ITコスト削減を最大目標に重複排除と仮想化対応で機能拡充-- 企業の今、そして将来を支えるのは「CA ARCserve Backup r12.5」
コスト削減の要請に応えたCA ARCserve Backup r12.5

では、具体的にどう応えているのか。ここでは大きく3つのポイントから説明したい。
CA ARCserve Backup r12.5の特長的な新機能にデータ デデュプリケーション(重複排除)がある。これが第1のポイントだ。
データ デデュプリケーションは、1つのファイル内のデータをより細かいチャンク(塊)という単位にまで細分化し、重複しているチャンクを排除してバックアップする機能。既存の差分/増分バックアップ機能は変更のある“ファイル”を保存していたため、1つのファイル内で一文だけ変更した場合でもファイルをまるごと保存していた。一方、データ デデュプリケーションは、重複したデータをチャンクレベルで認識するため、変更の無い多くのチャンクの二重保存を抑止する。これにより、バックアップサーバのディスクやストレージでのデータ保存量を削減でき、ハードウェアを有効活用できるため、ハードウェアの追加投資抑制や消費電力の減少などコスト削減に直結する。
また、重複しないということは、毎回フルバックアップを行っても、バックアップサーバのディスクやストレージの中は無駄のない構成を保つということである。今井氏は語る。
「運用要件にもよりますが、これまでのようにフルバックアップを取った後に差分/増分バックアップを取るといったジョブローテーションを考えず、その代替として利用することもできます。さらにこのことは、万一障害が発生した場合も、フルバックアップデータを1回リストアするだけでいいということを意味します。運用手順を大きく簡素化し早期に元の状態に復旧できるという点でも、この機能の利用効果は大きいといえます。」
そして、これが一番の長所なのだが、データ デデュプリケーションは標準機能なのである。ハードウェアや専用ソフトウェアでこれを実現しようとすると数百万円単位の追加コストがかかる場合もあるが、CA ARCserve Backup r12.5であれば、既存の環境にまったく変更を加えることなく、手軽に高レベルの重複排除による効果を享受できるのだ。
コスト削減という観点では、今日、ITリソースの最適化を図るため、仮想環境の導入に大きな注目が集まっている。この潮流に即応すべく、CA ARCserve Backupでは、3世代前のバージョンからすでに仮想環境のバックアップ/リカバリに対応し、さらに r12.5では仮想環境へのサポートをより一層進化させている。これが第2のポイントである。
仮想環境のための専用エージェントAgent for Virtual Machinesを新たに開発、仮想環境の保護を行うための考え方、手順を統一したのだ。これにより、VMwareおよびHyper-Vという二大仮想化技術が混在する環境であっても、同じ操作手順でバックアップ/リカバリ作業を行えるようになった。導入検討の際も、従来なら「VMwareの場合は…」「Hyper-Vの場合は…」と考え分ける必要があったが、これからは「仮想環境なら、Agent for Virtual Machines」とシンプルに考えればよいのである。
また、r12.5の仮想環境サポートでは、ファイル単位でデータをリストアする場合に適したファイルモード、仮想マシンをOSごとリストアする場合に適したrawモード、そしてフルバックアップの際はrawモード、差分/増分バックアップのときにはファイルモードと2つを組み合わせて使える混在モードなど、要件に合わせたバックアップが可能になった。さらに、rawモードのデータからファイルレベルで簡単にリストアできる1ステップリストア機能も実現した。
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