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応答時間からトラブルの予兆を知る

レスポンス異常の測定と管理者への通知 レスポンス異常の測定と管理者への通知
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 JP1/PFMを使えば、OSや各種アプリケーションなどの稼働状況に加えて、ウェブサービスのレスポンス低下もすばやく検知できる。JP1/PFMでは、ウェブサービスの応答時間を定期的に測定して、あらかじめ決めた性能劣化の境界値(しきい値)を超えたときにアラーム発信やメール通知が可能だ。

 応答時間の遅延を発見したときには、その原因を見つけて対策を施す必要がある。JP1/PFMでは、マシンのCPU使用率やOSのメモリ使用量など、システムに関するさまざまな情報を監視できる。たとえば、商品購買サイトの応答時間が遅くなりアラームが発せられたときには、この監視情報を元に原因を究明。応答時間に関連しそうなCPU使用率やメモリ使用量などの変化も簡単にグラフ表示できる。また、表示したグラフ上の任意の時刻をクリックして、その時点での詳細情報を見ることも可能だ。ドリルダウンと呼ばれるこの機能によって、応答時間が遅延している原因をいち早く見つけ出し、トラブルの回避を実現するのである。

 さらに、応答時間、CPU使用率、メモリ使用量などのグラフを重ね合わせて表示すれば、それぞれの監視項目の相関関係がひと目で分かり、原因究明に大いに役立つ。

レポート機能によりシステムトラブルの原因を把握 レポート機能によりシステムトラブルの原因を把握
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OSやアプリケーションの稼働情報を取得する

 JP1/PFMによる監視は、専用のプログラム(エージェント)によって行われる。JP1/PFMでは、Windows、UNIX、LinuxといったOSに加えて、データベース、グループウェア、ウェブサーバなど一般的な業務で使用されているさまざまなアプリケーション向けのエージェントが用意されている。

 各エージェントには、膨大な数の監視項目が用意されており、さまざまな監視業務に柔軟に対応できる。監視時には、これらの項目から必要なものを選び、測定間隔やアラームのしきい値を、日中・夜間など利用状況に合わせて設定する。

 監視項目が膨大だと、設定が手間だと思われるかもしれないが、その心配も不要。JP1/PFMでは、これまで培ってきたノウハウを元にしたデフォルトの監視項目やしきい値を設定したテンプレートが用意されている。このテンプレートを利用すれば、導入直後からすぐに運用を開始できるのである。また、用途に応じて監視項目がグループ分けされているので、目的に合ったグループを選べば、関連する項目を簡単に見つけ出すこともできる。

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