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SCCM 2007によるクライアント管理で要となる機能が、ハードウェアおよびソフトウェアのインベントリだ。これは、管理対象のクライアントPCのプロセッサ、メモリ、OS、サービス、およびインストールされているソフトウェア情報を定期的に収集するものである。収集した情報は、SCCM 2007に用意されているレポート機能を利用して、多角的に活用することが可能だ。
このインベントリ、レポートを拡張すれば、企業のIT資産管理に必要な要素を補完できる。この拡張機能が資産インテリジェンス機能と呼ばれるものだ。これについて、デル株式会社のソリューション・サービス本部 インフラストラクチャ・コンサルティング・サービス コンサルティング第2部で、テクニカル・コンサルタントを勤める金野氏は次のように説明する。
「資産インテリジェンス機能は、ハードウェアやソフトウェアのインベントリの機能を拡張し、資産管理に利用するという機能です。例えば、特定の期間に行なわれたハードウェアの変更履歴やインストールされたソフトウェアのライセンス利用状況など、効果的なクライアント管理、分析に必要な情報を収集します。資産管理のレポートは、たとえばシステム管理者がデータ分析しやすいようにCSVファイルでエクスポートしたり、セキュリティ管理者が安全性を確認できるようにグラフで表示したり、経営者が資産状況を容易に把握するためにWebページに表示したりといった多彩なレポーティング機能を備えています。」
また、SCCM 2007によるクライアント管理は、デルでも実際に使われているという。
「デルでは、全世界にある10万台を超えるサーバコンピュータ、およびクライアントPCをSCCM 2007の前バージョンであるSystem Management Server 2003を使って管理しています。これは、マイクロソフトの導入事例としても公開されています」(同部 シニアテクニカルコンサルタント 菅原光一氏)
SCCM 2007は、クライアント構成管理を実現する、統合管理製品である。
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