栗原 潔氏が聞く!Flexible & Smartの新コンセプトでITリソースと業務運用の効率化を業務視点で支える「JP1 Version 9」徹底解説
仮想化を十分に活用するには運用管理が必須
栗原 潔氏
(株式会社 テックバイザージェイピー 代表取締役)
栗原氏 最近のIT業界における動向の中で、運用管理ツールの普及を推進するような要素としては何があるでしょうか。たとえば、仮想化テクノロジーはどうでしょうか。
石井氏 仮想化テクノロジーと運用管理ツールは切っても切れない関係です。特に仮想マシンと物理サーバの統合管理機能は、お客様にとってきわめて重要です。たとえば、管理対象の仮想マシンのCPU利用率がしきい値を越えて増大したとします。この原因は仮想マシンへのCPU資源の割り当てが不足していることかもしれませんし、仮想マシンが稼働している物理サーバの容量がそもそも不足していることかもしれません。
そのどちらであるかにより、取るべき対応は変わります。適切な判断のためには仮想レイヤーと物理レイヤーを一元管理でき、かつ、業務視点で監視できるようになっていることが重要です。JP1はまさにこの機能を提供してきました。これ以外にも障害発生時の障害の一次切り分けやバックアップ管理など、仮想マシンと物理サーバを統合管理できる機能が重要となる場面は数多くあります。
栗原氏 確かに、仮想化テクノロジーだけの採用では、ユーザーにとって管理すべき階層がひとつ増えるわけですから、かえって管理負荷が増大するリスクもありますね。
石井氏 その通りです。実際、“仮想化テクノロジーの採用”ということ自体が目的化してしまい、運用の効率性向上や資源の利用率向上という本来の目標が忘れられているケースがないとは言えませんでした。仮想化テクノロジーの価値を最大限に活用するためには、適切な運用管理ツールの存在が不可欠だと考えています。
新コンセプト Flexible & Smart
栗原氏 JP1の新バージョンであるJP1 Version 9では、この仮想/物理の統合管理機能も強化されているのですね。
石井氏 今回のバージョンアップの特徴をひとことで言うとFlexible & Smartということになります。つまり、今まで以上に柔軟で、効率のよい管理機能を提供するという点に主眼がおかれています。そして、その一環として今、申し上げた仮想マシンと物理サーバの統合管理もさらに強化されています。
栗原氏 具体的にはどのような機能が提供されているのでしょうか。
石井氏 今回のバージョンアップにより、仮想マシンと物理サーバの対応情報を自動的に収集・管理できるようになりました。従来は、この情報を都度設定する必要があり、環境の変化に合わせて保守していく必要がありました。お客様の環境が複雑化し、変化のスピードも速くなる中で、この保守負担を削減することが重要だったのです。今回の自動化により、JP1が提供する運用効率化のメリットをさらに強化できると考えています。
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