【第4回】
デルPowerEdgeサーバに最適な運用管理ソリューション
「Microsoft System Center」でIT環境の“徹底シンプル化”を目指す（後編）

効率的なクライアント管理を実現

　企業システムの管理というと、どうしてもサーバの管理にばかり、目が行きがちだ。だが、企業システムの管理で、最も難しいのは実はクライアントPCの管理である。今やどのような企業でも、オフィスワーカーには1人1台以上のPC環境が当たり前。システム管理者はわずかな人数で、大企業なら何千〜何万、中小企業でも何十〜何百ものクライアントPCの面倒を見ているのである。

　そのため、当然のことながら、すべてのクライアントPCに目が行きとどかず、結果的にクライアントPCからの情報流出事故などが起こる。内部統制やセキュリティへの関心の高まりから、多くの企業がクライアント管理に取り組み始めているものの、一筋縄ではいかないのが実状なのだ。

　こうしたクライアント管理の課題に対応するために、「OptiPlex」「Vostro」などのクライアントPCを企業に提供するデルが推奨しているのが、マイクロソフトの「System Center Configuration Manager 2007（以下、SCCM 2007）」の活用である。

　このソフトウェアには、クライアント構成管理とソフトウェア展開を実現するための豊富な機能が搭載されており、デルのクライアントPCに用意されているハードウェア管理機能と高度に連携して、クライアントPCを包括的に管理することができる。

SCCM 2007 2007のコンセプト

SCCM 2007によって、サーバ、クライアント等の管理が、単一のコンソールから可能になる
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SCCM 2007が、クライアントのハードウェアやソフトウェアの構成情報を収集。多角的なレポート機能によってIT資産の構成管理を実現する。
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