シンプルな検索から業務アプリに組み込んだ高度な検索まで実現 〜ATOKで培った日本語処理技術を生かしたESP「ConceptBase Enterprise Search」〜
シンプルな検索から高度な検索まで――
ユーザー会も活発に活動
すでに10年の実績を持つConceptBaseでは、7年前にユーザー会が設立されている。現在、4つの研究会に約200社、300名程度の会員が参加している。ひとつの研究会に10社〜20社程度が必ず参加し、検索エンジンやコンテンツをいかに業務に活用していくかが議論されているのだ。
松田氏は、「ユーザー会でいつも耳にするのが、キーワード検索では必要な情報が見つからないというメッセージです。これまでさまざまな検索ツールに合わせて業務を行ってきましたが限界にきているといいます。原因は、コンテンツは増大し、システム環境は複雑になっているのにキーワード検索の技術はこの10年間ほとんど進化していないためです」と話す。
ストレージの低価格化によりデータを削除しなくても良くなってきたことやネットワークの普及拡大によるメール情報の増大、コンプライアンス対応のためにデータの保管義務ができたことなどが検索技術に求められる要件を複雑にしており、これらがESPに期待が集まっている理由のひとつでもある。また、企業内の情報資産を的確に検索するための象徴的な機能のひとつとして、「ランキングコントロール」が挙げられる。ユーザーの「見たい情報」と、管理者の「見せたい情報」を最適化することができるのである。
ピンポイントの検索から高度な構築まで可能な柔軟性
ConceptBaseの2008年6月末に発売された最新バージョンでは、すでに10社が導入に向けた検証を行っているという。2009年3月末には40〜50社程度がConceptBaseの導入を予定しているとのこと。
「新たにConceptBaseを導入する企業の多くは、検索エンジンとしてまずシンプルに導入する計画です。一方、すでに導入している企業は業務システムに組み込んで、ピンポイントな情報の検索や、高度な仕組みの構築を計画しています。ユーザー企業の状況に合わせた最適な使い方を提案しているのです」(松田氏)
企業が抱える検索の課題を実績のある日本語処理技術に基づき最適に解決できる仕組みを利用できるのがConceptBaseの選ばれている理由といえるだろう。ジャストシステムではセミナーも開催しているので、まずは気軽に参加してみるのもよいだろう。
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