企業を取り巻く情報セキュリティへの対応状況。ログ管理はもはや重要な経営課題のひとつである。
ひとくちにログ管理とはいっても課題は多い。これらの課題を適切に解決する必要がある。
日立電子サービス株式会社 プラットフォームインテグレーション事業部 セキュリティシステム部 プロフェッショナルエンジニア 山下 博史氏 |
改善はログ収集から。しかしそのログの管理が問題だ以前は「セキュリティ対策」といえば、ファイアウォールやウイルス対策、侵入検知など、外部からの攻撃を防ぐための仕組みを導入すれば十分だった。しかし、度重なる個人情報漏えい事件や2005年4月に全面施行された個人情報保護法、そして2008年4月よりスタートした日本版SOX法などにより、コンプライアンスや内部統制のためのセキュリティ対策の重要性がより一層注目されるようになってきた。 その取り組みのひとつであるITの内部統制を実現するには、システムから発生するログを収集して分析し、問題箇所を改善するPDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルをいかに効率的かつ効果的に運用していくかがポイントになる。しかし、企業システムを構成するネットワーク機器や各種サーバ、データベース、アプリケーションなどからは、膨大なログが発生しており、このログをいかに管理するかは大きな課題のひとつだった。 日立電子サービスが提供する統合セキュリティログ管理ソリューション日立電子サービス株式会社のプラットフォームインテグレーション事業部 セキュリティシステム部 プロフェッショナルエンジニア 山下博史氏は、「ログ管理は、ログを蓄積するだけでなく定常的にモニタリングすることが必要です。しかし日々、膨大に発生するログの分析は、すでに手作業でできる状況ではなく、そのため“蓄積するだけであったり、事後分析する”という企業が多いのが実情です」と話す。
そこで有効になるのが、日立電子サービスが提供する統合セキュリティログ管理ソリューション「SecureEagle/SIM」と、それを含む「トータルセキュリティマネジメント」サービスだ。 |
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しかし、経済産業省が発行している「システム管理基準 追補版(財務報告に係るIT統制ガイダンス)」では、「企業が通常の運用の範囲を超えたアクセスや違反行為に対して、文書化して担当者に通知して、モニタリングすることで対応する」という方針で分かるとおり、ログのモニタリングが求められている。また、実際の内部統制監査でも指摘項目になっている事例もある。しかし、こうした仕組みを独自に構築するためには、多くの時間と投資、高度技術者が必要であり、あまり現実的ではない。 
【統合セキュリティログ管理ソリューション】



トータルセキュリティマネジメントは、情報漏洩等セキュリティインシデントの発生に至る問題点を洗い出し、必要となるサービスを連携させ、ワンストップで、企業が要求するセキュリティレベルを実現する。これを可能にしているのは、映像集中管理、入退室管理などを統合する物理セキュリティマネジメントシステム「Webvisor」や、ログの統合管理を行う「SecureEagle/SIM」などのソリューションであり、映像情報や入退室情報、セキュリティインシデント情報などを組み合わせた運用支援によって企業のあらゆる脅威に対応することが可能になる。
「もちろん必要なサービスや製品だけを導入することも可能ですが、セキュリティ脅威の多様化/複雑化、内部統制への対応など企業を取り巻く環境の変化によって、ピンポイントの対策ではセキュリティレベルの維持や、コンプライアンスへの対応が困難になってきています。そのため、今後は企業全体のセキュリティをトータルでサポートすることが求められます。当社ではITシステムの企画・設計・導入から運用・保守を組み合わせたセキュリティ対策など柔軟な対応が可能です」(串田氏)