限のスペックを持ち、キーボードや、OSにはWindowsといったPCとして利用できる最低限のインターフェースを備えている。 多くの場合、インターネットに関連性の高い無線LANやWebカメラなどを搭載しているが、それ以外の付加価値的な機能や性能は削ぎ落とされている。 これによって市場価格10万円を下回る価格での提供を実現している。 ネットブックのコンセプトは、2008年3月、IntelがモバイルPC向けのマイクロプロセッサ「Intel Atom」を発表した際に初めて登場したといわれている。 Intel Atomは、モバイルPCに特化した独自のアーキテクチャを持つマイクロプロセッサで、省サイズ、省電力であることを特徴とする。 ネットブックでは、Intel Atomを搭載していることが半ば前提とされている。 2008年10月に東芝が発表したネットブック「NB100」 ネットブックに分類される代表的な製品として、ASUSTeK Computerが199ドルPCとして発表した「Eee PC」を挙げることができる。 2008年10月現在、主なメーカーとしてはASUSTeK ComputerやAcerといった新興・中堅企業が市場の主な位置を占めているが、Hewlett-PackardやDELLなどの大手メーカーもネットブックの市場に参入し始めている。 また、国内メーカーでは、東芝がネットブック「NB100」の発表によって市場参入の先陣を切っている。 ネットブックが、PCのカテゴリーとしての認知を広めた後、ネットブックと同様のコンセプトを持ったデスクトップPCも登場した。 こちらはネットブックにちなんで、ネットトップ(Nettop)と呼ばれている。

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