ZDNet Japan Green Enterprise

全国どこからでも電話かウェブで申し込みできる

　日本IBMがグリーンIT化診断を開始したのは、2008年4月。販売店が自社の顧客に対するサービスとして利用するケースが多いが、新聞広告やウェブページを見て直接申し込むユーザー企業も少なくない。約半年で120社以上にグリーンIT化診断を提供したという。その窓口が平嶋氏の率いる部署なのである。

　「私たちは、電話とウェブで営業活動するIBMの新しいビジネスモデルとして活動している部署で、日本全国を担当しています。グリーンIT化診断は、こちらから販売店様のほうに紹介し、販売店様がお客様に提案する形になります。販売店様から情報が届いたら、それを24時間以内に診断レポートにまとめてお返しします。お客様によっては、診断レポートを稟議書の資料として活用するケースもあるようです」（平嶋氏）

　このグリーンIT化診断の大きな特長と言えるのが、無料であるという点だ。

　「グリーンITに関しては、日本IBMでも有償のコンサルティングを提供していますが、このサービスは『グリーンITとはどんなもの』という“つかみ”をお客様に分かっていただくことを目的として、あえて無料で提供しています。まずはグリーンITに取り組むことが、企業経営のメリットとしてしっかり跳ね返って来ることを実感していただければと思います」（平嶋氏）

　グリーンIT化診断を行った後に、実際にシステムを移行したというケースも多く、平嶋氏によると2〜3割になるとのことだ。IT管理者にとっては、上司や経営者にサーバ設備費用の削減を見通せる意味で、効果的なのである。

　「グリーンIT化診断は、販売店様にとってお手軽であり、実際に購入するお客様にとってはコスト削減などの検討していることや規模がちょうど合うのだと思います。サーバ数台のために1カ月以上をかけてコンサルティングを受ける必要はありません。そんなことをしている間に、お客様が考えるビジネスモデルを実現するのが遅れるだけです。多くのお客様は検討時間も購入から導入までの時間も非常に短期間です。グリーンIT化診断は、それに合致したサービスだと考えています」（平嶋氏）

　日本IBMが展開しているキャンペーン情報はこのページの右カラムをご参照いただきたい。これらのキャンペーンと、グリーンIT化診断を組み合わせることで、大きなコストメリットがえられることは確実だ。グリーンITが身近に感じられる本サービスをぜひ有効に活用してほしい。中小企業の経営者が、「うちはBladeCenterを導入して地球環境に貢献している」と胸を張れるのは、社会貢献や従業員の意識向上にも役立つだろう。まずは無料診断を試してみることを勧めたい。その電話やウェブ申し込みが、子供たちに美しい環境を残すきっかけのひとつになるのだから。