シンプルな検索から業務アプリに組み込んだ高度な検索まで実現　〜ATOKで培った日本語処理技術を生かしたESP「ConceptBase Enterprise Search」〜

誕生から10年――
3300社以上の導入実績を持つConceptBase

　製品発表からすでに10年以上が経つConceptBaseは、累積で3300社以上に導入され、約220万ユーザーに利用されている実績を持つESPだ。すでに、さまざまな業種・業態の、多様な局面で、活用されている。

構造を利用したコンテンツ処理の例。文書の構造をもとに、検索の範囲などを絞り込むことができるほか、XML技術の活用により文章の中身も構造化して取り込むことが可能。
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　ConceptBaseの最大の特長は、多彩な検索処理をひとつのインデックスで実現できるハイブリッド検索エンジンの搭載している点。このハイブリッド検索エンジンは、全文検索や概念検索、文字列一致検索、数値検索、文書属性検索など、一般的な検索エンジンの機能を搭載していることはもちろん、構造検索および構造類似検索の2つの機能を搭載している。

　一般的な検索手法と文書内の構造を指定して検索できる構造検索や、文書内の構造が似ている情報を検索できる構造類似検索などを組み合わせることで、高度な検索環境を実現することも可能。松田氏は、「構造検索および構造類似検索は、ConceptBaseオリジナルの機能であり、他社製品との最大の差別化ポイントにもなっています」と話す。

　また、1システムあたり1TB、1000万文書の大容量検索に対応できるほか、スケールアウトにもスケールアップにも対応可能なスケーラビリティなど、エンタープライズ規模の検索環境に不可欠な機能も搭載されている。

“表記ゆれ”など日本語特有の問題にも対応

ATOKや一太郎で培われた日本語処理の技術が最大限に発揮されているのもConceptBaseの特長だ。
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　さらに同社がATOKや一太郎の開発で長年取り組んできた日本語処理技術のノウハウを最大限に活用した高い検索精度を実現。たとえば、「売り上げ／売上／売上げ」「タンパク質／蛋白質／たんぱく質」「コンピュータ／コンピューター」のような“表記ゆれ”をはじめ、「動く／動け／動かす」などの活用語尾変化、「着色しない／無着色」「食べられなくはない／食べられる」のような否定表現と肯定表現の区別などを判断しながら情報を検索できる。

　そのほか、従来夜間バッチ処理で作らなければならなかった検索インデックスをリアルタイムに作成できるリアルタイム・インデキシング機能もポイントのひとつ。Java APIライブラリにより構成されたSDKを活用したカスタマイズにより、業務に最適な検索ソリューションを短期間で容易に開発することが可能になる。